川﨑皇輝ら東西ジュニアも出演! ヨーロッパ企画の名作『サマータイムマシン・ブルース』3都市で上演決定
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『サマータイムマシン・ブルース』キービジュアル
ヨーロッパ企画の名作『サマータイムマシン・ブルース』が、2025年10月から11月に東京・IMM THEATER、愛知・COMTEC PORTBASE、大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。
本作は、ヨーロッパ企画の第8回公演として2001年8月に初演され、これまで劇団内で3度上演されている上田誠の傑作戯曲。とある大学のSF研究会の部室を舞台に昨日と今日をタイムトラベルしていく若者たちを描いており、青春の初々しさ、張り巡らされた数々の伏線が回収されていく美しい脚本、コミカルな会話劇、個性豊かなキャラクターたち、ちょっと不思議で心躍るSF感と、上田誠の魅力が詰め込まれている。2005年には本広克行監督により映画化もされた。
今回の上演では東西ジュニアの面々が多数出演。主演の甲本役は、ミュージカル『町田くんの世界』や舞台『ロミオとロザライン』で主演を務めるなど舞台でも活躍する川﨑皇輝、甲本と同じSF研究会のメンバーを、元木湧、安嶋秀生、長瀬結星、大西風雅、髙橋曽良が演じる。また、未来からやってきた男・田村役を阿達慶、SF研究会の部室の奥に居をかまえるカメラクラブの部員を、劇団イキウメの大窪人衛、ミュージカル『レ・ミゼラブル』などに出演する北村沙羅、悪童会議『夜曲〜ノクターン〜』などに出演する川原琴響が演じる。演出は、上田誠と共にヨーロッパ企画を設立し、本作に役者として出演してきたヨーロッパ企画の諏訪雅が務める。
【あらすじ】
夏、とある大学の、SF研究会の部室。
SF研究を一切しない部員たちと、その奥の暗室に居をかまえる、カメラクラブのメンバーたち。
前日にクーラーのリモコンを壊してしまい、蒸し暑い部室でぐったりしているメンバーの前にどこからともなく現れたタイムマシン。SF研究会のメンバーは昨日に戻り、壊れる前のクーラーのリモコンを取ってこようと画策する。
しかしタイムトラベルしたことが面白くなった彼らはリモコンもそこそこに、昨日の世界でふざけたことばかりをやってしまう……。
ふと、過去を変えると今が消えてしまう可能性に気づいたメンバーたちは、自分たちの“今”を消さないため、
大急ぎで自らのおふざけをリカバリーするべく奮闘する!
■演出:諏訪雅 コメント
『サマータイムマシン・ブルース』は、僕らヨーロッパ企画が24年前に作った作品です。
自分たちで演じるには、さすがに少し年を重ねすぎましたが、いまの若い俳優が演じることで、この作品の面白さが、
新しい空気とともに、今の時代にも伝わると思い、今回の企画を提案させていただきました。
この夏、彼らと一緒に、もう一度、青春を駆け抜けてみたいと思います。
ヒザが少々不安ですけど、預けられるだけ全体重を預けて、駆け抜けてみます。
■脚本:上田誠 コメント
僕らヨーロッパ企画の原点であり、もう還れない場所だと思っていました。そしたら部室にタイムマシンが現れてタイムトラベルできたような気持ちです。そしてずいぶん華やかに美化された過去になりそうです。相も変わらずくだらない面々にまた会えるといいなあ。
■甲本役:川﨑皇輝 コメント
長く愛されているこの作品に関わらせていただけること、非常にうれしく光栄に思います。
どこか懐かしい雰囲気の中で繰り広げられる、軽快で何気ない会話が今作の魅力ですが、
その中に緻密な伏線が張られています。最後には必ずもう一度観劇したいと思っていただける、そんな作品にしたいと思っております。僕たちにしか出せない空気感を大切にしながら、唯一無二の魅力ある作品にできるよう、精一杯演じます。ぜひ、劇場でお待ちしております。
■石松役:元木湧 コメント
今回題材となっているタイムマシンですが、もちろん実際に見たことはありませんが、きっとどなたも知っているのではないでしょうか。小さい頃にアニメで見ていたあのタイムマシンが実際に現れて、僕たちSF研究会がどうするのか、未来や過去がどうなってしまうのかドキドキする展開になっています。このドキドキを皆さんにも楽しんでもらえるよう、全力で頑張ります! ぜひ観に来てください。
■新美役:安嶋秀生 コメント
今回、ちょっぴり天然で、でもどこか憎めない新美役を演じます。僕自身も少し新美に似ているところがあると思うので、新美の魅力をみなさんにお見せできたらいいなと思っています。時間をめぐる青春のドタバタ劇に、思いきり飛び込んでいきます! 全力で頑張るので、ぜひ劇場に観に来てください。
■小泉役:長瀬結星 コメント
小泉役のお話をいただいたときは、素直にうれしかったです。自分にすごく合っている役だなと思いますし、性格や雰囲気など似ているところも多いと思います。特に、小泉はよく喋るキャラクターなのですが、僕自身もグループの中で喋っていることが多く、小泉と自分がどれくらい似ているのかにも注目してもらえるとうれしいです。一生懸命演じるので、ぜひ観に来てください!
