悪い流れを断つのは中3日の最下位・横浜FMか? 中2日の17位・FC東京か?
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ヤン・マテウス(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE
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すべて見る踏ん張りどころである。このままずるずると悪い流れに飲み込まれるわけにはいかない。巻き返しを図った後半戦だが2連敗、パトリック・キスノーボ監督が退任し、暫定的に指揮を執った大島秀夫HCが中3日で2戦目、監督としての初陣に臨む。戦術的な準備が限られる連戦の中、最下位に沈む横浜F・マリノスが『明治安田J1リーグ』第15節で17位・FC東京を迎え撃つのだ。
6月21日・ホームでの第21節・ファジアーノ岡山戦で、大島HCはシステムを4-3-3に変更し、アンデルソン・ロペス&エウベル&ヤン・マテウスのブラジル人トリオを今季初めて先発で並べた。しかし、ペースを握ったのは岡山だった。17分、CKから3人で囲んで徹底マークしていたルカオにヘディングシュートを決められた。
ならば2分後、エウベルのパスを受けたA・ロペスがシュートを放つも、相手DFがブロック。こぼれ球にY・マテウスが反応したが、シュートは枠をとらえず。24分、Y・マテウスが右サイドから中へ切り込んで左足を振り抜いたが、シュートはポストに嫌われた。そして32分、GK飯倉大樹のロングフィードにエウベルが走り込み、相手DFのクリアがエウベルに当たったボールが無人のゴールへ向かうが、ここまでもポストに阻まれた。後半もゴールへ迫り続け、64分にはエウベルの横パスからY・マテウスの狙い澄ました左シュートもまたもやポストを叩いた。最後まで集中力を保った岡山DF、GKスベンド・ブローダーセンが壁となり、横浜FMは得点には至らず。昇格組の岡山にウノゼロによるシーズンダブルを許したのだった。
一方、FC東京も『明治安田J1』第17節・浦和レッズ戦での逆転負けから1分4敗と苦しんでいる。リーグ再開の第20節・セレッソ大阪戦は4バックに変更しマルセロ・ヒアンの2得点で引き分け、『天皇杯』初戦も問題なくクリアし、これで乗っていくと思われたが、6月22日・アウェイでの第21節・ガンバ大阪戦は再び黒星を喫した。
33分ボックス付近のFKで宇佐美貴史にニアを射抜かれて先制点を許すと、52分M・ヒアンのPKは相手GKに完全に読まれた。60分、G大阪の決定機はGK波多野豪の好守で事なきを得たが、試合終了間際にカウンターを決められて0-2。G大阪に6試合ぶりの勝利を献上してしまった。
リーグ戦の対戦成績は19勝10分19敗と全くの五分だが、ここ10試合の戦績では6勝2分2敗と横浜FMが優位に立つ。しかし、直近のゲームである昨季第32節の対戦ではA・ロペスのゴールで早々に横浜FMが先制するも、19分に岡哲平の得点で同点とし、60分・俵積田晃太、89分・仲川輝人と勝負を決めてFC東京が3-1。8試合勝てなかった横浜FMから4年ぶりとなる白星を逆転で手繰り寄せた。
果たして、中3日のアドバンテージを受ける横浜FMが悪い流れを断つのか、中2日のビハインドを跳ね返してFC東京が1か月半ぶりとなる白星を飾るのか。また新加入のDFアレクサンダー・ショルツのFC東京デビューはまだ少し先か。『明治安田J1』第15節・横浜FM×FC東京は6月25日(水)・日産スタジアムにてキックオフ。今年も神奈川フィルハーモニー管弦楽団による選手入場時に生演奏が実現。当日は「横浜F・マリノス公式アンセム」に加え、お馴染みの「民衆の歌」も生演奏する。またスタジアム場内売店等でビールを半額で販売。場外キッチンカーでも特別にワンコインの500円で食べられるワンコインメニューを全店舗で販売予定。試合の模様はDAZNにてライブ配信。チケットはチケットF・マリノス(Jリーグチケット)で発売中。
チケットF・マリノス(Jリーグチケット)
https://www.jleague-ticket.jp/
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