森田芳光監督の展覧会を国立映画アーカイブで開催 東京・大阪・愛知で上映イベントも
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森田芳光 (C)ニューズ・コーポレイション
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すべて見る森田芳光監督の展覧会『映画監督 森田芳光』が、8月12日(火)から11月30日(日)に国立映画アーカイブで開催される。また、恒例の国内でのレトロスペクティブ上映の実施も決まった。
森田監督は1981年に自主製作『の・ようなもの』で商業映画デビューし、その後邦画メジャーでのヒット作品を連発。また独自の表現でインディペンデント映画作家としての作風も残した。2011年12月20日に61歳でこの世を去るまで、邦画のあらゆる製作体制において豊かなフィルモグラフィーを遺した。
生誕70周年記念(没後10年)となる2021年には、多くのハードルを乗り越え、ほぼすべての作品をBlu-ray化したボックスセットや記念本の出版、ゆかりの劇場での特集上映が実現。2022年末から2023年にかけては、コロナ禍により延期されていたニューヨークやパリでのレトロスペクティブ上映が実施され、連日満員の大盛況となった。2024年4月から6月にはパリ日本文化会館において第二部の上映が行われ、森田作品のプロデューサーであり、パートナーであった三沢和子とライムスター宇多丸が渡仏しトークイベントに登壇した。今年1月には初めて沖縄・那覇の桜坂劇場で『森田芳光70祭2025』が開催され、三沢と宇多丸がイベントを盛り上げた。
今回開催される『映画監督 森田芳光』では、本人の愛蔵品や劇中で使われた小道具などを展示。10月14日(火)より開催される上映企画との連動により、森田の活躍の軌跡をたどる特集となる。
今後の国内上映として、東京の新文芸坐では恒例の上映イベントとして『夏の森田』が7月12日(土)に開催される。第1回上映は『黒い家』で、内野聖陽、宇多丸、三沢によるトークショーが行われる。第2回は『サウスバウンド』の上映と宇多丸、三沢によるトークショーが実施される。また12月13日(土)には『冬の森田』も予定されている。大阪のシネ・ヌーヴォでは11月15日(土)から11月21日(金)まで上映が行われ、11月16日(日)にはトークイベントも予定されている。名古屋のミッドランドスクエアシネマでは11月29日(土)に上映が行われる予定だ。
三沢は、「本年度最大のイベントは満を持して夏から国立映画アーカイブで開催される『映画監督 森田芳光』の展覧会と上映です。日本映画の聖地であるこの地で開催いただくこと、状態の良いフィルムでの上映には特別な意味を感じており、身が引き締まる思いです。展示も森田組キャスト、スタッフの皆さんのご協力を得て、楽しい空間になりそうです。決して派手なものではありませんが、“ご滞在いただく”のに最適な場所にしたいと思います」とコメントしている。
<開催情報>
展覧会『映画監督 森田芳光』
8月12日(火)~11月30日(日) 国立映画アーカイブで開催
詳細はこちら:
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/morita2025/
【2025年今後の国内の上映】
■新文芸坐
『夏の森田』
7月12日(土)
①13:15『黒い家』トークショー:内野聖陽、ライムスター宇多丸、三沢和子
②17:05『サウスバウンド』トークショー:ライムスター宇多丸、三沢和子
※『黒い家』は満席
『冬の森田』
12月13日(土)
上映作品は後日公式HPにて告知
公式HP:
https://www.shin-bungeiza.com
■シネ・ヌーヴォ
会期:11月15日(土)~11月21日(金) ※11月16日(日)にトークあり。上映作品は後日公式HPにて告知。
公式HP:
http://www.cinenouveau.com/
■ミッドランドスクエアシネマ
会期:11月29日(土) ※上映作品は後日公式HPにて告知。
公式HP:
https://www.midland-sq-cinema.jp/top
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