クリストファー・ノーラン監督作『Quay』2日間限定上映が決定　『砂時計サナトリウム』の追加ビジュアルも公開

アニメーション作家、ブラザーズ・クエイによる19年ぶりの新作長編『砂時計サナトリウム』が7月12日よりシアター・イメージフォーラムで上映中。本作の公開を記念して、クリストファー・ノーラン監督がブラザーズ・クエイのスタジオを訪れ、彼らの創作現場を撮影した35mmフィルムの短編『Quay』の2日間限定の特別上映が決定した。

今回特別上映される『Quay』は、人形を生き生きとさせるための光へのこだわりなど、彼らの創作哲学がうかがえるドキュメンタリー作品。ノーラン監督のスタジオSYNCOPY FILMSとBritish Film Instituteの尽力により35mmフィルムを取り寄せることができたこと、そしてアテネ・フランセ文化センターによる字幕制作と字幕投影に関する協力によって実現する。上映は7月19日(土)と7月20日(日)の2日間で、『砂時計サナトリウム』と併映という形で実施される。また、クエイ監督の製作から30年になる初長編『ベンヤメンタ学院』の特別上映も行われる。

『砂時計サナトリウム』は、青年ヨゼフが死の床にある父を見舞おうと遠く離れたガリシア地方のサナトリウムを訪れる物語。そこは時間が遅れている不思議な場所で、現実と夢の狭間に漂う世界となっている。ヨゼフは、そのサナトリウムでは時間も出来事も、目に見える形をとって存在することができないという真実に気づいていく。併せて『砂時計サナトリウム』の魅力が堪能できる8枚の追加ビジュアルも公開された。

＜作品情報＞
『砂時計サナトリウム』

公開中

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