演出・白井晃×主演・松岡充が初タッグで挑むデヴィッド・ボウイの遺作ミュージカル『LAZARUS』明日開幕
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ミュージカル『LAZARUS』ビジュアル
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すべて見る伝説的ロックスター、デヴィッド・ボウイの既存曲と書き下ろしの新曲とで構成され、ボウイ自身が脚本にも協力したミュージカル『LAZARUS』。ボウイが主人公を演じた映画『地球に落ちてきた男』(1976)から着想を得、主人公のその後を描くミュージカルとして2015年にオフ・ブロードウェイで初演され、その後ウエストエンド進出も果たした。明日5月31日(土)、脚本を手掛けたエンダ・ウォルシュ(『ONCE』『バリーターク』『アーリントン』『メディスン』)と縁の深い白井晃が演出を、ボウイに憧れてロックスターを志したという松岡充が主演を務める日本初演の舞台が、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて開幕する。

ウォルター・テヴィスのSF小説を原作とする『地球に落ちてきた男』は、母星を救うために地球に降り立った異星人、トーマス・ニュートンの物語。本作では、酒に溺れて死ぬことも故郷に還ることもできなくなったニュートン(松岡)が、謎の少女(豊原江理佳)と出会い、共に自らの運命を模索する様が描かれる。出演は他に、鈴木瑛美子、小南満佑子、崎山つばさ、遠山裕介、渡部豪太、上原理生ら。翻訳は数々のウォルシュ作品を手がけてきた小宮山智津子が担うが、ボウイの遺志を尊重し、音楽パートは英語での歌唱となる。
「エンダ・ウォルシュの作品を手掛けるのは4回目となります。その魅力に魅せられて、今回『LAZARUS』を創作させていただくことになりました。デヴィッド・ボウイとの共作であるこの作品は、謎と魅力に満ち溢れています」と本作に惚れ込んでいる様子の白井と、「音楽デビュー30年、役者デビュー20年、このキャリアをひとつの舞台で燃焼できる機会にいつか巡り合えると信じてきました。今回の『LAZARUS』に出演できることを心からうれしく思っています」と喜びを露わにする松岡。初タッグとなるふたりが、さまざまなフィールドで活躍するキャスト陣と共に、ボウイの遺作でもある本作をどのような日本版として立ち上げるかに期待したい。
ミュージカル『LAZARUSーラザルスー』2025 ロングスポット
文:熊田音子
<公演情報>
ミュージカル『LAZARUS』
音楽・脚本:デヴィッド・ボウイ
脚本:エンダ・ウォルシュ
演出:白井晃
出演:
松岡充
豊原江理佳、鈴木瑛美子、小南満佑子
崎山つばさ、遠山裕介
栁沢明璃咲、渡来美友、小形さくら
渡部豪太、上原理生
ダンサー:Nami Monroe、ANRI、KANNA
演奏:益田トッシュ(Bandmaster)、フィリップ・ウー(key)、松原“マツキチ”寛(ds)、Hank西山(g)、三尾悠介(key)、フユミカワカミ(おふゆ)(b)
スウィング:塩顕治、加瀬友音
【神奈川(横浜)公演】
日程:2025年5月31日(土)~6月14日(土)
会場:KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉
【大阪公演】
日程:2025年6月28日(土)・29日(日)
会場:フェスティバルホール
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/lazarus2025/
公式サイト:
https://lazarus-stage.jp
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