NTTリーグワン2024-25プレーオフ決勝の結末は? BL東京の連覇か? S東京ベイの2年ぶり奪還か?

連覇か、2年ぶり奪還か。6月1日(日)・国立競技場での『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』プレーオフトーナメント決勝の顔ぶれが決まった。『NTTリーグワン2024-25』プレーオフ準決勝で東芝ブレイブルーパス東京とクボタスピアーズ船橋・東京ベイが、ディフェンスで凄味を見せ付けたのだ。

5月24日・秩父宮ラグビー場でBL東京はアタックに一家言を持つコベルコ神戸スティーラーズをノートライに封じ込めた。前半こそ7-3、BL東京はキックに頼らずにアタッキングマインドを見せながらもとじりじりした展開となった。後半早々にWTB桑山聖生のトライ、SOリッチー・モウンガのPGで17-3とBL東京がスコアを積み重ねると、75分にHO橋本大吾がパスダミーから守備網を破って試合を決めた。80分にはCTBロブ・トンプソンがこの日2本目のトライを叩き付けて、最終的に31-3。神戸Sは3分にスコアしたPGのみに終わったのだった。

試合後、NO8リーチ マイケル主将は「今日は神戸に対して『とにかくディフェンスでがんばろう』という話をした。準決勝というハイプレッシャーの中で、どれだけ立ち上がってタックルできるかという話をして、それが80分できた」と胸を張った。

5月25日・秩父宮ではS東京ベイが埼玉ワイルドナイツの4年連続ファイナル進出の夢を砕いた。3分HOマルコム・マークスが先制トライを奪うと、7分SO山沢京平がPGを返した。10分FB山沢拓也のキックに対してSH藤原忍がチャージ、転がるボールを自らキャッチしトライすると、14分に敵陣深くのスクラムからNO8ジャック・コーネルセンが右へ回り込んでトライゾーンへ侵入した。序盤からエンジン全開の両チームだが、29分SOバーナード・フォーリーのPGでS東京ベイが加点し、32分敵陣深くのラインアウトからマークスが抜け出し、サポートに回った藤原がトライ。22-10でS東京ベイが主導権を握った。

後半も最初にスコアしたのはS東京ベイだった。長い距離のPGをWTBハラトア・ヴァイレアが決めて25-10。しかし、51・57分と埼玉WKが立て続けにトライを奪い1点差に迫るも、ここからS東京ベイが高い集中力を発揮。最も苦しい時間帯になっても、ベンチメンバーが次々投入されても、ペナルティをおかさずに鉄壁の防御を披露。スクラムで埼玉WKの反則を誘うと、ヴァイレアのPGで28-24。最後までスクラムを押し続けたのだ。

試合後、NO8ファウルア・マキシ主将は「今日のテーマは『ウィン・ザ・モーメント』。瞬間瞬間にフォーカスして、目の前のことに集中して、レフリーやスコアを気にせずに、自分たちのやるべきことに集中しようと話をした」と明かした。

レギュラーシーズン1位のBL東京はリーグ最多の741得点、レギュラーシーズン3位のS東京ベイはリーグ最少の361失点。『リーグワン』設立以降の対戦成績は3勝3敗だが、直近の試合ではBL東京が3連勝。『NTTリーグワン2024-25』第10節でもBL東京が31-27で接戦を制した。

果たして、BL東京が連覇を成し遂げるのか、それとも、S東京ベイが2年ぶりに王座に返り咲くのか。『NTTリーグワン2024-25』プレーオフトーナメント3位決定戦・神戸S×埼玉WKは5月31日(土)・秩父宮ラグビー場、決勝・BL東京×S東京ベイは6月1日(日)・国立競技場にてキックオフ。3位決定戦の前にはサバンナ八木とラグビー芸人・しんやの爆笑ミニトークショーを実施。全国各地の選りすぐりの名店がやって来る「秩父宮からあげ祭」や車いすラグビーやブラインドラグビーのOne Rugby体験会も行う。決勝では毎年恒例『ジャパンラグビー リーグワン マスコット総選挙 2024-25』を実施し、鬼越トマホークとしんやが結果発表を盛り上げる。国立の外構ステージでスーパー戦隊シリーズ最新作「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」のヒーローショーを開催。親子で楽しめるコロコロコミックブースやNTTの技術体験ブース、MUFGラグビーブース、『東京2025世界陸上』ブースも。秩父宮では「リーグワンヴィレッジ」をはじめ、「秩父宮からあげ祭」とOne Rugby体験会も引き続き行われる。チケット発売中。

NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 プレーオフトーナメントの特設ページ
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