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吉沢亮&横浜流星のキャスティング理由も! 映画『国宝』上海国際映画祭で李相日監督が製作秘話を語る

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映画『国宝』上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門 カンヌ エクスプレスでの公式上映より

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吉沢亮が主演を務める映画『国宝』が、上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門 カンヌ エクスプレスに出品。現地時間6月18日に公式上映が行われた。

『国宝』は、吉田修一の小説を原作とし、李相日が監督を務める作品。主人公・喜久雄(吉沢)は、抗争によって父を亡くしたあと、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られる。そこで半二郎の実の息子・俊介(横浜流星)と出会い、正反対の血筋を受け継ぎながらもライバルとして互いに高め合い、芸に青春を捧げていく。多くの出会いと別れが運命の歯車を大きく狂わせていくなか、喜久雄が“国宝”と呼ばれるまでの50年間の壮大な一代記を描いている。

上海国際映画祭は1993年に始まり、中国で唯一、国際映画製作者連盟公認の映画祭として、映画文化の普及と映画産業の発展を目的に毎年10日間の会期中に国内外の約500作品が上映されている。インターナショナル・パノラマ部門のカンヌ エクスプレスは、カンヌ国際映画祭で上映された作品のうち、よりすぐりの作品をいち早くアジアで上映するという狙いがあるという。

公式上映は、1,300人を収容できる中国・上海の大光明電影院で開催。上映終了後には李監督によるQ&Aの舞台挨拶も行われ、「今回、上海で上映できることは僕にとって特別な想いがあります。『国宝』の映画制作にあたり、学生時代にチェン・カイコー監督の『さらば、わが愛/覇王別姫』を観た衝撃から、いつかこんな映画を撮ってみたいという想いを持っていた。それが歌舞伎をテーマに映画を撮ってみたいという思いにつながっていました」と製作秘話を語った。

本作を観た観客からは、なぜ吉沢と横浜をキャスティングしたのかという質問が寄せられた。これに対し李監督は「顔が美しいからです(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、「喜久雄という人間を考えたときに、吉沢亮さんしか思い浮かばなかった。彼の中が見えないというか、いくら想像しても広い空間があいているような感じがしました。横浜流星さんはとても努力家。努力を惜しまない人で、歌舞伎俳優をどこまでも演じられると思いました」と答えた。

なお5月には、カンヌ国際映画祭「監督週間」部門にも選出されており、「監督週間」ディレクターのジュリアン・レジは「『国宝』はとても面白かったし、個人的にも好きです。作家性と商業性が良いバランスで成立する映画は近年とても珍しいです」とコメントしていた。

<作品情報>
『国宝』

公開中

公式サイト:
https://kokuhou-movie.com/

(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

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