神山智洋&中村海人のバディな関係「どんな話もできる存在に」
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インタビュー

左から)神山智洋、中村海人 (撮影/米玉利朋子)
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すべて見る深夜に食欲を掻き立てる屋台メシが登場することからメシテロドラマとしても人気の『ミッドナイト屋台』のSeason2『ミッドナイト屋台2~ル・モンドゥ~』がLeminoにて7月31日(木)より独占配信される。夜な夜な屋台に訪れる悩めるお客に考案する屋台メニューはどれも美味しそうなものばかり。Season1に引き続き、WEST.の神山智洋が演じる翔太とTravis Japanの中村海人が演じる輝元がバディを組んでお客の心と胃袋を満たすために絶品屋台メシに挑む。劇中では水と油のような関係で衝突する凸凹コンビだが、今作で仲が深まったという神山と中村のトークの息はぴったりだ。
Season2では屋台としての新たな目標を掲げます

――「ミッドナイト屋台」がSeason2となって配信されます。Season2が決まった時のご心境から聞かせて下さい。
神山智洋 Season1を撮影していた時、「Season2、Season3までやりたいね」って話していたので、続編が決まって嬉しかったです。ただ、毎日セリフを覚えるのは大変でした(笑)。
中村海人 確かに。セリフ量が多くて大変だったからこそ、自分を成長させてくれた作品になったなと思います。それにスタッフさんに助けてもらいながら、毎日楽しく撮影できたので、Season2が決まった時は、めちゃくちゃ嬉しかったです。「また翔太(神山の役名)と一緒に屋台ができる~!」って。
――Season2の舞台は、寺を飛び出して横浜です。横浜中華街など夜の都会で屋台をやることになりますが、どんなところがみどころになってきそうでしょうか。
神山 Season1はお寺と屋台がメインだったんですけれども、Season2は、横浜という新天地でチャレンジすることもあって、外のロケシーンが増えている印象です。画的なところで言うと、ライトアップされた観覧車をはじめとした夜の横浜の夜景もみどころやね。
中村 そう。ビルの屋上だったり、寺の前での屋台とはまた違うシチュエーションが出てきますからね。なんといっても夜の境内から飛び出した2人が次の屋台を開いた場所が、「あっ、そこになるんだ」っていう驚きもきっとあると思うので、そこも楽しんでいただけたら!
――Season2ではSeason1とキャラクターの変化やさらなる成長も描かれそうで楽しみです。
神山 Season1の翔太は、味覚と嗅覚を失った状態でスタートしていて、そこから味覚を取り戻すために、自分自身の過去やしがらみと向き合っていたんですよね。もちろん屋台に来てくれるお客様と向き合って、料理とも向き合って、シェフとして原点に戻りながらも成長してきたんですけど、Season2はもう味覚も嗅覚も戻った状態でのスタート。さらに深く料理を追求して、屋台に来てくれるお客様と向き合って、俺たちは何のためにこの屋台で料理をしているんだっていうところが描かれます。屋台としての新たな目標を掲げるっていうのもSeason2の軸になりそう。Season1とはまたちょっと違う、料理の向き合い方、お客様との向き合い方に注目ですね。
中村 Season1と変わらず、元気に楽しい感じで演じましたね。僕が演じる輝元は、住職という肩書はありつつ、屋台のギャルソン住職っていう形で横浜の新天地でやっていきます。輝元は相変わらず、いろんなことに挑戦していくんですよね。横浜に行くこともワクワクしてはいながら、お寺の時とは違って、この前までは上手くいってたことが、なかなか上手くいかなかったりして。いろんなことにぶつかりながら、ギャルソンとして成長していく姿が描かれます。
神山くんが温かく包み込んでくれるので、伸び伸びできました
――お二人は、本作でドラマ初共演を果たしましたが、撮影を共にしてお互いの印象に変化はありましたか。
神山 ドラマの撮影をする前から、うみ(中村)とは放課後GAMING LIFEという事務所のYouTubeチャンネルで一緒だったんですよね。2人で動画を撮ったりもしていたので、すごく気のまわるいい子だなっていう印象やったんですよ。ドラマで一緒になって、よく知ると人に愛される才能を持ってる子やなって。スタッフの方や共演者の方とフランクに話せるし、人の懐に飛び込むすごく上手。スタッフさんからいじられたりしながら、現場を明るく温めてくれる子なので、僕はすごく助かりました。
中村 いえいえ。神山くんが言う通り、放課後GAMING LIFEでご一緒していたんですけど、演技のお仕事するのはこのドラマが初めてで。神山くんの座長としての振る舞い方とか、監督やプロデューサーとドラマについて話している姿を見て、「あ、めっちゃかっけえな」って思いました。物語をより良くしようとスタッフさんと話し合う姿を間近で見ていて。言われたことをただするのではなくて、自分がしっかり感じたことをディスカッションして作っていく姿は勉強になりました。座長という立場になった時に、自分もそうやって演技と向き合えたらなと思いましたね。
――共演して近くにいたからこそ見えてくる部分もありそうですね。
中村 いや~、そうなんですよねぇ。事務所の先輩と一緒に演技する経験がそれまでなかったので、不安もいっぱいあったんです。Season1の時は正直至らない部分も多分たくさんあったと思うんですけど、神山くんが温かく包み込んでくれるので、伸び伸びできました。演技の相談や話し合いができたことも良かったですし、一緒にできて幸せです!
