寝起きでボサボサ、キュートなWOLF HOWL HARMONYを堪能できる新曲が完成「ウルフを世界に向けて発信していきたい」

made in Japanの雰囲気がたっぷりの新曲

――新曲『Bossa Bosa』は、寝起きのダルさや曖昧な日常を逆手にとって、ジリジリとテンションを上げる目覚ましソングになっていますが、どんな曲に仕上がりましたか?

SUZUKI　今回の楽曲はユーモア全開なアッパーチューンになっていて、前作の「BUKUON-爆音-」とは2部作で同じ世界線の中にある楽曲なんですよね。WOLFの楽曲の中でいい意味で1番変な楽曲ですごく中毒性のある曲になったんじゃない?

RYOJI　確かにふざけた目覚ましソングになったね(笑)。

GHEE　普通に聴くだけでもめっちゃ気持ちが上がるし、朝は一気に目が覚めることができる曲になりました。

RYOJI　この曲は、音楽から生まれたものではなく、イメージ映像が先行して作られたからこそ、MVが大事な曲というところもポイント。

SUZUKI　そう、今までなら楽曲があって、ミュージックビデオ(MV)を作るんですけど、今回はまず映像選考で曲を作っていったんですよ。MVの映像イメージが先にあって、それをどういう曲で表現していこうっていうのは、また新しい作り方で新しい挑戦になりました。

HIROTO　コンセプトもしっかりしていて、ちゃんとストーリーがあります。

GHEE　あと、MVを観ていただくと分かるんですが、めちゃくちゃダンスが激しくて。とくにサビのダンスは踊っていて気持ちいいです。

――前作に通じるのはどんな点ですか。

SUZUKI　「BUKUON-爆音-」でいうと、「WOLFが通るから道を空けろ」という強気なメッセージは、じつはこの曲にも込められていて、歌詞の生意気さも通じるところです。

RYOJI　そう、「BUKUON-爆音-」に影響を受けて、インプットされたものが入ってますからね。前作のMVは、タイトルに爆音という漢字が入っていたり、衣裳も忍者みたいな要素を取り入れていたんですが、今回も和な感じがテーマ。和室の畳の部屋とか、米、玉子焼きみたいなmade in Japanの雰囲気たっぷり。世界に向けて発信したいという想いもあります。僕らのMVは、海外の方のコメントもどんどん増えてきているので、海外の方に向けてもアプローチしていきたいですね。

――起きたばかりのボサボサ頭でも激しく踊り出す、MVの撮影裏エピソードも知りたいです。

HIROTO　目覚ましで皆が起きてるのにSUくん(SUZUKI)だけ起きてなかったり、ラジオ体操する場面で全然踊ってなかったり(笑)。眠そうにしていて僕に叩かれてるシーンもあるんですよね。細かいところまでみどころ満載です。最後にコマ止まるか、止まらないかで終わるんですけど、夢と現実の狭間というか、何かいろいろ想像させられるMVになっていて、考察しがいのあるものになっています。ぜひ何度でも観て欲しいです!

――細かいところまでストーリーがあるということで台本があったのでしょうか。

HIROTO　台本はないです。でも、僕がSUくん(SUZUKI)をはたくのもアドリブではなく、決まっていました。

RYOJI　末っ子が長男のSUZUKIをはたくっていうのは、最初からプロデューサーさんの構想にあったみたいで。

GHEE　面白いだろうってことで(笑)。

SUZUKI　年上いじりです!!

GHEE　他にもコミカルな表現は多くて、僕はふざけてる感覚で撮影が楽しかったです。

ＭＶ撮影は今までで一番時間がかかりました

――自分的にはココが一番のこだわりという点はありますか。

SUZUKI　僕はみんなと対照的に1人だけずっと眠い人みたいな。そういう配役だったので、ただ眠いだけっていうより、観た人にクスッってしてもらえたらいいなということで、表情を意識しました。MVの時って、普通は恰好つけるじゃないですか。今回は、真剣に変な顔しているみたいところが結構ありますね(笑)。

HIROTO　僕もこだわりは表情ですね。アクティング部分がすごく多かったですからね。顔がドアップで映る時とか、びっくりした表情とか、微妙な顔をしていたら、世界観が崩れるので、キャッチーな表情を心がけました。

RYOJI　僕はHIROTOと卵焼きを取り合うシーン。意外ととり合うって難しくて。力の面は僕のほうが強いけど、玉子焼きですから、同等にしなくてはいけなくて。最終的にくっくにとられるんですけどね。

HIROTO　末っ子のくっくに玉子焼きをとられるっていう面白さです。

RYOJI　玉子焼きのシーンは、僕らの手が隠れちゃって、撮り直しもあって意外と難しかったな。むしろメインのリップシーンより(笑)。

GHEE　今までのMV撮影で一番時間がかかり、24時間超え!

