誰をも夢中にさせる“ヒロイン”の「まなざしに魅了された」映画『パルテノペ ナポリの宝石』監督が明かすキャスティング秘話

イタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノが監督を務める『パルテノペ ナポリの宝石』が、8月22日(金)より公開される。この度、イタリア出身の新星女優、セレステ・ダッラ・ポルタ演じる美しく聡明な主人公・パルテノペの姿を収めた場面写真とキャスティング秘話が到着した。

第86回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『グレート・ビューティー／追憶のローマ』をはじめ、『グランドフィナーレ』『The Hand of God -神の手が触れた日-』などで知られるソレンティーノ監督が初めて女性を主人公に据えた本作は、人魚伝説が根付く南イタリア・ナポリに生を受け、街を意味する“パルテノペ”と名付けられた美しいひとりの女性の生涯を描く。第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、その後イタリア国内では監督作品史上最大のヒットを記録している。

公開された場面写真では、ときに凛々しく、ときに無邪気に、そしてときに疑念を宿して七変化のようにさまざまに移ろいでいく表情をみせる中で、まっすぐにこちらを見つめるパルテノペの魅惑的な姿が捉えられている。

ダッラ・ポルタをオーディションで見出したソレンティーノ監督は、「パルテノペは誰をも夢中にさせる女性ですが、容姿の美しさにはこだわっていませんでした。セレステはきっと美しいのでしょうが、それは私には言い切ることができないですし、選んだ理由でもありません。それよりも、私はセレステのまなざしに魅了されました。どこか痛々しい一方で、人生に対する好奇心も感じるのです」とキャスティングの理由を明かしている。

本作で銀幕デビューを飾ったダッラ・ポルタは、「何度も何度もオーディションを受けました。キャスティングのプロセスはとても長く、役を得るためにこれほど勉強したのは初めてです！」と努力を重ねたという。また、役作りについては「ソレンティーノ監督からおススメされた映画をいくつか見ました。ナタリー・ポートマンが演じる『クローサー』のキャラクターからインスピレーションを得るようにアドバイスをもらいました。パルテノペにとって重要な憂鬱さと、ある種のミステリアスさがあったのです」とコメントしている。

製作は世界屈指のラグジュアリーブランド・サンローランの子会社として設立されたサンローラン プロダクションが手がけ、クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロ自らが衣装のアートディレクションを担当。北米配給権は気鋭の配給会社A24が獲得している。

＜作品情報＞
『パルテノペ ナポリの宝石』

8月22日(金)公開

公式サイト：
https://gaga.ne.jp/parthenope/

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