リー・マーヴィン主演、ジョン・ブアマン監督『殺しの分け前/ポイント・ブランク』“超・巨大顔面”ポスター&本予告篇が公開
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『殺しの分け前/ポイント・ブランク』“超・巨大顔面”ポスタービジュアル (C)2025WBEI
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すべて見るリー・マーヴィン主演、ジョン・ブアマン監督による映画『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(1967)が、6月13日(金) よりシネマート新宿ほかで全国公開される。このたび、マーヴィンの“超・巨大顔面”ポスタービジュアルと本予告篇が公開された。
本作は、フィルムノワールの定番ともいうべき裏切りと復讐のドラマを、ヌーベルバーグの型破りな手法とアメリカ西海岸発祥のサイケデリックカルチャーを交えて描いたハードボイルドアクション。ウォーカー(マーヴィン)は、親友リース(ジョン・ヴァーノン)とともにアルカトラズ島刑務所の廃墟で行われる組織の取引を急襲し、大金の強奪に成功する。だが、リースはウォーカーを裏切って銃弾を浴びせ、金を持って逃げ去った。「夢だ、これは夢だ」。薄れゆく意識の中、ウォーカーのさまざまな記憶と幻想が交錯していく。
主演を務めたマーヴィンは、『キャット・バルー』(65)でアカデミー賞・主演男優賞を受賞。続く主演作『プロフェッショナル』(66)、『特攻大作戦』(67)が連続でヒットし、1960年代当時、人気と実力を誇る大スターだった。公開された超・巨大顔面ポスターは、【顔】と【名前】は常に大きく、目立つように強調されていたスター・ポスターの伝統に則してデザインされている。文字はすべて鮮烈な赤で記され、キャッチコピーには、主人公の激情と妄執を象徴する「それはオレの金だ。」という本篇からのセリフが使われている。
また、今回初公開となった97秒の本予告篇は、主人公ウォーカーが靴音を響かせ、ロサンゼルス国際空港の通路を歩き続ける30秒特報をベースにした拡張版。アルカトラズ島刑務所の廃墟に轟く銃声に始まり、復讐と金に憑かれたウォーカーの容赦なき暴力シーンが続く。クエンティン・タランティーノが「最高の名場面」と称した、靴音が響き続ける空港通路と、合わせ鏡効果によって無限空間と化した美容院のカットバックをはじめ、辻褄も合わず脈絡もない主人公の夢と記憶の連なりが見る者を幻惑する。最後は作品イメージを象徴し、先に公開された本ポスターのキャッチコピーにもなった「夢だ、これは夢だ」というウォーカーのセリフと銃声によって締め括られるが、一時の静寂の後、再び凄まじい激射音と爆裂音が轟く。
『殺しの分け前/ポイント・ブランク』本予告篇
<作品情報>
『殺しの分け前/ポイント・ブランク』
6月13日(金) 公開
公式サイト:
https://pointblank2025.com/
(C)2025WBEI
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