■木暮役:大西風雅 コメント
大西風雅です!
今回の舞台はみんな年齢も近く、仲が良いメンバーなのでその良さをいっぱい出していきたいです!
このメンバーでつくる空気感、掛け合いなどに注目してみてください。
最高に面白い舞台にします! 頑張るぞ!
■田村役:阿達慶 コメント
映画に続き、上田誠さん脚本の物語にて未来人を演じられることになり、とてもうれしい気持ちでいっぱいです! ヨーロッパ企画さんの舞台や映画でもたくさん愛されるこの物語を、僕たちジュニアでどう繰り広げることができるのか、今からとても楽しみです。お越しいただく皆さまには、田村という未来人を楽しんでいただけるよう、精一杯向き合っていきたいと思います。
■曽我役:髙橋曽良 コメント
初めて大学生役を演じることになり、不安な気持ちもありますが、後輩キャラである「曽我」という役には自分に似たような感覚がある気がしています。また、この作品に出演できることへの素直な喜びと、自分にとって大きな学びになるのではないかという期待もあります。先輩と後輩のコミカルな関係を皆さまに楽しんでいただけるように、稽古の段階からその空気感を作り上げていけたらと思っています。精一杯頑張ります!
■照屋役:大窪人衛 コメント
2018年に本多劇場で観た『サマータイムマシン・ブルース』は
それまでの劇団の歴史と観客の想いが乗っかったとんでもない化け物作品でした。
劇団員の方たちの台詞のやりとりはまるでジャズのセッションを聞いてるかの様な心地よさがあり、
観劇後は恥ずかしながらもその美しさに涙を堪えきれなかった。
当時上田さんが書いた時の初期衝動、リビドーを大切に諏訪さんのもと、若い皆さんと一緒に頑張れたらと思います。
劇場にてお待ちしています
■柴田役:北村沙羅 コメント
私も、そしてきっと皆様も大好物であろう“青春”。
どうしても今作に出演して青春に触れたいと願っていたところ、柴田役に選んでいただき本当に光栄です。
初演が私の生まれ年と同じ2001年とのことで、作品と同い年というのもどこか繋がりを感じます。
公演期間は肌寒くなってくる頃ですので、ぜひ私たちの暑い夏へいらしてください! 劇場でお待ちしております!
■伊藤役:川原琴響 コメント
伊藤役を演じさせていただきます、川原琴響です。
過去にヨーロッパ企画さんで上演された舞台や映画化された作品を拝見したのですが、
気がついたら頭の中が空っぽになって、何も考えずに思いっきり楽しんでいました!
そんな楽しい作品に自分が参加できることがとても光栄で、
大学生ならではの、若々しい青春をお客さまと共に過ごせると思うと、今から本当にワクワクしています。
<公演情報>
『サマータイムマシン・ブルース』
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
演出:諏訪雅(ヨーロッパ企画)
【出演】
甲本:川﨑皇輝
石松:元木湧
新美:安嶋秀生
小泉:長瀬結星
木暮:大西風雅
曽我:髙橋曽良
田村:阿達慶
照屋:大窪人衛
柴田:北村沙羅
伊藤:川原琴響
【東京公演】
2025年10月22日(水)~11月2日(日)
会場:IMM THEATER
【愛知公演】
2025年11月6日(木)・7日(金)
会場:COMTEC PORTBASE
【大阪公演】
2025年11月12日(水)~16日(日)
会場:サンケイホールブリーゼ
公式サイト:
http://summertimemachine.com/
(C)「サマータイムマシン・ブルース2025」製作委員会