志賀李玖・松本大輝・八神遼介 共演で発見した知らなかった一面「李玖が大きい声を出して頑張っているから自分も頑張ろうと思った」
映画
インタビュー

(撮影:梁瀬玉実)
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すべて見る「幼なじみが殺される」。そんなショッキングな未来を聞かされたら、あなたならどうするだろう。ドラマ『六月のタイムマシン』は幼なじみの死を防ぐために、友人たちがタイムリープを繰り返して事件の真相へと迫っていく物語だ。
主人公・柏木蒼役を演じるのはICExの志賀李玖。また、蒼の同級生で幼なじみの富永一茶を同じくICExの八神遼介、蒼の兄・琉青を松本大輝が演じる。
友を救うために何度もタイムリープを繰り返すというストーリーに3人はどのように臨んだのか、話を聞いた。
複雑な物語をどう描くか

――脚本を読まれて、まずはどのように演じようと思われましたか?
志賀李玖(以下、志賀) 今回は仲間を救うために試行錯誤するので、内容について理解するまでは時間がかかったのですが、幼なじみの仲間との絆が深まる様子は読んでいておもしろかったです。
役としては、リープを繰り返すことで時系列が自分の中で分からなくなることがあったので、メモをして理解したり、あとは自分が演じる柏木蒼との共通点を探したりしながら演じました。
松本大輝(以下、松本) まずは率直にセリフ量が多いな、と思いました。(笑)
あとは時系列も含めて、どうやって撮影していくんだろう、と思っていました。タイムリープが何度もあるので現場全体で理解しながら進めていくのは大変だろうなと思っていたんですが、そこは監督が丁寧に説明してくださったので、僕たちもそんなに戸惑わずに撮影できたと思います。
――松本さんは蒼のお兄さん・琉青役。どのようなことを意識されましたか。
松本 監督からは少しオーバーに演じて、と言われていました。
少し内容が重たい作品ではあるんですが、暗くなり過ぎずということを意識して明るく演じようと考えていました。
八神遼介(以下、八神) ミステリーだけではなくて、いろいろな見方があるのが興味深かったですし、展開がコロコロと変わっていくのが読んでいて純粋におもしろいな、と思いました。役としては、冷静で知的で、淡々としたキャラクターなので、話し方はトーンや抑揚の付け方を意識しました。

――今回、初共演です。松本さんは志賀さんと八神さんにどういった印象をお持ちですか?
松本 まず、2人の年齢を聞いて驚きました。遼介は16歳だと言われて、普通に受け止めたんですが、李玖が20歳と聞いて「嘘でしょ?」と。最初はふざけて言っているのかなと思ったぐらい(笑)本当に20歳だったので「え、お酒飲めるの?」みたいな。(笑)
――もっと若いと思われたんですね。
松本 見た目が若いから遼介と同じぐらいの年かと思っていました。撮影中に食事に行ったんですが、年齢が逆なイメージです。李玖が16歳で遼介が20歳かなと(笑)。遼介は落ち着いているんです、16歳にしては大人っぽいことを言ったりするので。
志賀 確かに、僕は18歳ぐらいに見えるとよく言われます(笑)。でも僕から見ても八神は16歳には見えないぐらい落ち着いていますね。でもふざける時は本当にふざけるので、そこは子どもらしいなと思うんですけど(笑)。
八神 りっくん(志賀李玖)は僕もかわいいなって思うところもあるんですけど(笑)。でも、やらなきゃいけないところはやってくれます。でも、年齢を知っていても未だに年齢不詳なところがあります。
――おふたりは松本さんの印象はいかがですか?
志賀 顔合わせのときから少し似たものを感じるというか……「あ、なんか合いそうだなあ」って。相性的にも合うのかなとか思っていたのですが、役柄のように本当に優しくしてもらいました。撮影期間中も何度も食事にも連れて行ってくださいましたし、お兄ちゃん的存在で嬉しかったですね。
八神 読み合わせの時に、もう見るからに好青年だな、と。僕からしてみればお兄さんなので、気さくに話しかけて頂いて安心しました。メンバーがいるのでもともと安心感はあったんですが、大輝くんが優しく接してくれてたので、現場へは気持ちを楽にして入れたので心強かったです。
松本 そう言ってもらえると嬉しいです。(笑)
川上監督のおかげで安心して撮影できた

――今回は原作の川上亮さんが監督を務めていらっしゃいます。現場でのディレクションや話し合いの中で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
松本 すごく優しかったよね?
志賀 優しかったです!
松本 丁寧に教えてくださるので、安心して撮影できました。
志賀 最初は、蒼はクールな人物だと思い込んでいたのですが、監督と照らし合わせて蒼の純粋さは自分が思っていたものとは少し違いました。その点について詳しく教えていただいたり、ひとりひとりに向き合って話してくださったので、すごく頼りにさせていただきました。
松本 あと、現場の合間キャストだけでごはんを食べていたら、監督がスタッフさんも呼んできてくださって撮影部とか照明部のみなさんといっしょに机を囲んで食べたりしました。
そういえば、監督って関西の方?
志賀 わりとツッコミがありました(笑)。
松本 めっちゃ関西弁でした。だから楽しかったよね(笑)。
志賀 強めのツッコミが来るから(笑)。
松本 そう! 落ち着いたトーンでボソッと鋭いことを仰ったりするので、それが面白かったです。
――八神さんは何かありますか。
八神 撮影が始まる前に毎回お話しさせていただいていて、もっと淡々としていていいよとか、具体的に説明してくださったので、入りやすかったです。こんなにしていただいて大丈夫なのかな?と思うぐらい優しくしていただきました。

