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GENERATIONS数原龍友 夏を愛する彼が気づいたこと「思い切って休むことで人生が動き出すこともある」

音楽

インタビュー

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GENERATIONS 数原龍友 (撮影/稲澤朝博)

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GENERATIONSの楽曲には聴く人の心を躍らせるパワーがある。「PRODUCE 6IX COLORS」第6弾の数原龍友プロデュース曲もその一曲だ。ビーチでの楽しい時間や新しい出会いを歌った「Summer Vacation」は、常夏の太陽の日差しを眩しく浴びながら、夏を満喫したくなるサーフミュージック。「夏が大好き」と熱く語る数原の昨年の夏の思い出エピソードや楽しんでクリエイトしたことが伝わってくる制作裏エピソードからは彼の好奇心旺盛でアクティブな素顔が垣間見えた。

夏って最高じゃないですか?

――2月3日配信の中務裕太さんからスタートしたメンバープロデュース楽曲プロジェクト「PRODUCE 6IX COLORS」もいよいよ最終章第6弾です。7月7日発売の「Summer Vacation」は、どんな曲に完成しましたか。

自分の中では最高のバラードに仕上がったなと思ってはいるんですけど、周りからの反応を聞いてると、全くそんなことはないみたいで(笑)。夏が感じられるサマーチューンに完成しました。プロジェクトの順番が最後だったので、みんなの出方を伺いながら色々考えようと思ってたんですけど、リリースは夏ですし、夏が好きなので、夏っぽい曲に。

――昨年リリースされた数原さんのソロアルバム「STYLE」にも参加した作曲家・ギタリストの上條頌さんとともに制作されたんですね。

1番信頼を置いているギタリストの頌さんに相談をして。本当はもうちょっとゴスペルの要素を入れてクールな感じに仕上げようと思ったんですけど、降りてくるメロディーとか浮かぶ世界観がふざけたのばかりで(笑)。気づけばこういった曲になりました。

――歌詞は数原さんが手掛けていますが、男性諸君に呼びかけるようなフレンドリーな語り口調がとてもチャーミングです。

それなら良かったです。夏って最高じゃないですか。なのに日本って大体2ヶ月ぐらいしか夏がない。「マジで1日も無駄にしないように夏を大事にしようぜ」っていう自分の思いを歌っています(笑)。自分は夏が来るまでの10ヶ月我慢してんだなって思った時にその限られた2ヶ月を本当に心から遊び尽くそう、羽目外しちゃっていいシーズンだぜ、年を重ねても夏ってやっぱり楽しいものだよっていうことを音楽で表現しています。

――レコーディングはいかがでしたか。

早口のパートがあるんですけど、そこは悩みましたね。Creepy Nutsさんみたいに早口で歌うのって面白いなと思ったんですが、ヒップホップアーティストじゃないので、上手くポップスに落とし込むなら、どんな感じがいいかなと考えて。早口のパートは自分が歌うのではなく、片寄にお願いしました。

――片寄さんは一発で決めてましたか。

いや、スムーズじゃなかった、手こずっていました。僕も自分で歌入れる時にマジで言えなくて。歌詞を変えようかなとか思ったんですけど、やっぱり難しい方が「すげえ!!」ってなるので、めちゃめちゃ頑張ってもらいました(笑)。

――音楽面でも細かい部分まで遊び心が詰まっていますね。

ちょっと浮かれてる要素をどうやって演出するのがいいのかなということで試行錯誤して、女性の声を入れてみました。冒頭から女性のセリフが入ってくることで、この楽曲の物語が感じられると思います。最後に、キスの音が入ってると思うんですけど、男の子たちが翻弄されてるような雰囲気になればいいなと思って、キス締めに。ひと夏の思い出という言葉もあるように、夏ってホント馬鹿やっちゃうこともあると思うんですけど、いい夏だったなと思う時に、この曲がその年の夏を彩ってくれたら嬉しいなという願いがこもっています。

外に出ない子たちが外へ飛び出すきっかけになったら

――曲中、「鍛え上げたボディを今見せなきゃどうすんの?」と男性に呼びかけていますが、ビーチで勝負しようと奮闘する男性の物語に?

