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花總まり×浦井健治がミュージカルで初の本格共演! 韓国発の話題作『破果』日本初演が決定

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ミュージカル『破果』(読み:パグァ)が、2026年3月から4月に東京・新国立劇場 中劇場のほか、大阪・福岡で上演される。

本作は、韓国文学史上前例のない“60代女性の殺し屋”を主人公に据え、ベストセラーとなったク・ビョンモによる同名小説を原作とした、斬新で切なく、そして力強い物語。韓国では2024年3月に初演、演出をイ・ジナ(『ジーザス・クライスト・スーパースター』ほか)、音楽をイ・ナヨン(『Next To Normal』ほか)、台本をチャン・へジョン、イ・ジナといった実力派クリエイターが手がけ、観客の心を揺さぶる傑作として大きな反響を呼んだ。

待望の日本公演となる今回、主演の女殺し屋・爪角(チョガク)役を演じるのは、多数のミュージカルに出演し、多様な人物を演じてきた花總まり。今回初めての殺し屋役で、激しい殺陣・アクションに挑戦する。また、かつて家族を殺した爪角に復讐を誓う青年トゥ役は、同じくミュージカル界で活躍する浦井健治が演じる。なお花總と浦井がミュージカルで本格的に共演するのは、本作が初となる。そのほか中山優馬、熊谷彩春のほか、武田真治ら個性豊かな出演者が華を添える。

日本版演出は、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』、NHKドラマ10『宙わたる教室』などTVドラマのほか、音楽劇『精霊の守り人』、舞台『浪人街』などの演出も手がける一色隆司が務める。公演概要、出演者、スタッフなどの詳細は後日発表される。

■爪角役:花總まり コメント
私が殺し屋?! まさかそんなオファーがくるとは思っていなかったので、驚きましたが、人物像を読んで是非演じたい!と即答でした。熟すことなく腐った果物「破果」の様な人生と感じていた彼女の心の変化、生き様を精一杯演じたいと思います。なんとアクションもあります。私の新たなチャレンジ、是非観にいらしていただけたら嬉しいです。劇場でお待ちしております。

■トゥ役:浦井健治 コメント
やがて消えるすべてのものへの賛辞。この作品がメッセージとして心に問いかけてきたのは、消えることの真意と、人の中に残るものの“尊さ”でした。有限だからこその、真っ直ぐな刹那。年を取るという人生の挑戦にどう立ち向かうべきか。その問いを、作品の中で共感に変える凄みです。愛した人の死後、人生の喜怒哀楽を無視して生きてきた人生は、もしかしたら、それこそが、愛の形のひとつとも言えるのかもしれない。。そんなことも考えてしまいます。そして何よりも、今回、花總さんと共演させていただけること、心から嬉しく思いますし、激しい格闘、銃撃戦、武器アクションが見どころなので、どう対峙していけるのか、今から楽しみで仕方ありません。

■ユン役:中山優馬 コメント
殺し屋という一見全く理解不能な領域の中で、何故か理解できてしまう人間の心の瞬間の数々。
歪んだ愛の形に胸が締め付けられると共に好奇心をそそられます。自分の中に住む生に対する執着、死に対する未知の興味、残酷なまでに冷徹な一面を探し出して、ユンというキャラクターに血を通わせていきたいと思います。大変スリリングな描写もたくさん出てきます。音楽、アクションと共にどんな世界に出会えるのか、楽しみで仕方ありません。素敵な先輩方とご⼀緒させていただけることに感謝し、精一杯努めたいと思います。

■若い爪角役:熊谷彩春 コメント
この度、韓国ミュージカル『破果』の日本初演に参加させていただけることを、大変光栄に感じております。私が演じさせていただくのは、後に伝説的な殺し屋「爪角」と呼ばれることになる主人公の若き日の姿です。冷酷な殺し屋としての運命を前に、人間らしく葛藤する若き日の爪角の内面を繊細に表現できるよう、全力で向き合ってまいります。本作は緻密な心理描写だけでなく、迫力あるアクションシーンも見どころとなっています。出演が決定して以来、アクションの特訓にも取り組んでおり、皆様に『破果』の世界観をお伝えできるよう頑張りますので、ぜひ劇場にお越しください。

■リュウ・カン博士(二役):武田真治 コメント
韓国発のアクションもの? このメンバーで? どんな作品なのか全然想像つかないでしょ? はははははっ! だから挑戦してみたいなと。新たな出逢いの中で、また新たな自分を発見できそうな予感しかしておりません。ご期待ください!!

■演出:一色隆司 コメント
悲哀に満ちた女性殺し屋を花總まりさんがチャレンジする……これまでのミュージカルとは全く違い、アクションも満載で今まで見たことのない「花總まり」を皆さんにお届けしたい! ここからこの作品はスタートしました。素晴らしい音楽に切なくもダイナミックなストーリー、そして、素晴らしい共演者やスタッフに囲まれて、皆さんの心に残る作品を目指したいと思います。閉塞感が漂う世の中に一筋の光が射すような、そんなヒロインの生き様を、ぜひ劇場にて見届けてください!

【あらすじ】
人生のほとんどをプロの暗殺者(=防疫業者)として生きてきた爪角。
超一流の暗殺者であった彼女も年を重ね、身体の衰えから引退を決意する。
しかし喜怒哀楽とは無縁の人生を送ってきた彼女は平凡な人生など望むべくもなく静かに孤独に過ごしていた。
爪角が所属する防疫業エージェンシーのユンは、伝説的な暗殺者であった爪角に強く惹きつけられつつも、年老いた爪角の処遇について謀略を企てていた。

そんな爪角の前に、初恋の人リュウを思い起こさせる医師・カン博士が現れる。
幼い頃のリュウとの思い出に思いを馳せながら、幸せそうなカン博士の家族とふれ合う中で、いつしか爪角は心に温もりを求めるようになっていく……

しかし、彼女の願いをあざ笑うかのようにトゥという暗殺者が現れる。
彼は、幼い頃に爪角に家族を暗殺され、復讐の為に自分も暗殺者になり、爪角の行方を追っていた。
運命の再会を果たすも爪角はトゥのことを覚えてはいなかった……
ショックと怒りからトゥは、爪角が大切に思うカン博士の家族を、爪角自身の手で奪うように追い込んでいく。
爪角は自分の人生が決して熟すことなく壊れて傷ついた果物「破果」のようだと感じつつ決断を迫られる。
そして爪角は、自分の果実は誰かを幸せにすることはできなかったが、
その実が壊れて消えてしまう前に、ただ⼀度だけでも輝ける瞬間を迎えられればとトゥと対峙することを決意する。
そこにやってきたユンと防疫業エージェンシーたち。それぞれの想いが激しく交差する。
爪角は、自分のすべてをかけてカン博士の家族を守るために最後の戦いに向かうのだった……

<公演情報>
ミュージカル『破果』

翻訳・訳詞:高橋亜子
演出:一色隆司
音楽監督:甲斐正人

出演:花總まり 浦井健治
中山優馬 熊谷彩春 武田真治

2026年3月~4月 東京・新国立劇場 中劇場、大阪・福岡で上演
※そのほかの情報は後日発表

公式サイト:
https://musical-pagwa.jp/

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