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『開館30周年記念展 日常のコレオ』東京都現代美術館で 国内外30組の作品を通して、さまざまな場所における人々の「身振り」や「営み」について考察する

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ジョナタス・デ・アンドラーデ《Jogos Dirigidos (Directed Games)》2019 年

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東京都現代美術館では、2025年8月23日(土)より、美術館の開館30周年を記念して、国内外で活動する幅広い世代のアーティスト30名/組による大規模展『日常のコレオ』を開催する。

タイトルにある「コレオ=コレオグラフィー(振付)」とは、制度や慣習、社会的規範によって規定される言動と、そうした管理や統御に対する批評的な応答を通して、自らの日常を見つめ直し、新たな場や生き方を考えたり創出する実践の両方を指し示している。

上原沙也加《眠る木》2018 年

たとえばジェンダー規範に基づく家庭の習慣や、美術館のような制度的空間、各国の都市空間など、様々な場所における人々の営みや身振りに着目し、同時にそこに生きる人々の経験や記憶から生まれる抵抗や拒絶の身振りや、それを生み出す創造性やユーモアについても考える。

ブラジルのレシフェを拠点とするジョナタス・デ・アンドラーデや、インドのムンバイで活動するアートユニット「CAMP」、沖縄を拠点に活動する大和楓など、15を超える国と地域から集まったアーティストの作品の中には、美術館が位置する深川・木場を取り上げたパフォーマンスや、東京近郊の移民コミュニティに関する参加型作品など、新作も多数。国内で初めて発表される作家や作品も多いため、新鮮な発見があるだろう。

大和楓《Three types of exclusion》2024年 ※参考写真

作品は絵画、写真、映像、インスタレーションと幅広い表現が紹介されるが、今回は前述したようにパフォーマンスやワークショップなど、実際に体を使った芸術表現や、参加型のイベントが多数用意されている。アーティストと鑑賞者が様々なかたちで集い、視点を共有しながら、それぞれの「日常」の域を問い直す貴重な機会といえるだろう。

<開催概要>
『開館30周年記念展 日常のコレオ』

2025年8月23日(土)~11月24日(月・休)
会場:東京都現代美術館 企画展示室1F/B2F、ホワイエ ほか
時間:10:00~18:00、8・9月の金曜は21:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(9月15日、10月13日、11月3日、11月24日は開館)、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)
料金:一般2,100円、大学・65 歳以上1,100円、高中500円
※9月13日(土)・14日(日)は大高中無料
展覧会URL:
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/30th-Anniversary/

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