夏の海って、やっぱり面白いぐらいに、この夏にかけてトレーニングしてきたんだろうなぁって思うような風を切って歩いてるムキムキの集団がいるんですよ(笑)。海の家にいるといろんな男たちの欲望がうごめいてて、それを気持ち悪いっていう女の子たちもいれば、それにキャーキャー言ってる女の子たちもいて。その光景が夏だな、いいなって僕は思うんで。必死に鍛えてる男子たちは、今見せまくらないとね、夏は海で弾けようねっていう目線で歌っています。今って日焼けが嫌だから外に出ない子たちも増えてきてね。趣味はゲームで外には出ませんみたいな子たちにも、外へ飛び出すきっかけになったら嬉しいです。

――数原さんも身体を鍛えて海に繰り出した経験が?

もちろん。自分も経験があるというか、分かるなぁ、その気持ちっていうところから生まれた曲なので。自分の経験も歌詞にあります。

――夏だからといって鍛えなくても、1年中365日、腹筋割れてますけどね。

いやいや、そんなことないです。わがままボディですよ(笑)。でも、ムキムキが好きっていう人がいれば、わがままボディが好きだっていう人もいますので。

――数原さんの夏の思い出といえば?

去年、夕方に海の家で唐揚げを食べてコーラを飲んでゆっくりしていたら、カメラクルーがいて。「なんだ、なんだ!?」と思って見ていたら、そのマイクに『月曜から夜ふかし』って書いてあったんですよ。僕は毎週観ているくらい『夜ふかし』が大好きなので、自分から映りに行って。放送もされましたけど、浮かれてましたね(笑)。「夕方でもう人も少なくなってきてますね」とスタッフさんに言われて、「ギャルはこっからっすよ。推しを求めて湘南に来ました」って言ったのをしっかり使われました(笑)。『月曜から夜ふかし』なんて出ようと思っても出られないですから、そんな素敵な出会いがあって良かった。それが去年の夏の思い出です!

――そうだったんですね。「Summer Vacation」のリリックビデオはどんな感じに仕上がっていますか。

どんな世界観にしたいか監督と相談しながら作りました。サーフボードを彼女に見立てて、サーフボードにカツラを付けていろんなとこ行っています。その彼女と一緒に東京の名所に行ったり、ビーチでイチャイチャしたり。「男の子ってホントバカだよね。こんなことばかり考えているのかな?」って思ってもらえるようなものになったかなと。見て笑顔になれる、ちょっとふざけた感じのものになりました。

――ジャケット写真もトロピカルで。

ジャケ写も自分で作らせてもらいました。ぶっ飛んだ色彩が渦巻くジャケットになっていますが、よく見るとカモメは6羽。ケミカルなタコスも(笑)。歌詞の中にもタコスってあるんですよ。去年アメリカに留学へ行ったことがきっかけでタコスがすごい大好きになって。なので、自分の好きを詰め込んだっていう感じですかね。

――このプロデュース企画ではメンバーの皆さん全員、ご縁のある方と曲制作を楽しんでいらっしゃる印象でした。

本当に楽しかったです。自分がイメージした楽曲がプロフェッショナルな人たちの手によって、形作られていくのが面白かった。順番が最後で締めになるんで、歌詞の中にも、表記にはないんですけど、最後のフレーズに「6IX COLORS」って実は入っています。

