8人のダンサーが宮沢賢治の世界へと誘う KAAT×TJP『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』伊藤郁女のコメント&舞台写真が到着
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KAAT×TJP『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』より、左から)Léonore Zurflüh、Noémie Ettlin、Rinnosuke(リンノスケ)、Ema Yuasa(湯浅永麻)、Yu Okamoto(岡本優)、Aokid、Sato Yamada(山田暁)、Issue Park (撮影:大洞博靖)
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すべて見るKAAT×TJP(ストラスブール・グランテスト国立演劇センター)『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』の本公演が、2025年7月11日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>で開幕。このたび、振付・演出を手がける伊藤郁女の初日コメントと舞台写真が到着した。
本作では現代から戦後までの時代のポップシーンにのせて、アジアとヨーロッパから集まった8人のダンサーたちが踊りながら時代を遡り、宮沢賢治の世界へと観客を誘う。宮沢の代表作『銀河鉄道の夜』のもとになったとされる小説『ひかりの素足』を題材に、ダンサーたちが個性を輝かせながら特急列車のように時代を駆け抜け、日本ならではの思想や文化をあぶり出し、宮沢の繊細なオノマトペとともに花巻の風景を浮かび上がらせる。



伊藤は欧州を拠点に活躍する振付家・ダンサーで、KAATキッズ・プログラム2023『さかさまの世界』では自身初となる日本でのクリエイションを手がけ好評を博した。今回の作品は、伊藤が芸術監督を務めるTJPとKAAT神奈川芸術劇場の日仏公共劇場による共同制作で、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督・長塚圭史もドラマトゥルグとして参加している。
初日に際し伊藤は、「フランス、スイス、韓国、日本のダンサーたちがひとりひとり強烈に自分を出し始め、チームワークも素晴らしくなり、皆さんスーパーヒーローのようになってきました」とコメント。さらに「シーンもだんだん引き締まってきて、宮沢賢治まで時代を超えて走っていく出演者たちの姿が魅力的にはっきりと見える感じがします。ものすごい勢いでここまで練習を重ねてきました。本当のマラソンです」と制作過程を振り返りながら、「ヨーロッパと、アジア、それぞれの国を通して日本の文化を色々な断片から見ることができる、豪華な作品になっていると思います」と自信を見せている。
出演者は、Aokid、Noémie Ettlin、Yu Okamoto(岡本優)、Issue Park、Rinnosuke(リンノスケ)、Sato Yamada(山田暁)、Ema Yuasa(湯浅永麻)、Léonore Zurflühの8名。公演は2025年7月13日(日) まで。
■振付・演出:伊藤郁女 コメント全文
いよいよ初演が間近になってきましたダンスマラソンエクスプレス、ウキウキワクワクです。
フランス、スイス、韓国、日本のダンサーたちがひとりひとり強烈に自分を出し始め、チームワークも素晴らしくなり、皆さんスーパーヒーローのようになってきました。シーンもだんだん引き締まってきて、宮沢賢治まで時代を超えて走っていく出演者たちの姿が魅力的にはっきりと見える感じがします。ものすごい勢いでここまで練習を重ねてきました。本当のマラソンです。ヨーロッパと、アジア、それぞれの国を通して日本の文化を色々な断片から見ることができる、豪華な作品になっていると思います。
撮影:大洞博靖
<公演情報>
KAAT×TJP(ストラスブール・グランテスト国立演劇センター)
『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』
振付・演出:伊藤郁女
出演:Aokid Noémie Ettlin Yu Okamoto(岡本優)
Issue Park Rinnosuke(リンノスケ) Sato Yamada(山田暁)
Ema Yuasa(湯浅永麻) Léonore Zurflüh
ドラマトゥルグ:長塚圭史 Améla Alihodzic
コラボレート・アーティスト:Adeline Fontaine
振付助手:Marvin Clech
照明:上山真輝 Thibaut Schmitt Arno Veyrat
音響:西田祐子 Eric Fabacher
衣裳:柿野彩
美術:伊藤郁女 Anthony Latuner
舞台監督:山田貴大
2025年7月10日(木)〜7月13日(日)
プレビュー公演:2025年7月10日(木)
会場:神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
公式サイト:
https://www.kaat.jp/d/dme
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