SUZUKI　アクティングが多かったからというのもあるけど、踊りのテイクを撮り出したのが夜23時でした。そこから朝まで踊り続けて……みたいな感じでした。

HIROTO　しかも今回ニワトリさんに出演していただいたんで、ニワトリさんの都合もありました。

SUZUKI　ニワトリがケツあった(笑)。でも、ニワトリさんは結構役者じゃなかった?

RYOJI　いや、本当にすごい。ニワトリ、あんな近くで初めて見たけど、意外と落ち着いていて、皆に懐いてたな。

――ニワトリが暴れるとかハプニングはなかったんですね。

SUZUKI　僕が寝るシーンで本当に寝てしまったことくらいです。

HIROTO　座布団を大量に敷いて、そこで4人寝転がるシーンがあるんですけど。結構早朝からの撮影っていうのもあって、寝心地良くウトウト……。

SUZUKI　高級布団だったしね。もうガチ寝です!

GHEE　俺もあのシーンはガチ寝だった。

――歌詞のように朝から目覚ましより騒がしいメンバーっていうのは誰ですか。

RYOJI　僕は朝ランニングに行くのが好きで、朝から元気です! 今日も目覚ましが鳴るより早くに自然と目覚めました。コツがあり、7時に起きたいなら6時50分にアラームをセットする。6時50分に起きる習慣をつけておくと、7時にアラームをセットしても、6時50分に起きられるんです。夜、しっかり寝るために朝早起き。体調いいですよ。

SUZUKI　僕はマジで起きられない。超低血圧で。健康診断でも測り直さるくらい(笑)。目覚ましかけても聞こえないこともある。

RYOJI　血圧低いから寝坊すけ?

SUZUKI　まぁ、マイペースっていうのもあるけど。目覚ましはスヌーズ、鳴らさないです。うるさいんで(笑)。朝早く起きてゆっくりできる時間があっても、遅刻してしまう。むしろ時間がなくて、せかせかしてる方が早く家を出ます。

GHEE　自分は寝る時間が不規則で決まってなくて。めっちゃ早く寝る時は早く寝るし。休みの日は10何時間とか寝ちゃう。どんなに寝ても寝つきはいいし、ずっと眠れます。

RYOJI　本当深いよね。GHEEちゃんの眠りは。道路工事中みたいな音するし(笑)。

GHEE　本当にそうなんです。いびきがすごくて、自分でも心配。正面向いて寝ると金縛りみたいになって、横向いて寝てるんです。うつ伏せも気持ちいいんですけど、うつ伏せってよくないらしく驚くほど寝相が悪いです(笑)。

HIROTO　僕は朝、目覚ましは必須。すごくうるさいやつにしてます。

SUZUKI　そうだよね。僕もうるさい系。

RYOJI　電話の着信音と同じアラーム。

GHEE　洋楽のラップを目覚ましにしていて、朝寝てたいのにその曲が鳴るから、曲が少し嫌いになった(笑)。

みんなのモーニングルーティーンは？

――RYOJIさんみたいにランニングするとか、モーニングルーティーンはありますか?

GHEE　朝8時に起きるなら、7時45分ぐらいからスヌーズすること。その理由が、寝起きはパって目が覚めないと気が済まないんですよ。気持ちよく目が覚められないタイミングじゃないと起きたくなくて、寝なおす癖があります(笑)。スカッと1発で起きれる爽快感が欲しく。

HIROTO　朝から入浴します。シャワーだけじゃなくちゃんと湯船につかる。元々は夜入るタイプだったんですけど、長風呂で寝る時間遅くなってしまうから、夜はシャワーにして朝、半身浴。

SUZUKI　僕もGHEEちゃんほどではないけど、自分ルールみたいなのはあって。朝は洗顔してスキンケアしっかりして髪の毛にヘアオイルを塗り、豆乳飲んだりもします。

RYOJI　僕は、お気に入りのカフェ見つけて、朝ご飯食べてみたいんですよ。ウォーキングとかランニングとかしたら、いいお店はいっぱい通りかかるけど、迷っちゃう。結局、帰ってきちゃうので、時間ある時はカフェに寄って英語の勉強したり、本を読んだりしたいです！

GHEE　振り返ってみれば、小学生の時は、いい朝だったな～。9時に絶対寝るってルールがあったから、朝の目覚めがめっちゃ良くて。起きてたら団地の子たちとサッカーやったり、ポケモンで遊んだりしていて。その頃の朝の快適さが懐かしい(笑)。

――ツアー先では、メンバー同士、朝起こしあうことはありますか?

SUZUKI　それはないですね。部屋が違うので。でも、誰かの部屋にビールを持ち寄って集まることは頻繁にあります。

HIROTO　兄さんのところに遊びに行く!

