マオリAB戦へ向けてWTBメイン平「運動量とキックを武器に」、PR小林賢太「スクラムに注力」

いよいよ2025年初陣である。マオリ・オールブラックス戦を週末に控えた6月24日、WTB/FBメイン平(リコーブラックラムズ東京)とPR小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)がオンライン取材を実施、宮崎合宿での手応えを語った。

平「宮崎に入ってからトップ4の選手たちも参加し、ラグビーの強度も高くなった。スキルも菅平合宿から上がった感じがする。テストマッチの強度に対してまだ体が作れていないところがあるのでしんどいが、しんどい練習をすることによって強度を上げているので重要。しっかりやっていきたい」

小林「今週末マオリAB戦があるということで、どう勝つかというプランをチーム全体で考えているところ。目の前のマオリに焦点があり、その先のテストマッチのウェールズ戦に向けて自分たちのラグビーをどう進めていくかという感じ。超速ラグビーということで、自分たちのテンポでラグビーするよう、とくにアタックのところで意識している」

もし、マオリAB戦のメンバーに選ばれたら……ふたりは意気込みを口にした。
平「まだメンバーも発表されていないので、もし出ることがあれば、自分の強みの運動量とキックを武器に試合に臨みたい」

小林「しっかり低さ、芝からの力を得られるよう今年も引き続き取り組んでいて、スクラムのナレッジが高まっている。芝くらいの低さまでいって、８名の力で押す感じ。この合宿に入ってからスクラムに注力してやってきているので、もし出場できればアピールポイントとしてしっかり出せればと思う」

超速ラグビーとともにキックも重要である。FWとBK、それぞれの立場でキックとの向き合い方をコメントした。
平「超速ラグビーも正しいエリアでやらないと効果がないと思うので、正しいエリアでラグビーをやるために、キックが必要と考えている」

小林「キックのマネジメントは9・10番がやっていて、FWはしっかりコンテストボールに対して、ディフェンスラインを揃えてプレッシャーを掛けるというところをやっている。基本的にボールを持ってアタックすることを第一に、ボールを手放しながらもエリアを取っていく。自分たちFWが押し上げることで相手のキックのプレッシャーになる。自分たちのチェイスラインを一直線に上げないと相手にランの選択肢を与えてしまうので」

ニュージーランド出身の父を持ち、小学生のいっときニュージーランドに住んだ経験がある平はマオリAB戦に特別な思いを持つ。
「本当に幼い時から見ているチームと対戦できるかもしれないので本当に楽しみだし、両親も楽しみにしているので、両親に見せたい」

ラグビー日本代表はJAPAN XVとして6月28日(土)・秩父宮ラグビー場にて『リポビタンDチャレンジカップ2025』マオリ・オールブラックス戦、日本代表として7月5日(土)・ミクニワールドスタジアム北九州、12日(土)・ノエビアスタジアム神戸にて『リポビタンDチャレンジカップ2025』ウェールズ代表2連戦を開催。ウェールズ戦の初戦のチケットは予定枚数終了。マオリAB戦とウェールズとの2戦目のチケットは発売中。

リポビタンDチャレンジカップ2025のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2559464