――メンバープロデュース曲も個性溢れる新鮮な曲ばかりでしたね。

こんなことできるんだと思いました。(佐野)玲於はヒップホップ畑でずっと育ってきた子なので、「Magic Hour」を聴いた時、自分の好きなヒップホップとGENERATIONSというフィルターを掛け合わせると、おしゃれなサウンドの楽曲ができるんだって発見がありましたし。すごく面白かったな。いろんな方に携わっていただいて1個1個振り返ると、本当に全てが奇跡のようなプロジェクトだったな、と。締めくくる僕がふざけて台無しにしたという感じに(笑)。

――いやいや(笑)、めちゃくちゃ有終の美です。またメンバープロデュース曲配信、楽しみにしています。

誰かの力を借りることで、新しい引き出しを開けられるんだっていう1つのヒントにもなりましたね。また誰かがプロデュースする機会があったら、「この人に楽曲提供してもらおうよ」って、やりやすくなってますから未来に繋がるプロジェクトだったなって。

ソロシングル「Buddy」収録曲「T&W」のMVに愛犬が登場!

――続いて7月23日リリースのKAZ名義でのソロシングル「Buddy」についてもお伺いしたいです。収録曲「T&W」は愛犬の殿と若について歌った楽曲になっていますね。

愛犬への愛が溢れた楽曲になっています。日々、自分を満たしてくれている殿と若には、美味しいご飯をあげたり、いろんな所へ連れて行ったりしていますけど、自分にしかできない彼らに対する愛情表現は音楽を作ることかなと思って。いつか作りたいと思っていた愛犬ソングで、殿と若の可愛いと思う瞬間を詰め込みました。いつかは嫌でもやっぱりお別れの瞬間が来るじゃないですか。その時は、どれだけ愛情を注いでいても絶対後悔すると思うんです。もっと何かしてあげられたなって。彼らがいなくなった未来でも、映像を見返したら「可愛かったな」とか、「彼がくれた時間って本当に素敵なものだったな」と思い出せますからね。

――ぜひ2匹に歌って聴かせてあげて下さい。

レコーディングの現場に連れて行きました。ミュージックビデオは僕ではなく、殿と若が主役のビデオになってますね。自分が主催のイベントに連れてったりはしてるんですけど、ミュージックビデオへの登場は初めてです。

――そして、鈴木愛理さんとの歌唱楽曲になる「Avocado feat.Airi Suziki」についても制作裏エピソードが知りたいです。

愛理ちゃんは歌声が魅力的じゃないですか。自分が好きなアーティストの方とフィーチャリングされていたんですが、愛理ちゃんが歌ってるって知らずにプレイリストに入れてしょっちゅう聴いてたんですよ。その曲を歌っている人がうちの相方(片寄)とドラマで共演していて、名前一緒だなって気づいて。鈴木愛理ちゃんってこの子だったんだってなって、そこから彼女の楽曲とか聴かせていただく中で、その歌唱力と表現力に惹かれて、純粋に一緒に歌いたいなという気持ちでオファーをしました。

――レコーディングはいかがでしたか。

愛理ちゃんのレコーディングに立ち会いました。今まで愛理ちゃんが歌ってきた楽曲とは、全然違うジャンルなので、苦戦するかなと思ったら、全くで。飲み込みが早くてさすが。ちなみに僕、レコーディングに青いキャスケットを被って行ったんですよ。そしたら「青とか被るんですね」って言われました(笑)。

――全身黒ずくめのイメージだったのでは(笑)。

そうでしょうね。おしゃれな楽曲に仕上がっていますし、音楽で今までにないジャンルに交われる化学反応を楽しんでもらいたいです。

思い切って休むことで人生が動き出すこともある

――去年、サンディエゴに3ヶ月留学されていましたが、どんな思い出がありますか。

語学留学して、ルームシェアだったんですよ。スイス人の19歳男子と21歳女子のカップルと同じ部屋で過ごしました。彼女の方が英語できて、彼の方は英語ができなかったんですけど、彼は身長2m近くあってバスケが上手かったので、バスケでコミュニケーションをとりました。スイスの方は、パンやブラウニーをよく食べるらしくて、彼女が手作りしてくれて。僕は和食をふるまって、互いの食文化交流もしました。

