ウェールズ戦の鍵はSH齋藤「キックとアタックのバランス」、HO原田「ディフェンス」
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齋藤直人 (C)スエイシナオヨシ
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すべて見る『リポビタンDチャレンジカップ2025』ウェールズ戦を今週末に控えた7月2日、ラグビー日本代表のキーマンがオンライン会見に出席。新ジャージお披露目となる2025年初戦を前に、スタッド・トゥールーザンでフランス『トップ14』3連覇に貢献したSH齋藤直人と、東芝ブレイブルーパス東京の『NTTジャパンラグビーリーグワン』連覇を置き土産に来季から『スーパーラグビー・パシフィック』に挑戦するHO原田衛が記者たちの質問に答えた。
まずは7月1日に代表に合流した齋藤が今季の代表チームの印象を口にした。
「まず昨年以上に若い選手が増えたなという印象で緊張した。昨日今日しかいないが、練習もハードにやっているし、いい雰囲気だと思う。去年に比べてキックを蹴る回数が増えている。去年は下積みとしてアタック重視でやって、キックを上乗せをしている」
SHとしてエディー・ジョーンズHCから求められるものは「どのチームでもそうかもしれないが、キックとアタックのバランスのところ。自分たちに勢いがあるのかないのか。勢いがあればアタックをするし、勢いがなければキックでチームを前に出す判断は9番・10番になると思う。攻めるとなるといい判断と速い球出しが大事になってくる」と理解している。
ウェールズ対策はまだ勉強中だと齋藤は語った。
「印象はイギリスのチームなのでセットピースとか、セットピース中心にキックを使ったラグビーという印象があるが、まだ勉強不足。結構ワイドにボール回してくるシーンもあるので、これから勉強していく。勝つために自分たちのアタックもあるが、キックとアタックのバランス、大きくフィジカルで上回る相手をどう後ろに下げるかが大事になってくる」
齋藤にウェールズ戦が特別だという認識はない。
「僕は今回の2連戦に限らず、日本代表として試合に出ることは特別なことだと思っているので、この2試合がどうとか、ランキングが近いとか、お互い勝てていないとか、だからがんばるではなく、日本代表として活動するのは特別なことだと思っているので、自分のやれる限りのことをやりたいし、勝ちたい」
7月1日に帰国したばかりの齋藤だが、「コンディションはいい。小さなケガはあったが、大きなケガもなく、シーズン過ごせたので。昨日もウエイトをしたし、今日も練習は入れたので万全」とキッパリ。
齋藤と同様に原田もウェールズ戦の必勝を期した。
「2013年と同じ感じというか、またウェールズに勝って次につなげたい。全然勝てていないので、勝って次につなげていきたい」
原田のウェールズ評はこうだ。
「勝ててはいないが、FWの強さだったり、BKに走れる選手がいて、クオリティは低くないし、ティア1のチームをどう倒すかが僕らの次のステップだと思う。
(スクラムは)強いと思う。『シックスネーションズ』を見てもペナルティを取っているので、強いと思う」
ウェールズ戦の鍵はやはりディフェンスだと原田は言う。
「ウェールズに勝つためにはディフェンスかなと思う。そこはジャパンらしいディフェンスをしっかり準備できている。奇襲攻撃も2週間かけてしっかり準備できている」
26歳の原田はさらに若い江良颯、佐藤健次というライバルたちから日々刺激を受けていた。
「あっという間に一番年上になってしまって難しい部分もあるが、年も近いのでしっかり一緒に成長できる関係になると思う。江良のスクラムの知識は勉強になるし、健次もフィールドプレーが僕よりすごいので勉強になっている」
『リポビタンDチャレンジカップ2025』日本代表×ウェールズ代表は7月5日(土)・ミクニワールドスタジアム北九州、12日(土)・ノエビアスタジアム神戸にて2連戦がキックオフ。初戦のチケットは予定枚数終了、第2戦のチケットは発売中。初戦の模様はNHK総合、第2戦は日本テレビ系にて全国生中継。
リポビタンDチャレンジカップ2025のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2559464
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