原菜乃華とマイカ ピュが劇場アニメ『不思議の国でアリスと』声優に起用された理由とは? 本人たちのコメントも
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劇場アニメーション『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』キービジュアル (C)「不思議の国でアリスと」製作委員会
劇場アニメ『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』が、8月29日(金)に公開される。このたび、本作の声優を務める原菜乃華とマイカ ピュのコメントが到着した。
1865年にルイス・キャロルが生み出し、今もなお世界中で読み継がれている名作『不思議の国のアリス』を日本で初めて劇場アニメ化した本作。就職活動がうまくいかず自分の進む道に迷う大学生・安曇野りせが、亡き祖母から届いた招待状をきっかけに“ふつうじゃない”が当たり前の不思議の国を訪れる。そこで出会った天真爛漫で好奇心旺盛な少女・アリスとともに旅をしながら、個性豊かな住人たちと出会い、自分自身の心と向き合っていく。
りせ役を演じる原は、2022年公開のアニメーション映画『すずめの戸締まり』で主人公・岩戸鈴芽役を務め、第18回声優アワード・新人声優賞を受賞。以降も女優として着実にキャリアを重ね、NHK大河ドラマ『どうする家康』や連続テレビ小説『あんぱん』など国民的作品に出演している。オファーを受けたときの心境について、「いいんですか、私で?という気持ちでした。まだ慣れないことや分からないこともすごく多いですし未だにできないこともいっぱいあるので、うれしいという気持ちよりもまず、務まるか不安の気持ちの方が大きかったです」とコメントしている。
そしてアリス役を演じるマイカは、1歳からモデルとして活動し、Eテレ『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』や映画『はたらく細胞』などで注目を集める。マイカは出演が決まったときの心境を「お母さんから聞いたとき、スクって立ってその場でぐるぐる回っちゃいました。泣きそうなくらいうれしかったです」と振り返っている。
田坂秀将プロデューサーは、りせというキャラクターには“等身大”であることが大事だったと説明。「原さんはりせと同世代で、『すずめの戸締まり』でも高校生役を実存感のある演技で表現していた。だからこそ、彼女なら自然なりせを演じてくれると思いました」と原の起用理由を語っている。また篠原俊哉監督も「透明感と素直さの中に少し影がある原さんの声が、りせにぴったりだった」とコメントし、アフレコを通じて「その感覚は間違っていなかった」と確信を深めたという。
アリス役については、自然な子どもらしさや声の“生っぽさ”を重視し、子役を対象にオーディションを実施。篠原監督は「“声そのもののピュアな可愛らしさ、それでいて媚びた感じのしない声”というイメージに最も合っていた」とマイカを選んだ理由を説明している。田坂プロデューサーも「マイカさんの声は芯の強さと、その中にある無邪気さが、今回のアリス像とマッチしていた」と評価している。
<作品情報>
『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』
8月29日(金) 公開
公式サイト:
https://sh-anime.shochiku.co.jp/alice-movie/
(C)「不思議の国でアリスと」製作委員会