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舞台『千と千尋の神隠し』韓国公演が決定 日本人キャストによる日本語での韓国上演としては演劇史上最大規模

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舞台『千と千尋の神隠し』舞台写真(2024年 ロンドン公演より) 撮影:Johan Persson

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舞台『千と千尋の神隠し』の韓国公演が、2026年1月から3月に韓国・芸術の殿堂 オペラハウスで上演される。

本作は、10歳の少女千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救うために懸命に働き、生きる力を呼び醒ます姿を描いた宮﨑駿監督による大ヒットアニメーション映画をもとに、2022年に東宝創立90周年記念公演として東京・帝国劇場で初演。ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担い、そのほか『ナイツ・テイル-騎士物語-』や『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが翻案・演出を手がけている。

その後、2024年公演が3月に帝国劇場で開幕し、4月から6月にかけ国内ツアーを上演、並行してカンパニーが渡英し、4月から8月にロンドン・コロシアムで135公演にわたって上演された。ロンドン公演は日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2,300席を連日満席にし、約30万人を動員。2025年は7月より中国・上海文化広場でも上演中で、連日完売が続いている。

今回の韓国公演は、日本人キャストによる日本語での韓国上演としては演劇史上最大規模となる。公演が行われる芸術の殿堂は、ソウル市瑞草区に位置し、7つの劇場と3つの美術館・博物館が集まる、韓国を代表する複合文化芸術空間。中でも2,283席を有するオペラハウス内の「オペラ劇場」は、オペラやバレエ、クラシック公演など、大規模な舞台芸術作品が主に上演される劇場で、海外の観客にも広く知られている。

韓国・芸術の殿堂 オペラハウス(内観)
韓国・芸術の殿堂 オペラハウス(外観)

製作を務める東宝株式会社専務執行役員・池田篤郎は「舞台『千と千尋の神隠し』は、2022年の日本初演以来クオリティを高め続けてまいりまして、今、満を持して韓国上演が実現します。韓国エンタテインメント界において最高のパートナーであるCJの皆さんと大変心強いタッグを結ばせていただき、韓国で楽しみにしてくださっているお客様に、『千と千尋の神隠し』の世界観を生身のエンタテインメントとして存分にお楽しみいただけることを大いに期待しております」とコメントを寄せた。

また韓国・ソウル公演の主催を務めるCJ ENM イェ・ジュヨル公演事業部長は、「スタジオジブリの美しい世界観と舞台芸術が融合する歴史的な公演になると確信しています。長らくこの作品を待ち望んでいた韓国の観客の皆様に、忘れられない体験をお届けできるよう、万全の準備を整えます」とコメントした。

東宝演劇の海外上演は、これまでも多数あり、現地キャスト・現地語上演の形で行われてきた。1972年にロンドン、1973年にロサンゼルスでミュージカル『風と共に去りぬ』(作:菊田一夫、原題:スカーレット)が上演され、その後も『ローマの休日』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』『四月は君の嘘』が韓国などの現地プロダクションで上演されている。しかしながら、日本上演時のプロダクションが、ロンドンに続き、中国、そして韓国において日本語による演劇を上演することは、東宝としても初挑戦となる。詳細な日程、キャスト、チケット情報などは追って発表される。

<公演情報>
舞台『千と千尋の神隠し』韓国公演

原作:宮﨑駿
翻案・演出:ジョン・ケアード
共同翻案:今井麻緒子
オリジナルスコア:久石譲

2026年1月~3月
会場:ソウル・芸術の殿堂 オペラハウス

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