映画『宝島』妻夫木聡、広瀬すずら年月を経て変わりゆく若者たちの姿を捉えた場面写真7点を一挙公開

妻夫木聡をはじめ、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太らが共演する映画『宝島』の新たな場面写真7点が公開された。

本作は、戦後沖縄の史実に記されない真実を描き切った真藤順丈による小説『宝島』を原作に、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史が2度の撮影延期の危機を乗り越えながら完成させた作品。日本に見捨てられ、アメリカに支配された沖縄で、混沌とした時代を全力で駆け抜けた“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を壮大なスケールで描く。

本作の舞台は、アメリカに全てを支配されていた戦後の沖縄。米軍基地から物資を奪い、困窮する住民らに分け与える“戦果アギヤー”となり、自由に生きることを模索していた若者たちがいた。主人公・グスク（妻夫木）、幼なじみのヤマコ（広瀬）、レイ（窪田）そして、みんなの英雄的存在であるリーダーのオン（永山）。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る彼らだったが、ある襲撃の夜にオンは忽然と姿を消してしまう。

公開された場面写真では、親友を探すため刑事となったグスク、恋人としてオンの帰りを待ち続けるヤマコ、憧れだった兄の影を追うレイ、消えた英雄オンを巡りそれぞれの想いを交錯させる3人と、彼らの心の支えだったオンが優しく微笑む姿が切り取られている。さらに、盗んだ物資を住民に分け与える“戦果アギヤー”としての日々や、過酷な環境のなか教師になる夢を叶えたヤマコを祝い笑顔で抱き合うシーン、そして幼馴染のグスクに対して銃口を向けるレイを捉えた緊迫のシーンも。時代の大きなうねりに翻弄されながら、過酷な運命のなかで繰り広げられるドラマの予感が漂う場面写真となっている。

メガホンを取った大友監督は、この激動の物語を描くにあたり「沖縄の人々が戦後の日本とアメリカの狭間で、どのくらいの血と汗と涙を流してきたのか、その喜びも悲しみも体感しないとわからない。それを誰もが追体験できるような映画を作りたかった」と語っている。

＜作品情報＞
『宝島』

9月19日(金) 公開

公式サイト：
https://www.takarajima-movie.jp

(C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会