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『【特別展】江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで』山種美術館で 江戸絵画と浮世絵の名作が一堂に

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喜多川歌麿《青楼七小町 鶴屋内 篠原》1794-95(寛政6-7)年頃 大判錦絵 山種美術館[後期展示 9/2-9/28]

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2025年8月9日(土)より、山種美術館では、『江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで 特集展示:太田記念美術館の楽しい浮世絵』を開催する。山種美術館が所蔵する浮世絵と江戸絵画のコレクション、また浮世絵専門の美術館として知られる太田記念美術館の楽しい浮世絵を、前期(8月9日~8月31日)と後期(9月2日~9月28日)に分けて紹介する展覧会だ。

2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』が浮世絵の版元・蔦屋重三郎を扱っていることもあり、今年の美術界は浮世絵の展覧会が目白押しだ。山種美術館でも、保存状態が良いことで知られる浮世絵コレクションを公開する。鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重と、六大絵師の代表作がそろうなかで、やはり注目が集まりそうな作品は、これからドラマで重要な役割を果たすことになりそうな東洲斎写楽の役者大首絵や、すでにドラマで活躍している喜多川歌麿の美人画だ。

今回紹介する写楽の作品は、蔦重プロデュースによる。富士山に蔦の葉をデザインした蔦屋の版元印にも注目したい。その他、世界的な人気を誇る北斎の《冨嶽三十六景 凱風快晴》(後期展示)や、歌川広重の保永堂版《東海道五拾三次》のシリーズなど、誰もが知る浮世絵の名品も公開される。

さらに太田記念美術館より、擬人化されたほおずきが、人間のように立ち回る歌川国芳の《ほふづきづくし 八そふとび》(前期展示)ほか、猫から蛸までが登場する歌川派の楽しい浮世絵も紹介。浮世絵初心者にもおススメだ。

歌川国芳《ほふづきづくし 八そふとび》1842(天保13)年頃 中判錦絵 太田記念美術館[前期展示 8/9-8/31]

その他、同展では、琳派の創始者、俵屋宗達(伝)の《槙楓図》、風俗画の元祖とされることから浮世又兵衛の異名を持つ岩佐又兵衛の《官女観菊図》、また蔦重と同時代を生きた池大雅や伊藤若冲など、館所蔵の江戸絵画の名品も一堂にそろう。まさに、浮世絵から江戸絵画の諸流派まで、各分野のスター絵師たちの競演といえるだろう。

伝 俵屋宗達《槙楓図》17世紀(江戸時代) 紙本金地・彩色 山種美術館

<開催概要>
『【特別展】江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで 特集展示:太田記念美術館の楽しい浮世絵』

会期:2025年8月9日(土)~9月28日(日) ※浮世絵は会期中展示替えあり(前期: 8月31日まで、後期: 9月2日から)
会場:山種美術館
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(8月11日、9月15日は開館)、9月16日(火)
料金:一般1,400円、大高500円(夏の学割)
※きもの・ゆかた特典、リピーター割引あり
公式サイト:
https://www.yamatane-museum.jp/

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