――実際に作品を観られていかがですか?
志賀 自分が演技している映像をあまり見慣れていなかったので新鮮さもあり、少し恥ずかしさもあり。あとは舞台が90年代ということでレトロな雰囲気も懐かしさを感じることができて、どの世代でも楽しめ作品だなと思います。
松本 監督がタイムリープごとに撮影のアングルを変えているとおっしゃっていて。まだ全話は観られていないので、これから放送が楽しみです。
八神 喫茶店で会話するシーンが多かったんですが、ギターやレコードが置いてあったりして映像で観ていても6人プラスその美術がすごくいいな、と思いましたね。
――90年代にはどういうイメージがありますか?
八神 90年代を経験していないので、憧れみたいなものがあります。その世界に入れることはすごく嬉しかったです。
志賀 僕も経験していないのですが、親世代なのでちょっとダボッとしているファッションは知っていましたね。
松本 僕は1999年生まれなので、ギリギリ体験しています(笑)。生まれたてなので勿論何も覚えていないですが。
ただ、母親が言っていたのは「あなたが生まれた年は地球が滅亡するって言われていたんだよ」と。それを聞いて、もし地球が滅亡していたら、僕は生まれてなかったのかもしれないと思っていました。
2歳から人生をやり直す?

――今回、タイムマシンが登場するということで、タイムリープするとしたら、いつに戻ってなにがしたいか、聞かせてください。
志賀 僕は遊具で遊んだり、わちゃわちゃしている頃にもう1回戻って、全力ではしゃぎたいですね。
――当時ははしゃいでいなかった?
志賀 はしゃいでいたんですけど、あの時代は何も考えずに、ただ自分が楽しいと思ったことを全力でやっていた気がするので、もう一度遊び倒したいです(笑)。
松本 僕は撮影期間中に戻って、全てのシーンを本番一発で終わらせたい!
志賀 (笑)。
松本 お互いにセリフ量が多くて。みんなですごくがんばったよね。だから一発でクリアしてみんなで早い時間帯に帰ります!(笑)
――確かにセリフはかなりの量ですよね。
松本 作品を観て頂いたら分かると思うんですが、遼介はすごいな…と。喫茶店での推理のシーンは台本で読んでいても、「えっ、これを明日一気に撮るの?」みたいな。それがひとり、ふたりのシーンで10ページというときもあったもんね。それを一発で終わらせたら……
八神 かっこいいですよね。
――八神さんはいかがですか?
八神 僕は明確なものがあって。幼い頃からやり直したいんです。まず運動をしたいし、ダンスを習いたいし、もう少しちゃんと勉強したかったのと……人生の計画を立てたいです。
志賀 かわいくない。
松本 かわいくないな!(笑)。
八神 やっぱり一度経験しているので、失敗したことを全部クリアしていきたいです。
――何歳ぐらいまで戻りたいですか?
八神 0歳だと何もできないので、2歳ぐらいで。
志賀 早い!
松本 怖いって(笑)。
――え、今の記憶を持ったままってことですよね。
八神 持ったまま行きたいです。
――そうなると、16歳の八神さんはかなり変わっていそうですよね。
八神 確かに。ここにいないかもしれません(笑)。
志賀が感じた座長としての意識

――志賀さんは座長ということで、意識されたことはあるんですか?
志賀 初主演で嬉しかったのと同時に、プレッシャーや責任も感じました。共演者のみなさんの演技がすばらしかったので、自分もやらなきゃな、迷惑かけられないな、と思っていたんですが、みなさんが支えてくれたおかげで、最後まで走り抜けることができました。
――そんな座長は、現場ではいかがでしたか。
八神 本番はしっかり役にはいっていて、カットがかかった瞬間にいつものりっくんに戻っていて……。グループで活動している時のりっくんしか知らなかったので、新鮮でした。多分お互いそうだと思いますが。
メンバーとお芝居する機会はあまりないと思うので、すごくいい刺激を受けたな、と思います。

松本 李玖はいつも誰よりも大きい声で挨拶していて、その声で、僕自身も朝テンションが低くても李玖がこんな大きい声を出して頑張っているから、自分ももっと頑張ろうと思えました。そういうところから現場を盛り上げて引っ張ってくれていたと思います。
志賀 そう言ってもらえるのはすごく嬉しいですね。共演者のみなさんが支えてくれたおかげで、毎日が楽しかったです。
――では最後に、志賀さんから改めて作品の見どころをお願いします!
志賀 今回、仲間を救うために、タイムマシンを使って何回もリープを繰り返すのですが、みんなで協力し合いながら、試行錯誤して解決に向けて突き進んでいく物語です。ぜひみなさんも一緒に物語について考えてみてほしいな、と思います。
――ICExのメンバーのみなさんも観てくれそう?
志賀 観るって言ってくれていました! ちょっと恥ずかしいですけど、嬉しいですね。



取材・文:ふくだりょうこ 撮影:梁瀬玉実
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<作品情報>
『六月のタイムマシン』
放送日時:BS12 トゥエルビにて毎週日曜よる9:30~10:00 放送中(全9話)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
・各話放送後、TVerにて見逃し配信
・U-NEXT、Amazon Prime Video、Hulu、FOD、DMM TVにて順次配信中
出演:志賀李玖 八神遼介 小浜桃奈 佐藤京 矢嶋由菜/松本大輝
監督:川上亮
原作:秋口ぎぐる・森川秀樹『八月のタイムマシン』(グループSNE)
オープニング主題歌:「青と白」 ICEx(Colourful Records / Victor Entertainment)
エンディング主題歌:「星の証明」ONE LOVE ONE HEART(avex trax)
制作:TBSグロウディア
制作プロダクション:レオーネ
製作:「六月のタイムマシン」製作委員会
コピーライト:(C)「六月のタイムマシン」製作委員会 (C)秋口ぎぐる/グループSNE
公式HP:
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