藤原樹&大倉空人が感じるお互いの魅力「いっちゃんの笑ったときの口の形が好き」
映画
インタビュー

左から)大倉空人、藤原樹 (撮影/米玉利朋子)
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すべて見る本誌の撮影では、カメラマンが「大倉さん、藤原さんの前にしゃがんで下さい」と指示を出すと『HiGH&LOW』シリーズのように足を大きく広げて男気溢れる座り方をした大倉空人。「作品、違うから(笑)」と藤原樹がツッコむ姿に現場に笑いが起こる。続いて藤原がしゃがんで撮影の場面では、今度は藤原がワイルドにしゃがみ、息ぴったりな天丼を繰り返す。ドラマ特区『世界で一番早い春』(MBS系)で二度目の共演を果たしたふたり。インタビューでは、高校の漫画部の先輩後輩関係を演じた彼らの普段の関係性にクローズアップした。
頑張っているすべての人に元気を与えられる作品

――本作はもしも人生をやり直せるならをテーマに描かれる温かくも切ない、タイムスリップラブストーリーですが、台本を読まれてどんなところが魅力的なドラマだと思いましたか。
藤原樹 僕は原作も読みました。物語はタイムスリップをしながら展開していきますが、ラブストーリーの部分がすごく素敵に描かれているのはもちろん、漫画部に所属するそれぞれのキャラクターの漫画に対する情熱や、夢に向かって頑張ってる姿がすごく印象に残りました。主人公たちの漫画への想いを通して、僕自身ダンスを始めた頃のことや夢に向かって頑張っていた初心を思い出したんですよね。もちろん僕は今も夢を追っている最中ですけど。頑張っている人たちすべてに共感してもらえて、元気を与えられる作品になっています。
大倉空人 タイムスリップするたび、たくさんの謎が立ちはだかっていく物語です。病で亡くなってしまう「雪嶋先輩を救いたい!」という想いでタイムスリップするヒロイン真帆のまっすぐな気持ちは、応援したくなります。僕が演じる嵐は、真帆のサポート役としてタイムスリップの謎をどんどん解明していくので注目して欲しいですね。
――それぞれご自身が演じる役どころについて教えて下さい。
藤原 雪嶋は一見クールに見えるんですけど、漫画に対する情熱は、他のキャラクターたちにも負けないぐらいの情熱です。真帆に出会ってから雪嶋の心が豊かになっていったり、成長していくんですよね。真帆にしか見せない顔は、クールな時とはギャップがあって、可愛らしい部分でもあるので、そこをうまく表現したいなと思います。


――ご自身と通じる部分はありましたか?
藤原 やっぱり漫画に対しての真っ直ぐな想いは、僕のダンスに対しての情熱持ってやっているところと通じますね。あと、雪嶋は漫画部の他の部員からはちょっと怖がられてるんですけど、僕もちょっと初対面の方には怖がれるけど喋ると普通っていうところ一緒かもしれません(笑)。
大倉 嵐については、最初はクールで淡々としてるキャラクターなのかなと思って。でも、監督とお話させてもらった時に「可愛らしさもあるキャラクターだから、最初の1話2話で、嫌われ役みたいに見えたくないよね」という話になって、どうしようか話し合いました。思春期だからこそ、「人見知りっていうのはどう?」ってことになって。ちょっと冷たい感じが出たらいいねとなりました。嵐は原作でも実写でも、ちゃんと目の前にある出来事をしっかり素直に受け取るし、顔に出る子なんだなという印象ですね。そこで16歳らしさというか、若さみたいなところが出たらいいなと思っています。
――嵐は、観察が鋭い役どころでもありますが、その辺り、大倉さんはいかがですか。
大倉 観察眼鋭いかは分からないですが、グループでMCを回す立ち位置なので、他メンバーや全体を見て、トークを回しています。そういった意味では、近いのかなと思います。
いっちゃんは前の現場より明るくなった(笑)

