ウェールズ戦2連勝へ、ラグビー日本代表SH藤原「まずはキック」、PR竹内「ファストスタートが大事」
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藤原忍 (C)JRFU
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すべて見る次が大事である。7月9日、ラグビー日本代表PR竹内柊平とSH藤原忍がオンライン会見に出席。『リポビタンDチャレンジカップ2025』ウェールズ戦第1戦の逆転勝利を受けて、第2戦のキーポイントを口にした。
竹内「前回いい勝ち方、後半に文字通り走り勝つことができたが、課題は明確で前半の入り。今週はファストファースト、前回は受けに回ってペナルティや自分たちのラグビーをできなかったので、そこを補う準備をしてきた。
(なぜ受けに回ったのか?)モメンタムだと思う。キックを簡単に蹴らせていたので、自分たちでどうにかできないのかという修正の部分を今週取り組んだ」
藤原「いい勝ち方をしたが、キックの使い方やディフェンスの仕方は課題だったので、そこはしっかり修正したい。
(初戦は)前半ラインアウトからターンオーバーが7~8回あって、『それではだめ。しっかり3~4フェーズを重ねよう』と話して、後半は修正できて得点につなげることができた。そこは引き続きやっていきたいし、セットプレーの大事さは共有しながらやってきた」
第2戦の鍵に竹内はスクラム、藤原はハイパントキャッチを挙げた。
竹内「ファストスタートが大事。前半受けてしまうのと、後半どうしても……。後半最後の10分で勝ち切るのは自分たちの強みだが、相手も準備をしてくる。
1戦目と状況が変わり、スクラムも相手はわかっているので。でも『相手がこう来るからどうする』という付け焼き刃ではなく、自分のスクラムを突き詰めることが大事。スクラムでウェールズを叩けたら、流れが完全にこっちに向く」
藤原「まずはキック。相手はハイボールのところでリズムを作ってきていたので、まずはキャッチ。キャッチすれば自分たちのアタックシステムがあるので。あとラインアウトのミスがほぼほぼだったので、そこも修正したい」
ふたりは第2戦の難しさを理解しつつ、2連勝を誓った。
竹内「まずウェールズに絶対勝つというところで、自分たちに足りない部分、きつい部分を重点的に準備してきた」
藤原「次もう一回あるので、勝ちにいきたい。同じ相手とやるので、ここは絶対勝たないといけないと思っている」
竹内はリーチ マイケル主将のすごさ、藤原はSH齋藤直人から学ぶ点を語った。
竹内「半端ないっすね。去年の『(アサヒスーパードライ)パシフィックネーションズカップ』、欧州遠征(『リポビタンDツアー2024』)もいなくて、チームの雰囲気が違うし、あの人が発するひと言は経験から来るもので重みが違う。上からではなく選手目線。大学生もいるし、アーリーエントリーもいるけど、全員に目を配っている。本当に半端ない。単純に19タックル、10キャリーは化け物。試合であれだけ背中で見せられるのはチームのことを考えていないとあれだけできない」
藤原「先週の試合に関しては直人さんがウォーター係をやって、『ここがチャンスだ』とアドバイスをくれた。練習の中でも意見をやり合わせながら、いい感じでやれている。
一番学ばないといけないといけないと思ったのがFWとの連携もそうだが、ディフェンスでバックスリーとの連携がSHとしてできていなくて、バックスリーを呼んでミーティングをしたり、彼から発信してもらった。今週同じ相手だし、裏に蹴られて危ないところがあるので、僕らがヘルプできるところがあるだろうと。実際どういう助けができるか、どういう声掛けをしたらいいのかという細かいところを合わせた」
果たして、日本代表の2連勝か、ウェールズ代表の連敗ストップか。『リポビタンDチャレンジカップ2025』日本代表×ウェールズ代表は7月12日(土)・ノエビアスタジアム神戸にてキックオフ。試合前にはラグビー解説でお馴染みの大西将太郎、コベルコ神戸スティーラーズの元日本代表勢である山下裕史と日和佐篤、さらにラグビー芸人しんやが『阪神・淡路大震災30年ラグビー復興トークライブ2025』を繰り広げる。試合の模様は日本テレビ系にて全国生中継。チケット発売中。
リポビタンDチャレンジカップ2025のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2559464
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