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9/2(火)追加公演決定!!『STOMP ストンプ』2年ぶりの来日公演――来日キャストインタビュー「日本は私たちにとって特別な国」

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チケットぴあ

(C)taro

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1991年の初演以来、世界53カ国で1,500万人以上の動員数を誇る『STOMP ストンプ』の2年ぶりとなる来日公演が決定した。『STOMP ストンプ』とは、“ストンパー”と呼ばれるキャストが、バケツ、デッキブラシ、ゴミ箱のふた、マッチ箱、タイヤチューブ、新聞紙など、身の回りのあらゆるものを使って、日常の「音」でリズムを刻み、エネルギーと高揚感が溢れる音楽を生み出す、体感型のライブパフォーマンスショーだ。

このたび、8月の東京公演、9月の大阪公演に先立ち、出演するストンパーの4名がプロモーションのために来日。2023年の日本公演にも出演したフィリップ・バチェラーとジャスミン・ジョイナー、今回が初来日となるショーン・パーハムとアダム・バックリーが取材に応じた。ストンパー歴18年のベテラン、バチェラーは「日本は私たちにとって特別な国。今から皆さんの前でパフォーマンスできるのを心待ちにしている」と、期待に胸を膨らませる。

まずは、バチェラーとジョイナーに、前回の日本公演について振り返ってもらった。世界中でツアーを行う彼らにとって、日本の観客はどんな存在なのだろうか?

ジャスミン・ジョイナー (C)taro

「確かに国によって、観客の反応はさまざま。幕が開いた瞬間から大盛り上がりになる国もあるけど、日本の皆さんは、まずは真剣にパフォーマンスを見てくれる。その様子から、僕らに敬意を抱いてくれていることが伝わるんだ。お客さまに参加してもらうパートもあるし、そこからはどんどん盛り上がって、最後は立ち上がって、手拍子や歓声で応えてくれるんだ」(バチェラー)

フィリップ・バチェラー (C)taro

ジョイナーは前回、東京公演を行った東急シアターオーブについて「観客の皆さんの顔がよく見える劇場だったので、いつも以上に“つながり”を感じることができた」と述懐。今回は東京国際フォーラム ホールCでの公演となり「また、違った雰囲気になると思うので、皆さんの表情や反応を楽しみにしているわ」と声を弾ませた。

「ジャスミンから『日本の観客は、真剣にパフォーマンスを楽しんでくれる』って聞いているよ」と語るのは、初来日となるパーハム。幼少期から日本のアニメや音楽が大好きだったといい「日本に来るのが夢だった。自分に多くの影響を与えてくれた国で、パフォーマンスできるのがうれしい。信じられないよ!」と大喜びだ。

ショーン・パーハム (C)taro

同じく初来日のバックリーは、「ストンパーとして18年活動してきて、ようやく日本に来ることができる。公演が待ちきれないよ。さっき、フィリップが話していた、日本の観客がだんだん盛り上がってくれる光景を早く体験してみたいね」と期待を寄せた。

アダム・バックリー (C)taro

公演は、8人のストンパーたちがソロからアンサンブルまで流れるようにフォーメーションを変えながら、リズム、音楽、動き、表情でコミュニケーションを取り、言葉を使わないウィットに富んだコメディも展開。ダンス、タップ、パーカッション、演劇、コメディ、そして日常の「音」と「動き」が混ざり合った100分ノンストップのパフォーマンスが繰り広げられる。

バチェラーは「台詞がないから、世代も言語も飛び越えて、リズムという共通言語で楽しんでもらえるはず」とアピール。ジョイナーは「ぜひ“9人目”のキャストになって、見るだけではなく、参加する気持ちで楽しんでほしい」とメッセージを送る。

また、パーハムは「僕はアメリカを拠点に活動していて、ヨーロッパ拠点組とは、あまり交流がないんだ。でも、日本公演はアメリカ組とヨーロッパ組、ちょうど半々のキャスト構成になっているから、演じる側も新鮮に感じるんだ。日本ならではのラインナップを楽しんでほしい」と注目点を伝授。バックリーは「その意味でも、『STOMP ストンプ』には1度たりとも、同じ公演はないんだ。毎回、何かしら新しいものが生まれるからね。ショーンが言うように、キャストが変われば、相乗効果や化学反応も変わってくるから、前回来てくれた皆さんも楽しめるはず」と話してくれた。

記者発表でのパフォーマンス (C)taro
記者発表でのパフォーマンス (C)taro

最後に、ストンパーとして活躍する上で必要な資質は何か聞いてみた。人並外れた体力と鍛え上げた肉体、リズム感はもちろんだが、それ以上に大切なものがあるそうだ。

「やはり大切なのは、チームワーク。どんなに優れた技術があっても、他の7人と調和していないと浮いてしまうからね。特に耳で周りの状況を聞き取ることが大切かな。『STOMP ストンプ』は自分たちが生み出す音で、音楽を奏でる。みんなとズレや遅れが出たら、各々でリカバーし合うんだ」(バチェラー)

「常に学ぶ姿勢かしら。リハーサルはもちろんだけど、本番中も私にとっては、ある種のトレーニングだという気持ちで、舞台に立っているわ」(ジョイナー)

「決まりきった演目をこなせばいいわけじゃない。『STOMP ストンプ』は、ショーの本質を守りながら、経験や持ち味を生かし、個性を表現する場所なんだ。だからこそ、変化と成長を重ねて、長く続けられるし、観客の皆さんにも楽しんでもらえるんだ」(パーハム)

「その通り! 毎公演がただの繰り返しじゃなくて、その日の気分やインスピレーションで、アドリブを利かせる自由があるから、僕らも客席も常に新鮮に楽しめる。ミスを恐れずに、思いきり何でもやる。うまくいかなくても、練習を積んで会得すればいいんだから。くじけず頑張る気持ちは大切だよね」(バックリー)

(C)taro

取材・文/内田 涼

<公演情報>
『STOMP ストンプ』

【東京公演】追加公演決定!
日程:2025年8月20日(水)〜9月2日(火)
会場:東京国際フォーラム ホールC

【大阪公演】
日程:2025年9月6日(土)・7日(日)
会場:オリックス劇場

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/stomp/

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