DL4位からセイコーGGP陸上連覇! 自信得るも北口榛花は「投げたいのは60mではない」
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北口榛花 (C)スエイシナオヨシ
女王・北口榛花が国立競技場で一発回答をして見せた。『世界陸上』イヤーの今シーズン初戦、5月3日『ダイヤモンドリーグ(DL) 第2戦』中国・紹興大会で北口はまっすぐ飛ばないやりに悪戦苦闘し、60m88の4位という不本意な結果に終わった。そんな中迎えた今季2戦目となる『セイコーゴールデングランプリ陸上2025』。5月18日・国立で北口は中国・紹興での課題を解消したのだった。
軽やかで力強い助走からしなやかに腕を振った北口の1投目は61m41、いきなり今季最長をマークすると、スタンドの観客に拍手を求めた5投目では64m16まで記録を伸ばして大会連覇。最終6投目も61m37と全6回のうち半分の3回で60mを超える投てきを揃えたのだった。
北口は次のように手応えと課題を口にした。
「内容的にはバラツキがあって。やりがまっすぐに飛ばないのが課題の中、練習でいい感じの投てきが1本あり、本番はもっと飛ぶかなと思ったが、試合になるとなかなかうまくはいかなかった。なかなかうまくいかない中64mを投げられたので、そこは自信になった。64mを出せたが、まだピタッとした感じではなかったけど、ちょっとホッとした。1投目はゆったりめを意識し、歩幅と重心を合わせるためにいろいろやってみた。助走はそんなに悪くなかったが、クロスに入った時の進みがよくないのが課題。自分が投げたいのは60mではないので」
北口は理想とする投てきを試合の中で見つけていきたいと続けた。
「間違いなく投げられるエネルギーはあるが、やりに伝わらないのがもどかしい。今日は試合の中で修正していく自分らしさは出せたので、また試合を重ねていく中で自分らしい投てきを見つけられればいい。これから連戦なので、しばらくは試合を重ねてパワーとテクニックを上げていければ」
『DL』を転戦しながら見据えるのは、もちろん『東京2025世界陸上競技選手権大会』である。
「ほかの選手たちが飛ばしているので、あと4か月準備していい状態で『世界陸上』を迎えられるようがんばりたい。チケットも売れているとのことなので、より楽しみに待っている。『日本選手権』もあるので、観に来る方も予行練習になると思うので、観に来てもらえれば」
北口は昨夜のうちに拠点のチェコへ出発。5月25日(日)の『DL第4戦』モロッコ・ラバト大会に備える。7月4日(金)~8日(日)・国立競技場での『第109回日本陸上競技選手権大会兼東京2025世界陸上 日本代表選手選考競技会』を間に挟みながら『DL』を転戦し、9月13日(土)~21日(日)・国立での『東京2025世界陸上競技選手権大会』に向かう。『東京2025世界陸上』『日本選手権』のチケットは発売中。
東京2025世界陸上競技選手権大会のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2453080&utm_source=pia&utm_medium=media1&utm_campaign=20250519
公式チケットインフォメーションサイト
https://tokyo25-lp.pia.jp/?utm_source=pia&utm_medium=media1&utm_campaign=20250519
第109回日本陸上競技選手権大会兼東京2025世界陸上 日本代表選手選考競技会のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2558644