――ここまで演じてきて、雪嶋と嵐の2人の関係性をどう捉えましたか。
藤原 同じ漫画部の仲間って関係だよね。
大倉 うん。でしかないよね。特別、親密な関係でもないし、なんかいつの間に仲良くなってるみたいな関係性だと思います。原作では、雪嶋の描いた漫画のキャラクターの元になったのが嵐っていう場面がちょっとだけ描かれているんだけど。ドラマだとその描写はないので、シンプルに漫画部の先輩と後輩?
藤原 そうだよね。雪嶋から見たら、いつも真帆の隣にいる後輩。なぜか隣にずっといるけど、一体どういう関係性なんだ!?って(笑)。
大倉 タイムスリップの事情を知らないとそう思うよね。
――絶賛、撮影中ということですが、お二人が一緒の撮影現場のエピソードが知りたいです。
大倉 今は春田と雪嶋、嵐の3人のシーンが多くて。すごく長いセリフの掛け合いシーンを共にしてるので、待ち時間は3人でよく話しているよね。
藤原 そうだね。吉田さんとは読み合わせとかしたり。3人一緒のシーンは本当に高校生してるな~って思うくらい楽しい。今年1月から放送された『あらばしり』でもこの二人、共演したんですけど、その時から仲いいもんね。
大倉 今回でより仲良くなったね。前作は、他にもキャストがいたので、みんなでご飯に行ったりもしたし。
藤原 今回また共演するって聞いた時は、すごく心強かったし、良かったなと思ったよ。現場で人見知りしなくていいからホッとした(笑)。
大倉 いっちゃんは人見知りだからね。僕もこの作品で顔合わせをした時、「また一緒だね。よろしく」みたいなワンラリーがあって、安心した。
――大倉さんは藤原さんのことを「いっちゃん」って呼んでいるんですね。
大倉 あっ、いっちゃん呼びは事務所の後輩・西山潤くんがそう呼んでたんで、僕もいっちゃん呼びがいいなって(笑)。前の現場から呼ぶようになりました。
藤原 いやいや、前の現場ではさ、「いっくん」呼びだったよ?
大倉 そうだ!「いっくん」だった。「イッチーさん」がいて、「いっくん」にしようと思ったんだった。今回からか、「いっちゃん」は。いっちゃんはさ、前の現場より明るくない?(笑)。
藤原 あははは。そうかも。
大倉 いや~、前に共演した『あらばしり』の時は、セリフ量が尋常じゃなくて。セリフを覚えようと台本を読んでるいっちゃんの印象が強い。今回もあの時よりもちろんセリフ量あるけど、あの時よりはね、ちょっと余裕ありそうだよね。
藤原 そう、二人でもそんな話をしたよね。
大倉 うん。今回はいっちゃんの笑顔を見る機会が増えた!
藤原 本当に前回は必死だったから(笑)。
藤原 それに比べて今回はキャストも主要メンバーが3人なんで、余裕が生まれたんだと思う。
お互いの魅力的だと思うところは?

――2度目の共演でお互いのことを知ったうえで、互いのココが魅力的だなと思うところはどんなところでしょうか?
藤原 空人はね、誰とでも仲良くなれるし、周りの空気感を読めるところが素晴らしい。いてくれると助かるというか(笑)。本当にありがたい存在です。吉田さんといる時も、空人がいるとすごい盛り上がるし。コミュ力お化けだと思うんで、多分スナックに行ったらおじさんとも仲良くなってる気がする(笑)。
大倉 それはもちろん、仲良くなれるかも!? 今回は、やっぱりいっちゃんがいてくれるから盛り上がるわけですよ。吉田さんもめちゃくちゃノリがいい、明るい子なんでね、そこに僕も引っ張られてます。……で、僕がいっちゃんの好きなところは、笑顔が可愛いところ。
藤原 ふふふふ。
大倉 笑ったときの口の形が好き。吉田さんとも「口の形、綺麗だよね~」って話てた。ニュって口角が上がる感じがすごい好きで。笑った顔をもっと見たいです!(笑)。

