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『ルイジ・ギッリ 終わらない風景』東京都写真美術館で イタリアを代表する写真家の初期の代表作から晩年の作品まで約130点を展観

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ルイジ・ギッリ《カプリ、1981》〈イタリアの風景〉より 1981年 ©Heirs of Luigi Ghirri

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東京都写真美術館では、2025年7月3日(木)より、『ルイジ・ギッリ 終わらない風景』を開催する。1995年に、写真と映像の総合的な美術館として総合開館した美術館の30周年を記念して行われる展覧会のひとつとなる。

イタリアを代表する写真家、ルイジ・ギッリ(1943~1992)。測量技師としてのキャリアを積んだのち、コンセプチュアル・アーティストたちとの出会いをきっかけに、1970年代から本格的に写真制作に取り組んでいく。写真とは現実世界の複製ではなく、フレーミングされた「見られた」視覚的断片によって風景を作り出す手段と考えていたギッリは、色彩、空間、光に対する類稀な美的感覚と、ありふれたものをユーモラスに視覚化する才能によって、主にカラー写真による実験的な写真表現を探求した。

同展では、「ベルリン・天使の詩」の映画監督ヴィム・ヴェンダースに「最後の、真のイメージの開拓者だった」と言わしめたルイジ・ギッリの、初期の代表作「コダクローム」のシリーズや、画家ジョルジョ=モランディのアトリエを撮影したシリーズを含む約130点を紹介する。

ルイジ・ギッリ《サッスオーロ、1975》〈F11、1/125、自然光〉より 1975年 ©Heirs of Luigi

49歳と短命だったため、ギッリが写真家として活動した時間はわずか20年ほどだったが、そんな彼を支えたのが妻パオラ・ボルゴンゾーニだった。グラフィック・デザイナーだった彼女は、夫やその仲間たちと写真専門の出版社「プント・エ・ヴィルゴラ」を立ち上げ、1970年代のイタリアにおける写真文化の普及に一役買った。同展ではギッリの活動における妻パオラの重要性にも焦点を当て、彼女がデザインした書籍や本人の作品もあわせて紹介する。

ルイジ・ギッリ《モデナ、1970》〈初期作品〉より 1970年 ©Heirs of Luigi Ghirri

ギッリとパオラの娘アデーレ・ギッリ(ルイジ・ギッリ財団代表)が登壇するトークイベントや、担当学芸員によるギャラリートーク、さらにルイジ・ギッリの活動をまとめた日本初公開のドキュエンタリー映画「Infinito」の上映会(ゲストによるアフタートトーク」つき)などの関連事業も開催される。

<開催概要>
『総合開館30周年記念 ルイジ・ギッリ 終わらない風景』

会期:2025年7月3日(木)~9月28日(日)
会場:東京都写真美術館 2階展示室
時間:10:00-18:00、木金は20:00まで、8月14日(木)~9月26日(金)までの木金は21:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌平日休)
料金:一般800円、大学640円、高校・65歳以上400円)
※8月14日(木)~9月26日(金)までの木金17:00~21:00はサマーナイトミュージアムのため大高無料、一般・65歳以上団体料金
公式サイト:www.topmuseum.jp

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