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【祝20周年・GRANRODEOインタビュー】周年記念ライブに向けて、これまでの振り返りとともに今の思いを語る「ひと言では言い表せない積み重ねがこの20年にあった」

音楽

インタビュー

ぴあ

左から KISHOW(vo)、e-ZUKA(g)

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Text:榑林史章/Photo:キセキミチコ

デビュー曲「Go For It!」をリリースした11月23日に20周年を迎える、KISHOW(vo)、e-ZUKA(g)のロックユニットのGRANRODEOが、11月8日(土)・9日(日)に神奈川・ぴあアリーナMMで20周年記念ライブ『GRANRODEO 20th Anniversary LIVE 2025 G20 ROCK☆SHOW LOVE&FIRE 〜愛と情炎のGRANRODEO〜』を開催する。20周年を迎えるにあたりふたりは今どんな思いを抱いているのか? これまでを少し振り返りながら、『G20』に向けた意気込みを聞いた。

――『G○ ROCK☆SHOW』と銘打ったGナンバーのライブは毎回、リリースに合わせたツアーとは異なるお祭り的なものとなっていますね。

e-ZUKA 2010年に日本武道館で開催した、5周年ライブ『GRANRODEO 5TH ANNIVERSARY LIVE AT BUDOKAN ~G5 ROCK★SHOW~』が最初で、年に1度アリーナクラスの会場でほぼ毎年やっていて。

――『G15』『G16』のときは、ちょうどコロナ禍になって。

e-ZUKA 客席を一個ずつ空けて、声出しも禁止だったんです。だからGナンバーのライブで、客席をフルで入れて声出しができるのは、2018年に大阪城ホールで2デイズ開催した『GRANRODEO LIVE 2018 G13 ROCK☆SHOW "Don't show your back!"』以来です。そう考えると久々で、ちょっと感慨深いです。

KISHOW 確かにそれ以来だし、20周年の区切りだし、今回はいろんなものが乗っかっている気がしますね。

左から KISHOW(vo)、e-ZUKA(g)

――ぴあアリーナMMという会場は?

e-ZUKA ワンマンは初めてです。イベント出演では何度も立っていて、ついこの間も『FLOW THE FESTIVAL 2025』で立ったばかり。ただぴあアリーナに初めて立ったのは『JAM Project 20th Anniversary Special JAM FES.〈JAPAN ANISONG MEETING FESTIVAL〉』なんですけど、コロナ禍で無観客配信だったから、だだっ広い空間にステージだけあって。みんなイヤモニで音を聴いているから、シーンとしていて寂しかった記憶がありますね。ZOOM会議みたいな感じで、世界中のファンとつないで、自宅でグッズを身につけて応援しているみんなの様子が映っていて。

KISHOW ビジョンに映してね。そういうライブ、そのころはよくあった。

――15周年のときは「たかが15年」と銘打っていましたけど、20周年は「されど20年」ですか?

KISHOW まあ、そうなりますよね(笑)。でも体感としては、GRANRODEOと名前をつけたときのことも含めて昨日のことのようだし、今までのできごとを振り返ると、「そんな前だっけ?」と思ったりもするので、なかなかひと言では言い表せない積み重ねがこの20年にあったのだろうと思うわけで、やっぱり自分たちにとっても、重みのあるものになっていますね。自信にもなっているし。最初は大人の人の鶴のひと声で、このふたりを組ませてやろうって始まったけど、20年応援し続けてくれたオーディエンスがいるわけで、スタッフもそうだし、どのバンドもそうだと思うけど20年もやっていれば、自分たちだけのものじゃなくなってくるんです。言葉が悪いけどフンコロガシ的に、どんどん大きくなってきたイメージがありますよね(笑)。

――雪だるま式に?

KISHOW それが言いたかった(笑)。でもイメージはフンコロガシ。一生懸命転がして、20年分のみんなのフンじゃなくて“思い”が、こんなに大きくなりました!って。それを11月8日(土)・9日(日)に改めて見せることになる。その旗印のもとにみんな集結しようぜって、そういうイメージは今のうちから持っておきたいです。15周年のときは「たたが15年」と言っていたけど、20年は重みが違うというか。それ以降もずっと続けていくために20周年にポイントを置いて、そこに向けて気持ちを作っていく。僕は目標を立ててそこに向けてやっていくことが苦手なので、人生も仕事も流されてやってきたところがあって。10周年もそうだったけど、十年一昔なんて言いますから。でもここは流されず、気持ちを作ってひとつのことに向かっていくイメージでいたいです。

e-ZUKA たかが15年、されど15年、“とは言え20年”です(笑)。改めて本当にすごいことだと思います。組み立てのころは、きーやんのほうが「絶対続けるんだ」「武道館やるぞ」って気合いが入っていて、頼んでないのに(笑)歌詞を書いてきたりして。それこそ1stワンマンをやってみたら手応えがあって、「これは僕も続けていきたい」「すごいものになりそうだ」と思うようになった。僕もきーやんと同じで流されるタイプだけど、流れ着いた場所がここで良かった、いい場所に流れ着いたなって心底思います。そういうものの集大成がこの20周年だと考えると、ファンやスタッフ、周りのみなさんに恵まれたなって思いますね。

