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加藤シゲアキ「強烈ですね」『カタシロ~Relive vol.2~』開幕 初日公演よりキャストコメント&舞台写真が到着

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『カタシロ~Relive2~』より (撮影:宮川舞子)

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2025年8月2日、東京・PARCO劇場にてパルコ・プロデュース2025『カタシロ~Relive vol.2~』が開幕。初日公演の患者役を務めた加藤シゲアキのコメントと舞台写真が到着した。

『カタシロ』は、演出家・脚本家・YouTuberでもあるディズムによるTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)の名作シナリオ。2024年12月末、パルコのゲーム専門チームPARCO GAMESと舞台作品を制作するPARCO劇場のチームがタッグを組み、『カタシロ』を「リアルタイムに有観客で舞台上でプレイする」という新たなシリーズ『カタシロ~Relive~』が誕生した。

本公演の特徴は「一度内容を知ってしまうと、患者役としては出演できない」ということ。今回の患者役の出演者たちもシナリオの全貌を知らないまま舞台に臨む。会話をしていく中で知らず知らずのうちに素の自分が明かされ、展開も結末もその人次第。一度限りの物語が劇場という空間でリアルタイムに生み出される。また、『Relive』シリーズは事後の映像配信は一切ないため、観客も出演者もその日限りのスペシャルな体験を劇場で味わうこととなる。

患者役の加藤シゲアキ(左)と医者役のディズム(撮影:宮川舞子)

プレイヤーとなる患者役には、今回も各界から豪華なゲストが集結。もうひとりの患者役には、昨年に引き続き『カタシロ』経験者の声優・ライバーたちを迎え、『カタシロ』の世界に深みを持たせる。

今回も全公演、本編の終了後にアフタートークを開催。東京の初日公演の患者役はアーティスト、俳優、作家とマルチに活躍する加藤シゲアキ。クリエイターとしての側面も輝いている加藤が、もうひとりの患者役堰代ミコ、医者役で本作の作者・演出家でもあるディズムとともに『カタシロ』体験を終えた直後の心境や感想、シナリオについての思いを語った。

■加藤シゲアキ コメント

(台本もなく作品の全容を知らないで臨むので)役として演じるものなのか、ほぼ本人として自然体でやるものなのか解らなかったのですが、ディズムさんからも「自然体でやるのがいいと思いますよ」と言われたので、肩の荷が下りて、もう身を委ねるだけだと思いました。
対話しながらも考えなければならないし、選択を迫れたときには、かなり逡巡しました。全貌が解らないまま話していたことを最後に突きつけられて、自己矛盾の中でどう決断していくのか、とてもいい経験をしました。それまでは、没入していてラフな感じで質問に対して回答していましたが、最後だけ自分の言葉で語らなくてはならなくて、逆にお芝居っぽいというか、フィクションの中でエモーショナルにぶつけられたので、その瞬間がとても楽しかったです。「カタシロ」はとても人間性が出ますね。いろんな気持ちにもなるし、本当に面白かったです。こういうときにこういう風に言うんだな俺って思ったし、自分の芝居と本当の自分、フィクションとドキュメンタリーがとても重なるので、自分自身の物語を紡いだ感じがしました。ネット上で始まったと聞いていますが、舞台ならではの面白さがあるし、強烈ですね。最後の決断をするときに作家人格も少し出てきて、「どっちが面白いかな」、「主人公は楽じゃない方を引き受けるかな」と考えていました。小説を当事者のつもりで書いていましたが、やはり他者で、初めて自分で主人公を体験した気もしました。

上演後には加藤シゲアキとディズムによるアフタートークが行われた(撮影:宮川舞子)

■ディズム コメント

加藤さんが、とても楽しんでいらっしゃったように思いました。もっと話したくて、最後に普段はしないような質問をしてしまいましたが、加藤さんの答えに、思っていた以上の現実を突きつけられて、絶句して、思わず正気に戻ってしまいました。開始直後から、加藤さんの答えには、社会全体とか、人間ってそうじゃないよねというような俯瞰した大きな視点を感じていました。ぜひ、次回は加藤さんに医者役をやってほしいですし、できると思いました。
僕もお芝居は大好きですし、台本があり稽古して洗練されたものというのは、当然それでしか見られない良さがあると思っているのですが、本音でしゃべるという即興性があるからこそ、「カタシロ」ではその人なりの真実がみえてくると思っています。それでしか得られない誠の言葉というものが、皆さんに届いているといいなと思います。医者が変われば、あるいはもうひとりの患者役が変われば、そして患者役が変われば全く別の物語になり得るので、ぜひ見比べてほしいと思います。

<公演情報>
パルコ・プロデュース2025
『カタシロ~Relive vol.2~』

脚本・演出:ディズム

【東京公演】
2025年8月2日(土)~7日(木)
会場:PARCO劇場

■出演
〈公演日時 = 患者役/もうひとりの患者役/医者役〉
8/2(土)12:00=加藤シゲアキ/堰代ミコ/ディズム
8/3(日)12:00=高橋ヒロム/相羽あいな/ディズム
8/3(日)17:00=中村太地/周央サンゴ/ディズム
8/5(火)13:00=岡部大/ルンルン/安元洋貴
8/5(火)19:00=佐藤天彦/ルンルン/ディズム
8/6(水)13:00=YOH/健屋花那/安元洋貴
8/6(水)19:00=山里亮太/健屋花那/ディズム
8/7(木)13:00=えなこ/える/安元洋貴
8/7(木)19:00=野田クリスタル/える/ディズム

※全公演、本編終了後に休憩をはさみ、出演者によるアフタートークを実施。
※公演回毎に「患者役」「もうひとりの患者役」「医者役」が異なります。

【大阪公演】
2025年8月16日(土)・17日(日) 森ノ宮ピロティホール

■出演
〈公演日時 = 患者役/もうひとりの患者役/医者役〉
8/16(土)17:30=あばれる君/でびでび・でびる/安元洋貴
8/17(日)14:00=菅井友香/千春/ディズム

2025年8月23日(土)・24日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

■出演
〈公演日時 = 患者役/もうひとりの患者役/医者役〉
8/23(土)17:30=緒方恵美/千春/ディズム
8/24(日)12:00=たぬき忍者/堰代ミコ/k4sen
8/24(日)17:00=佐藤流司/堰代ミコ/ディズム

※全公演、本編終了後に休憩をはさみ、出演者によるアフタートークを実施。
※公演回毎に「患者役」「もうひとりの患者役」「医者役」が異なります。

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/katashiro2/

公式サイト:
https://stage.parco.jp/program/katashiro2/

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