――Season2で印象的だったシーンは?
神山 1話で翔太と輝元の屋台に星羅(永瀬ゆずな)という小学生の女の子がお客さんでやってくるんですよね。この子と出会うことで、翔太と輝元はまた新たな気づきがあったりして。めちゃくちゃいいアクセントになっています。またゆずなちゃんがすごく明るくて、いい子で現場の天使で。ホント太陽のような子なんですよ(笑)。Season2全話通して、星羅の存在は、めちゃくちゃおっきいものになってます。
中村 星羅ちゃんとは現場でずっと喋ってましたね。控え室で神山くんと2人でけん玉したり。
神山 ああ、やってた。けん玉を皆さんお好きに自由に遊んでくださいっていう感じで、ずっと置いてたんで、遊んでましたね。
中村 僕は挑戦してみたら、下手でした(笑)。野球というすごい難しい技を練習したけど、まだ1回も成功してなくて。いつか、ゆずなさんが大人になった時に「できたよ」って見せて。「え、何それ?」って言われるオチを待ってます(笑)。
この作品を通して料理の腕が上がりました
――劇中には美味しそうな料理が出てくるので、メシテロ要素もありますよね(笑)。
神山 もう撮影現場でお腹減りすぎちゃって、ちょっと辛かったくらい(笑)。
中村 毎回、つまみ食いしていたんですけど、どれも美味しかった!
神山 個人的には焼き飯が美味しかったな。
中村 あれは、美味かったですね~。
神山 多分、隠し味というよりは、1つ1つ料理を作る上でポイントやこだわりがめちゃくちゃあるんでしょうね。ごま油で食材炒めて、卵入れて、ご飯を入れて混ぜて、味付けして、味を決めて終わりじゃなくて、まず油とにんにくと生姜と豚バラ肉を炒めるんですよ、1回。香りに味を移していくっていう作業が焼き飯を作る上でめちゃくちゃ大事というか。このひと手間がこんなに料理を美味しくするんやなって衝撃を受けました(笑)。
中村 確かに衝撃。今まで食べた焼き飯の中でも、美味かった。大葉が乗ってるのもまた、いい。サラサラ食べられるというか、味付けのアクセントにもなってて、本当に美味かったです!
――神山さんはもともとお料理がお得意だから、ドラマでより腕前がスキルアップしたのでは?
神山 そうですね。今後、この料理を家で作る時は、絶対にドラマの作り方にしようって思いました。僕、包丁も買い替えたんですよ。あと、フライパンも買い替えようかなと思ってるところ。料理はもともと好きやけど、この作品を通して料理を学んで、スキルアップできましたね。
中村 すごい! 僕は家で料理をしないんですよね。Season1が始まる前に鍋を買って、自分で味噌汁を作ったくらい。でも、それ以降はその鍋も触ってないんですけど。でも、いいフライパンをいただいたんですよ。せっかくいただいたので、練習がてらなんか作ってみようかな。
神山 あの鍋はポトフ作れっていうことやなっていう風に俺は感じた(笑)。
中村 なるほど、ポトフだ。フライパンじゃなくて、ポトフを作るような鍋ですね。
――ちなみにSeason2では、ラジオ局の新人プロデューサー藤間渉役で後輩の矢花黎さんが登場しますよね。
中村 矢花は、新人プロデューサーで走り回っていて疲れてる感じがちゃんと出てたな~。
矢花が演じる藤間は、輝元にとって大事な存在なので、結構一緒のシーンも多くて。ひたむきに演技に対して向き合う姿勢を見てると、やっぱり自分もしっかりしないといけないんだなって逆に刺激をもらしました。
神山 僕は矢花と直接、そんなにやり取りはしたことなかったんですよ。雑誌の伝言板でやり取りしたことがあるくらいの間柄やった。ドラマのクランクインの日に矢花が「あまり演技経験なくて」って言っていて。現場がすごく温かいチームではあるけど、矢花が少しでものびのびできたらいいなと思いましたね。やっぱり先輩2人のドラマにシーズン2から入って演技するってめちゃめちゃ緊張するじゃないですか(笑)。僕やったらめちゃめちゃ緊張するんで、矢花がインしたその日に「飯行くぞ」ってご飯に連れてって、いろんな話をしました。ドラマのこともそうやし、矢花自身のこととか、もうめちゃめちゃプライベートな話とかも話してくれて。初日からコミュニケーション取りました。
――神山さんから見た矢花さんの印象は?