――デビューした2005年当時はアニソンでロックのユニットというのが珍しく、GRANRODEOがアニソンシーンを引っ張ってきたとも言われますけど。

KISHOW 確かに企画っぽかったから、「声優とギタリストが組んだのね」って、どうせそう思われているんだろうなっていうのはあったから、個人的にはそれを覆してやろうと思っていて、そのモチベーションがあったことは良かったと思う。のちにアニソンシーンが盛り上がるポイントはいくつかあったけど、それに先だってGRANRODEOが誕生した、それも『Animelo Summer Live』が始まったのと同じ年であったというのは、ちょっと面白いタイミングだったと思います。ただ、アニソンを牽引してきたつもりはまったく無いし、今後も背負うつもりはありません。

――e-ZUKAさんの洋楽嗜好のサウンドも、GRANRODEOを唯一無二のものにしたと思いますが。

e-ZUKA 僕は若いときから、自分でグループを作ったことがなくて、むしろスタジオミュージシャンになりたくて業界に入り、バックバンドの活動をやっていて。でもどこかでこういう音楽をやりたいという、子供のころからの夢みたいなものがあったんです。そんなときに「こういうハードロック系のユニットを組まないか」というお声がけをいただいて、やっと「これをやっても怒られない」「こういう曲を作ってもいいんだ!」というのができるようになった。もちろんアニメのための楽曲は、そのために作るけれど、カップリングで「こういう曲がやりたかったから作っちゃえ!」って、自分の趣味を満たしていったところがありますね。

――子供のころからの夢が、Gナンバーのライブ演出にも表れていて。

e-ZUKA 『G5』で階段から下りて来る演出をしたんだけど、それは小学生のときにテレビで観たKISSのライブのオマージュです。ピアノだけで始まったのも、毎回Gナンバーのオープニングに流れるジングルも、STYXのライブのオマージュ。それと『G5』のオープニングで演奏した「We wanna R&R SHOW」はGナンバーでしかやらない曲なんだけど、それもKISSとWINGSの……。

――11月の『G20』に向けて考えていることはありますか?

KISHOW 『ROCK☆SHOW』の原点に還りたいですね。言うても『LOVE & FIRE』とつけていますから、ド派手にしたいです。特効も照明も音も。

e-ZUKA 先日のファンクラブライブ『ロデオ組 presents GRANRODEO LIVE 牛追祭 ~2025夏~』は、すごくマニアックな曲ばかり選曲して。その前の『XX CROSSOVER 古今東西 XX』は、懐かしいものと新しいものを織り交ぜながら、ちょっとマニアックな曲もやったから、今回はユーザーファーストということで。初めて観にきた人も分かりやすいように、1曲も知らなかったということがないように、ヒットナンバー揃いでお送りしようかと。

KISHOW ほかのアーティストのライブにたまに行くと、オーディエンス側の気持ちがすごく分かりますよね。「もっと知っている曲やってくれよ」って。やる側は自己満足に陥りがちなんだなって。結局はバランスなんだけど、人気がある曲やタイアップ曲を中心に組み立てるべきだろうと思っています。今年はこの『G20』が大きな会場でのトドメのライブになると思うんだけど、今までほとんどやってこなかったようなマニアックな曲は来年以降で、会場ごとに少しずつまぶしていくみたいなことをやっても面白いかなって。

――20周年は、新たな始まりの起点になるということですね。

KISHOW そういうイメージです。20周年はキッチリやって、以降はファンに愛想を尽かされない範囲で、少し砕けてもいいんじゃないかって。

――『LOVE & FIRE』とか『愛と情炎』というサブタイトルもGRANRODEOっぽくて良いですね。

KISHOW 変にヒネるよりも、そのくらい分かりやすいバカさ加減がいいなって。今までもそういう感じでやってきたから、バカでダサいくらいが潔くて“らしい”じゃないかと。

e-ZUKA ベストアルバム『DOUBLE DECADES OF GR』に収録された新曲で、『XX CROSSOVER 古今東西 XX』でもやっていない曲もあるので、それをやるのかやらないのか、楽しみにしていてください(笑)。






★GRANRODEO サイン入り色紙を3名様にプレゼント!

【応募方法】
ぴあ音楽編集部SNS(XまたはInstagram)からご応募ください。

①ぴあ音楽編集部・Xから応募
・ぴあ音楽編集部(@OngakuPia)のXアカウントをフォロー。
・該当ポストを応募締め切りまでにリポストしてください。

【応募締め切り】
2025年7月28日(月) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には7月30日(水) 以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。

②ぴあ音楽編集部・Instagramから応募
・ぴあ音楽編集部のInstagram(music__pia)フォロワー限定。
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【注意事項】
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※このキャンペーンにInstagram(META社)の関連はございません。

<公演情報>
『GRANRODEO 20th Anniversary LIVE 2025 G20 ROCK☆SHOW LOVE&FIRE 〜愛と情炎のGRANRODEO〜』

2025年11月8日(土) 開場 16:00 / 開演 17:00
2025年11月9日(日) 開場 15:00 / 開演 16:00
会場:神奈川・ぴあアリーナMM

【チケット情報】
PSS席:28,000円(税込)
SS席:15,000円(税込)
S席:9,800円(税込)
※全席指定

■セブン-イレブン先行:7月14日(月) 23:59まで
https://w.pia.jp/t/granrodeo-g20rockshow/

GRANRODEO 20th anniversary 特設サイト:
https://granrodeo.net/pages/20th_anniversary

GRANRODEO 公式サイト:
https://granrodeo.net/