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『日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで』水戸芸術館で 60年以上の活動の変遷を170点以上の作品を通して辿る

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《オートバイ》(1984) 撮影:竹内裕二

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2025年7月19日(土)より、茨城・水戸芸術館現代美術ギャラリーでは、『日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで』を開催する。日本を代表する現代アーティスト日比野克彦の、60年以上にのぼる活動の変遷を170点以上の作品を通してたどる展覧会だ。

タイトルにある『ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで』は、日比野が幼い頃に予期せずひとりぼっちになった時、橋の上で初めて「ひとり」を実感したことに由来する。彼にとって絵を描くことは「だれかと」会いたい、コミュニケーションしたいという欲求に駆られての行為に他ならなかった。

「わたしはちきゅうのこだま」(2020)より 写真提供:HIBINO SPECIAL

1980年代前半、東京藝術大学の大学院在籍中にダンボールを素材とした作品でイラストレーションの概念を拡張し、一躍時代の寵児になった日比野克彦。90年代には舞台美術や芸術祭のプロデュースなどでも活躍し、2000年代には関係性を探求するアートプロジェクトを数多く行い、2010年代以降は美術館の館長を歴任、現在は東京藝術大学学長他、数々の重責を担いながら、美術を福祉や医療などと掛け合わせ、行政や企業と連携して社会に結びつける試みを行っている。

同展では、そんな日比野の生い立ちにまでさかのぼり、様々なエピソードを通してアーティスト日比野克彦が形成される過程を紹介する。また線や形を探る「手つき」やプロジェクト監修における特徴的な「振る舞い」などをキーワードに、日比野の多様な活動に注目し、そこに通底する日比野の特性を浮かび上がらせる。

その他、関係者へのインタビューをもとに同展のために制作された絵本や漫画、年譜などを通して、日比野をめぐる様々な出来事や逸話も紹介する。

《こよみのよぶね》(2006-) 2021年の様子 撮影:日比野克彦

会期中は、日比野自身によるアーティスト・トークや、作家と担当者との連携トーク、日比野克彦の公開制作、さらに「橋」をテーマとしたワークショップや、20年以上続けている「明後日朝顔プロジェクト」、アートとスポーツが融合したミニサッカー大会「HIBINO CUP」など、様々な関連イベントが行われる。

<開催概要>
『日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで』

会期:2025 年7月19日(土)~10月5日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日: 月曜(7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)
料金:一般900円
公式サイト:https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5358.html

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