小沢道成『我ら宇宙の塵』ロンドン版全39公演完走、この秋EPOCH MANが再演、日本ツアーを実施

小沢道成が作・演出・美術を務める『Our Cosmic Dust』が、2025年6月2日から7月5日にイギリス・ロンドンのPark Theatreにて上演され、プレビューから千穐楽までの全39公演を完走した。

『Our Cosmic Dust』は、第31回読売演劇大賞「優秀作品賞」「優秀演出家賞」「最優秀女優賞」の三部門を受賞した話題作『我ら宇宙の塵』をロンドン版として英語に翻訳し、現地キャストで上演した日英共同プロジェクト。イギリス国内のみならず、日本やアジア各地からも多くの観客が訪れた本公演は、「長く記憶に残る、新鮮で心温まる作品」（The Review Hub / ★★★★★）、「感動的。観客は涙を流さずにはいられなかった」（West End Best Friend / ★★★★★）など、英国演劇メディアからも高い評価を受けた。

この成功を経ての再演、日本ツアーを控える『我ら宇宙の塵』は、EPOCH MANが2023年8月に初演。大切な人を失った悲しみとどう向き合うかという永遠の問いに小沢が真摯に向き合い紡ぎ上げた作品で、1体のパペットとともに歩む死をめぐる不思議な旅を描く。小劇場演劇としては類を見ない一面のLEDディスプレイを用いた幻想的な演出で、劇場に宇宙空間を創出した初演は観客に深い感動を与えた。

日本ツアーでは東京、大阪、北九州、金沢の4都市で公演が行われる。東京公演は2025年10月19日(日) から11月3日(月･祝) まで東京・新宿シアタートップス、大阪公演はぴあ関西40周年記念公演として11月6日(木) から11月10日(月) まで大阪・扇町ミュージアムキューブ CUBE01、北九州公演は11月14日(金) から16日(日) まで福岡・J:COM 北九州芸術劇場 小劇場、金沢公演はいしかわ舞台芸術祭2025参加作品として11月21日(金) から24日(月･休) まで石川・金沢21世紀美術館 シアター21で上演される。

初演のオリジナルキャストのほか、東京公演の2公演にスウィングキャストとして谷恭輔の出演が決定。いなくなった父親を探しに街に出る少年・星太郎を小沢と谷が、その少年を追う母親・宇佐美を池谷のぶえ、またふたりが街で出会っていく人々、火葬場の職員・鷲見を渡邊りょう、看護師の早乙女を異儀田夏葉、プラネタリウムを経営する織江をぎたろーが演じる。

また各地でバリアフリー字幕・英語字幕用のタブレット貸出を実施するほか、東京・大阪公演には舞台手話通訳として田中結夏（となりのきのこ）が出演する鑑賞サポート付公演も実施される。

【あらすじ】
少年は、父の行方を探しに家を出た。
その少年を探しに、母も家を出た。
長い長い旅の途中、出会った街の人に聞いてみた。
どこに行けばいいのか、と。
──遺された者たちが辿る、宇宙と、この地球の物語。

＜公演情報＞
『我ら宇宙の塵』日本ツアー

作・演出・美術：小沢道成
出演：池谷のぶえ　渡邊りょう　異儀田夏葉　ぎたろー　小沢道成／谷恭輔（スウィングキャスト）

【東京公演】
2025年10月19日(日)～11月3日(月･祝)
会場：新宿シアタートップス

【大阪公演】※ぴあ関西40周年記念公演
2025年11月6日(木)～10日(月)
会場：扇町ミュージアムキューブ CUBE01

【北九州（福岡）公演】
2025年11月14日(金)～16日(日)
会場：J:COM北九州芸術劇場 小劇場

【金沢（石川）公演】※いしかわ舞台芸術祭2025 参加作品
2025年11月21日(金)～24日(月･休)
会場：金沢21世紀美術館 シアター21

チケット情報：
https://w.pia.jp/t/epochman/

特設サイト：
https://epochman.com/wuc2025.html