神山 結構、真面目というか、しっかりしてると思ったし。音楽が好きなイメージが強いけど、このドラマをきっかけに演技っていうものに対しても興味や意欲を持ってくれたらいいなと思いましたね。「ライブ観に来てください」って言われたから、B&ZAIのライブに行ってきましたけど、現場の矢花とはまた違う恰好いい姿が見られて良かったです!
神山くんの家に行って鍋がしたい!

――神山さんは矢花さんと食事に行かれたということですが、お2人はご飯に行かれましたか?
神山 もちろん行きましたよ。僕はもう1日3食しっかり食べるので、撮影現場の近くで美味しいご飯屋さんを探すのが結構楽しみだったんですよ。お昼ご飯とか夜ご飯の休憩の時に、僕は食べに行ってたんですよね。でも、うみは1日1食っていう目標を立てていたので、誘うタイミングはどうしようかなと思って。うみの様子を見て「よし、今日は1人で行こうみたいな」感じで行くこともありましたね。
中村 そう、僕はめちゃくちゃご飯に行くのを我慢してました。食べるんだもん。このドラマ(笑)。
神山 そうなんよ。メシテロドラマなので。
中村 神山くんは僕が次の日のセリフとかも確認している時はそっとしておいてくれたり、タイミングを探りつつ、声かけて下さって嬉しかったです。美味しいご飯をたくさんご馳走してもらってたので、幸せでした! 先輩とご飯行く機会って今まであまりなかったので、一緒に行って、何気ない話をする時間が好きでしたね。今度はぜひ神山くんの家で美味しい料理を食べたいなぁ、なんて思ったりしたりして……。
神山 なんでやねん!? うみは猫アレルギーやろ? うちは猫いるからダメでしょ。
中村 大人になったから、アレルギーはもう大丈夫かもしれない。
神山 いや、分からんよ。そんな賭けはさせられへんわ。鼻水ジュルジュルなって。目かいかいなってもさ、知らんで?(笑)。
中村 いやいや、でも僕、神山くんの家に行きたいんですよ。鍋したいです!!
神山 人んちで鍋をするな。鍋をすると匂いすごいねん(笑)。
中村 いやいや。タイミングを見て僕から、積極的に連絡しますね。それこそもう誕生日も近いですよね。(誕生日は7月1日で取材はそれより前)僕も誕生日に祝っていただいたので。いただいた人にはお返しをするという人間性ですので、ちょっと楽しみに待っていただけたら(笑)。
――お二人トークも息ぴったりで、本当にこの撮影期間で仲が深まったんですね。
神山 もう確実に深まってます。こうやってドラマで共演するまでは、先輩後輩の関係性が強かったけど、すっかり楽に話せるようになったし。僕は、あまり後輩にグイグイ来てもらうこともあんまなかったんで、嬉しい!
中村 この作品で一緒になったことで神山くんには、いい意味で緊張せず、自然体にふるまえるようになったと思います。どんなラフな話でも話せる存在になれたので、すごい良かったなって思いますね。
神山 うん。一緒にできてホンマに良かったな!
<作品情報>
『ミッドナイト屋台2~ル・モンドゥ~』
2025年7月31日(木)0:00~独占配信開始
※以降、毎週木曜 0:00 最新話配信予定

■配信形態:#1~2は広告付き無料配信、#3以降はLeminoプレミアム(月額990円※1)にて配信
■話数:全10話
【作品概要】
■出演:神山智洋(WEST.)、中村海人(Travis Japan)ほか
■脚本:中園勇也 吉髙寿男 gクリエイターズ
■音楽:菅原一樹
■演出:清水康彦、草場尚也、大内田龍馬、山口龍大朗、佐佐木基入
■チーフプロデューサー:上田徳浩(NTTドコモ)、市野直親(東海テレビ)
■プロデューサー:高橋亮(NTTドコモ)、永長朋恵(NTTドコモ)、遠山圭介(東海テレビ)、小林有衣子(イースト・フィルム)
斎藤嘉久(イースト)、江口きぬえ(イースト)
■コーディネイト:重松圭一(g)
■制作:イースト・フィルム
■制作著作: NTTドコモ/東海テレビ
■番組公式サイト:https://bit.ly/3T6U5Ko
Lemino国内ドラマ公式Instagram:https://www.instagram.com/Lemino_drama_jp
Lemino国内ドラマ公式TikTok:https://www.tiktok.com/@Lemino_drama_jp
撮影/米玉利朋子、取材・文/福田恵子
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