――ルームシェアすると親しくなれそうですね。

ドンドンドンってうるさい音がして、何だろうって部屋を出たら、リビングのテーブルで粉まみれになって、ピザ生地をこねていたんですよ! 週末に学校の友達を皆呼んで、ビザパーティーもして、楽しかったですね。留学先では新鮮な体験ができて、たくさんのことをインプットできました。留学中に曲を作ったんですけど、作ろうとした瞬間に思いが溢れ出てきて、普段と異なる環境に身を置くってすごい大事だと気づきました。

――3ヶ月のお休みは、いいことばかりでした?

帰ってきて仕事が溜まっちゃってたっていうのはありますけど、プラスしかなかった。駆け抜けることももちろん大事なんですけど、時にはやっぱり冷静に物事を見てみる時間が大事だと思います。3カ月休むって大きな人生の決断ですけど、決断したことで何か動き始めると思いますよ。

――日々の中で大事にされていることはありますか。

メリハリと仲間を大切にすることですかね。自分1人では絶対に何もできないので、そばにいる仲間を大事にすることを心掛けています。大事にしている仲間の家族のことまで考えるようにしていて。可愛がっている後輩から「今日は奢らせて下さい」って言われることがあっても、「そのお金を親に使いなさい」って気持ちだけ有難く受け取ります。

――この夏は、秋からのツアーの準備などでお忙しい夏になりそうですね。

もう時間がないですよ(笑)。仕事の合間にどれだけ海に行けるか。何回、顔の顔がめくれるか(笑)。太陽を浴びると最高ですよ。

――光合成をすると気持ちも明るくなれそうですね!

明るくなれます。だから僕、夏以外は暗い男なんですよ(笑)。海だと開放的な気分になって、普段とはまた別の僕が出てきます。

――本当ですか?(笑)。ビーチではどのように楽しみたいですか。

日焼けとサーフィンですね。ずっと海に浸かって過ごす。ライブとか遠征先でも海が近いと1人で朝、早起きをして海に散歩行ったりします。今年の夏もどれだけ海に行けるのかが、勝負ですね(笑)。


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【応募方法】
①BOYSぴあ編集部(@boys__pia)のXアカウントをフォロー。
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【応募締め切り】
2025年8月15日(金) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には8月16日(土) 以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。


■RELEASE INFORMATION
GENERATIONS「Summer Vacation」

2025年7月7日(月) 配信
Streaming & DL >>> https://generations.lnk.to/summervacation

KAZ(GENERATIONS/数原龍友)NEW SINGLE「Buddy」

2025年7月23日(水) 発売
Streaming & DL >>> https://avex.lnk.to/pkg_buddy


■LIVE INFORMATION
『GENERATIONS LIVE TOUR 2025 "6IX SENSE"』

9月21日(日) 福岡 マリンメッセ福岡 A館 SOLD OUT
9月27日(土) 東京 国立代々木競技場 第一体育館 SOLD OUT
9月28日(日) 東京 国立代々木競技場 第一体育館 SOLD OUT
10月11日(土) 宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ
10月18日(土) 静岡 エコパアリーナ
10月19日(日) 静岡 エコパアリーナ
10月28日(火) 大阪 大阪城ホール SOLD OUT
10月29日(水) 大阪 大阪城ホール SOLD OUT
11月15日(土) 三重 三重県営サンアリーナ SOLD OUT
11月16日(日) 三重 三重県営サンアリーナ 
12月6日(土) 福井 サンドーム福井
12月7日(日) 福井 サンドーム福井
12月17日(水) 千葉 ららアリーナ 東京ベイ
12月18日(木) 千葉 ららアリーナ 東京ベイ
https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/33700/

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2559842


撮影/稲澤朝博、取材・文/福田恵子

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