ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《MAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗 feat. 道頓堀ダイバーズ》 ディビジョンの絆と信頼が試される物語――「ヒプステ」最新作東京公演レポート
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(C)『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage製作委員会
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すべて見る『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《MAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗 feat. 道頓堀ダイバーズ》の東京公演が4月の大阪公演に続いて5月1日から11日まで品川プリンスホテル ステラボールにて行われた。
ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”、オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”、そして舞台オリジナルキャラクターである“道頓堀ダイバーズ”を迎え展開する本作。
また、事前に舞台オリジナルキャラクターとして、EXILE、FANTASTICSの世界が演じる寶井 灯依⾥(タカライ ヒヨリ)が登場することが発表されていたが、物語が進む中で、寶井はかつて、ドラッグによって命を落とした銃兎(YUKI)の先輩の兄であり、美容師として働く男性であることが明かされる。銃兎はいまでも亡き先輩の命日には花を持って寶井の元を訪れているが、そんな中で、ヨコハマで再びドラッグによる事件が起こり、左馬刻(植原卓也)、銃兎、理鶯(益永拓弥)は真相を解明すべく動き出す。




一方、“道頓堀ダイバーズ”のハル(星野勇太)とヒロリン(北乃颯希)が、オーディションのためにヨコハマを訪れたまま行方不明になり、簓(北出流星)と盧笙(飯田寅義)はハルとヒロリンを探しにヨコハマへ。彼らもまたドラッグにまつわる事件に巻き込まれていくが、その過程で、ここ最近、連絡が取れなくなっていた零(喜史川大私)もまたこの事件に関わっているという疑惑が…。さらに、事件を追う一行の前に灰崎魔斗と名乗る謎めいた男が現れる。
2024年春の<-New Encounter->に始まり、10月の<-Grateful Cypher->を経て、本作で描かれるのは、それぞれのディビジョンのさらなる絆の深まり。中王区のクーデター失敗後、姿を消した零の身を案じる簓と盧笙だったが、ドラッグにまつわる事件を追う中で、自分たちが零について、大切なことは何も知らないという事実に直面する。仲間として「零を信じたい」という思う一方で、踏み込むことへの不安に葛藤する。そして零もまた、過去を引きずり、孤独を抱えていた。試されるディビジョンの絆――彼らは一歩を踏み出すことができるのか?



“どついたれ本舗”の3人と同様に“MAD TRIGGER CREW”の3名、そして“道頓堀ダイバーズ”のハルとヒロリンも、この事件を通してそれぞれに仲間への思い、チームとしての絆を強めていくことになる。ちなみに劇中、ふとした行き違いやとある事情から、左馬刻と銃兎、銃兎と理鶯が拳を交わすシーン、さらにはディビジョンの枠を超えたタッグもあり、こちらも見どころとなっている。



ドラッグをばらまき、世界を破壊しようとする謎に満ちた敵・灰崎魔斗も圧倒的な存在感を放っている。炎があがる街で破壊衝動を爆発させるさまは怖さと狂気をはらんでいた。
5月1日より配信がスタートした「ケリツケルSkill」もそれぞれのキャラクターの信念や覚悟が詰まったリリックとなっている。もちろんヒプステを愛するみなさんは要チェック!
取材・文/黒豆直樹
舞台写真:(C)『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage製作委員会
ヒプステが贈る新たなステージ
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Mix Tape1 Revenge》
日程:2025年7月11日(金)〜27日(日)
会場:品川プリンスホテル ステラボール
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/hypnosismic-stage-mixtape1re/
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