名盤『Born In The U.S.A.』の誕生前夜を描く『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』日本公開決定
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『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』 (C)2025 20th Century Studios
アメリカのロックアイコン、ブルース・スプリングスティーンの若き日の父との確執、苦悩と創造の情熱を描く映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が、11月14日(金)より日本公開されることが決定した。
ブルース・スプリングスティーンは、1973年のデビュー以来、今もなおローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニーと同列で語られる現役のロックアイコン。自分自身の生きる喜びや苦悩、葛藤、痛みや怒り、現代社会が抱える矛盾や様々な問題を歌い続け、75年に発表された『明日なき暴走』が一大センセーションを巻き起こし、“The Boss” と称される存在に。そして、1984年には音楽史に燦然と輝く『Born In The U.S.A.』を発表。84週連続でベスト10入りした同アルバムは、全世界で3000万枚以上売り上げた。また、過去3回の来日公演はいずれも全公演ソールドアウト(動員数:14万5千人)。日本でも「生きる伝説」としてファンの心を掴み続けている。
本作は、2023年に発表されたウォーレン・ゼインズの小説『Deliver Me From Nowhere』を基に、第82回アカデミー賞で主演男優賞・歌曲賞に輝いた『クレイジー・ハート』(2009年)のスコット・クーパー監督が、原作者のゼインツと脚本を共同執筆した作品。最大のヒットアルバム『Born In The U.S.A.』の前夜、1980年代のニュージャージーを舞台に、スプリングスティーンに何があったのかを描く。
ブルース・スプリングスティーンを演じるのはジェレミー・アレン・ホワイト。マネージャーのジョン・ランダウには、『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』(2024年)で悪辣な弁護士ロイ・コーンを怪演し、2025年のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされたジェレミー・ストロング。ガールフレンドのフェイ・ロマーノにはオーストラリア出身のオデッサ・ヤング、父親役にはNetflix『アドレセンス』で話題のスティーヴン・グレアム。そして『ブラック・バード』でエミー賞、ゴールデングローブ賞テレビ部門最優秀助演男優賞受賞のポール・ウォルター・ハウザーが、サウンドエンジニアのマイク・バトランを演じている。
併せて、ティザー予告が公開。映像は、新車を購入する若き日のスプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)の姿から始まり、ニュージャージーにあるスプリングスティーンの自室で、エンジニアのマイク(ポール・ウォルター・ハウザー)と「ネブラスカ」を録音するシーンや、恋人ロマーノ(オデッサ・ヤング)との時間、幼き日の母とのダンス、後の確執を予感させるように寝室で父(スティーヴン・グレアム)とボクシングの練習をする姿が映し出される。
そして、マネージャーのジョン・ランダウが、レコード会社の担当者に「ネブラスカ」がスプリングスティーンと世界の未来にとって、どれだけ重要なアルバムであるかを伝える場面が挿入されると、最後はコンサート会場を埋めつくした観客に「雑音(ノイズ)のに中に本物(リアル)を見つけよう」と「明日なき暴走」をシャウトする場面で映像は締めくくられる。
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ティザー予告
<作品情報>
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
11月14日(金)公開
公式サイト:
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen
(C)2025 20th Century Studios