SUZUKI　RYOJIは、絶対俺の部屋に来るんで、話してるよね。

RYOJI　やっぱり1回は行っておかないとっていう。タイでも行こうっと。

――7月11日からの単独ツアーは、どんなツアーになりそうですか。

RYOJI　今回の単独公演のテーマは、WOLF主催のクラブイベント。WOLFが主催するイベントにようこそ的な内容になってるので、爆音で音楽を浴びながら、一緒に踊ってもらいたいです。ファンクラブイベントなんで、全国各地、僕らの仲間たちが来てくれますからね。仲間意識をより強めて、次に備えていきたい第1歩なので、楽しむ気持ちで来てくれたら、嬉しいですし、WOLFの輪を広げていける単独公演にできたらいいですね。

SUZUKI　ファンクラブのファンミーティングツアーですけど、僕たちにとっては初の単独なので、「やっぱりWOLFのエンターテイメントはこれ!!」っていうところをしっかり見せられるツアーにしたいです。WOLFなりのLove Dream Happinessをしっかり届けていけるように意識してパフォーマンスを組み立てていって、WOLFの今できる全力をお見せします。そしてまた次に繋げていきたいですね。

GHEE　もう本当に待ち望んだ単独公演なので、自分たちも結構細かいところまでこだわり抜いていますよ。ライブハウスならではの自分たちのパフォーマンスの見せ方ができると思いますし、ライブハウスならではの距離感を楽しんでもらって、近い距離感だからこそ、みんなとの絆を深めて、皆さんと一致団結できるツアーにしたいです。新しく自分たちを観に来てくれる人は、全員絶対くらわせたいです!

HIROTO　初めての単独公演なので、みんな気合い入っているんですけど、まずは来てくださる方に楽しかったなと思って帰ってもらえるようなものにしたいです。いろんな性格の方がいると思うんですけど、やっぱりせっかくなので、めっちゃ声出して、めっちゃ疲れて帰っていただきたいのでみんなで手上げる部分だったりとか、一体感を味わえるところを作って、みんなで作り上げられるようなライブにしていきたいです。

この夏の計画は？

――この夏の計画は? やっぱりこのツアーを成功させることですかね。

RYOJI　そうですね。単独公演を無事に怪我なく終えられるようにしたいですし、あとは夏は7月にタイでのライブもあります。タイを含む東南アジアへのアプローチは今後力を入れていきたいので、タイ語のレッスン中で。僕ら、MCもタイ語と英語で全部やるんですよ。

――すごいですね!

RYOJI　海外のアーティストが来日した時、日本語でMCをしてくれたら嬉しいじゃないですか。現地の言葉でトークするのは、僕らのこだわりです。

GHEE　タイ語はめっちゃむずいですけどね。

SUZUKI　発音がね。でも、タイチームのスタッフさんたちが、僕らがライブでよく使う言葉だったり、僕らのシチュエーションでよく使う言葉を教えて下さるんです。すぐ使えたりする言葉を覚えて、前回タイでライブやらせていただいたら、お客さんからの反応もすごく良くて。

RYOJI　ネイティブの方が教えてくれるからネイティブのタイ語、話せるんですよ。(と、タイ語を披露)

――おー、すごいです。

RYOJI　本当にまだまだなので、タイ語を勉強する夏になりそう。

SUZUKI　今年の夏は、プライベートはいらない(笑)。今年の夏しっかりライブを盛り上げて、来年に繋げたいから。プライベートな時間があってもランニングしかしない!

RYOJI　あと、夢の国・ディズニーへメンバーで行くぐらいじゃん。

GHEE　行きたいねぇ。

HIROTO　この夏、 ディズニーくらいは行こう!

SUZUKI　いやいや、涼しくなってから行きたくない?

RYOJI　行けるかどうかは、もうSUZUKI次第だと思ってるから(笑)。

SUZUKI　もちろん。暑い時はなるべく外出たくない。まぁ、冬は寒いから行きたくないっていうかもしれないけど。俺、わがままおじさんみたい(笑)。

RYOJI　実際そうだから(笑)。プライベートで「4人で行こうぜ」って言っても、絶対行かないでしょ。

SUZUKI　だって、遠くない? 座っていたらすぐ着くならいいけど、移動が……。

RYOJI　じゃあ、撮影を絡めれば来るだろってところはあるんで、ロケでいい。

SUZUKI　それだと撮影終わったら「お疲れさん」って帰るよ。

GHEE　いつも誰より帰るの早いもんね。

RYOJI　ちょっと食い気味で1分1秒でも帰ろうとするから。4人での夢の国、はたしてこの夏実現するかな(笑)。

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— BOYSぴあ編集部 (@boys__pia) June 26, 2025

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WOLF HOWL HARMONY New Single『Bossa Bosa』 配信中

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撮影／稲澤朝博、取材・文／福田恵子