中村勘九郎主演で新たな風が吹く 歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第三部『野田版 研辰の討たれ』特別ビジュアル公開
ステージ
ニュース

歌舞伎座 松竹創業百三十周年「八月納涼歌舞伎」第三部『野田版 研辰の討たれ』特別ビジュアル
続きを読むフォトギャラリー(5件)
すべて見る令和7(2025)年8月3日(日) から26日(火) に東京・歌舞伎座で上演される、歌舞伎座 松竹創業百三十周年「八月納涼歌舞伎」第三部『野田版 研辰の討たれ』の特別ビジュアルが公開された。
十八世中村勘三郎とのタッグで新しい歌舞伎を生み出してきた野田秀樹の脚本・演出による野田版歌舞伎の第1弾として、平成13(2001)年8月の歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」で初演され、大きな話題を呼んだ本作。その後、平成17(2005)年5月歌舞伎座、7月大阪・松竹座において十八代目中村勘三郎襲名披露狂言として再演され、その舞台は映画館で気軽に楽しめる新しい形のエンタテインメント、シネマ歌舞伎でも平成20(2008)年から上映されるなど、熱気に満ちた革新的な舞台として世代を超えて愛されている。
今回の上演では、主役の辰次を十八世中村勘三郎の長男・中村勘九郎が満を持して演じる。稽古場公開の際、野田は「ずっと彼(勘三郎)と一緒にやっていたので、勘三郎の面影を追ってしまう部分もありますが、稽古が進んでいくうちに新しいものになっている気がしていて、新鮮な舞台になっていると思います」と手応えを明かした。勘九郎も「辰次なのか勘三郎なのかわからないほど憑依していた革新的な舞台。新しい世代の皆様とつくり上げることが本当に楽しい」と意気込みを示している。
特別ビジュアルは、初演以来観客の度肝を抜いた奇抜で印象的な辰次の迷彩柄の衣裳(衣裳:ひびのこづえ)をモチーフとして使用。撮影は、世界を舞台に活躍しているフォトグラファー・TAKAYが担当。20代で渡英し、現在はニューヨークと東京を拠点に活動するTAKAYにとって、歌舞伎俳優の撮影は今回が初となる。また、宇多田ヒカル「First Love」をはじめとしたレコードジャケットや化粧品の広告を数多く手がけてきた高橋歩がデザインを担当。多重露光の手法を用いたデザインは、辰次=勘九郎の内面をも映し出すような仕上がりとなっている。
<公演情報>
歌舞伎座 松竹創業百三十周年「八月納涼歌舞伎」第三部
作:木村錦花
脚色:平田兼三郎
脚本・演出:野田秀樹
『野田版 研辰の討たれ』
2025年8月3日(日)~26日(火)
会場:東京・歌舞伎座
※8月12日(火)、20日(水) は休演
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2560825
公式サイト:
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/936
フォトギャラリー(5件)
すべて見る