――お二人は、役者のお仕事で活躍されているだけでなく、普段はアーティスト活動をされてるから分かり合える部分も多そうですね。
藤原 「今ってツアー中なの?」とか、そういう話はするよね。
大倉 そうそう。「リハ、忙しい?」みたいなね。「明日は音楽番組に出るよ」とか。僕らメンバーが7人でもちょっと多いかなと思っていたけど、いっちゃんはもっとメンバーが多いから。
藤原 7人で多いっていう感覚? うちは16人だからね。
大倉 メンバーの人数が違うから、グループ活動をしていて、ちょっと悩むところも違うのかも? 16人いるとさ、自分が前に出ていいタイミングが分かんなくなりそうじゃない?
藤原 あー、分かんない! 分かんないし。取材もそうだし、テレビ番組も、大体喋る人が決まっていて、任せてきたからね。たまに誰も喋んないみたいな変な間が一瞬生まれて、「誰が喋る?」みたいになるかな(笑)。
大倉 いやいや、そうだよね~。そこは難しいだろうなって思ってた。
藤原 まぁ、大体、リーダーの陣さんとかが率先して喋ってくれて、皆に振ってくれるけどね。
大倉 あと、フォーメーションとか、めっちゃムズイんじゃない? 番号、多くない?
藤原 多いけど、もうね、感覚で分かるというか。自分が1列目の時は番号を覚えるけど、それ以降はコイツとコイツの間みたいな感じ(笑)。
大倉 コイツとコイツの間? 番号じゃないの?
藤原 そうしないとね、覚えれない。
大倉 なるほど、そりゃそうか……
藤原 7人組だとうらやましいのは、テレビに出てもさ、映るじゃん。ライブでも絶対、モニターに抜かれるじゃん? うちは16人いるし、僕はパフォーマーだから、映るのが一瞬なこともあって。正直、本気で羨ましい(笑)。
大倉 あはははは。そうなるか。でも、この間、Tik Tokの切り抜きでTHE RAMPAGEさんが『R.Y.U.S.E.I』を踊ってる動画を見て。めちゃくちゃいっちゃんがしっかりアップで抜かれていて、嬉しかった!!
藤原 おっ、そう言ってくれて嬉しい!
お互い、人生何週目に見える?

――ドラマはタイムスリップラブストーリーということで、もしもタイムリープしてるとしたら、お互いを見て、人生何周目に見えますか?
大倉 このやっぱ落ち着きと、貫禄はね~、修羅場を何度も経験してきたと思うんですよ。3周目じゃない?(笑)。何か人生、やり直したいこと、ある?
藤原 いや、あんまないよ。
大倉 へー、すごい!!
藤原 空人は、1周目かな。
大倉 普通やないかぃ!!(笑)。
藤原 いやいや、人生初めてだからこそ、いろんなとこに新鮮に飛び込んでいけてるのかなと思って。そういうところが、あ、なんかいいなと。

――では、それぞれドラマでの注目ポイントを教えてください。
藤原 注目ポイントは、やっぱりタイムスリップがテーマで、タイムスリップして未来を変えていくストーリーになってるので、どう変わるのかは見どころですし、話が進むにつれてタイムスリップもちょっと複雑になってくると思うんですけど、そこは皆さん考察しながら見れると思うので、楽しんで観て欲しいなと思います。
大倉 雪嶋が漫画を描くことに熱心になってる裏で僕たち嵐がタイムスリップをして、物語動いているんですよね。雪嶋は、ちょっと疑心暗鬼にある部分もあるけど、僕たちは、純粋な気持ちで雪嶋に対して向き合っているところで、なんかそこのデコボコ感が生まれるので楽しんで欲しいです。後半になってくるにつれて、どんどん謎も解けてくるので見逃さないで欲しいですね。
――藤原さんと大倉さんが次に3度目の共演があるとしたら、どんな作品で共演したいですか?
大倉 そうですね、僕は理想としては、ホストとお客さんの関係性で共演するのがいい。僕がお客さんで隣に座るから、いっくんに『君は白猫』を歌ってもらいたい!
藤原 おいっ。『明日カノ』(ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』)の設定のまんまってこと?
大倉 そう。あのいっちゃん好きなんで、ぜひ!!


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撮影/米玉利朋子、取材・文/福田恵子
●藤原さん
ヘアメイク/oya
スタイリスト/中瀬 拓外
●大倉さん
ヘアメイク/ SUGA NAKATA(GLEAM)
スタイリスト/中瀬 拓外
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