映画『ブラックバッグ』NYCプレミア特別映像公開 S・ソダーバーグ監督のコメントも到着
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スティーヴン・ソダーバーグ監督
ケイト・ブランシェットとマイケル・ファスベンダー共演の映画『ブラックバッグ』のNYCプレミア特別映像が公開された。
本作は、『オーシャンズ』シリーズで知られ、アカデミー賞監督賞受賞の実績を誇るスティーヴン・ソダーバーグ監督の最新作で、『ミッション:インポッシブル』(1996年)など多くのブロックバスター作品を送り出してきたデヴィッド・コープが脚本を担当した、エリート諜報員vs二重スパイの巧妙に練られた頭脳戦が展開するミステリーサスペンスだ。
英国の国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)のエリート謀報員ジョージに課せられた極秘任務ブラックバッグは、国家を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切者を見つけ出すこと。容疑者は5名。それは、NCSCの同僚で友人でもある4名と、ジョージの愛妻でNCSCで最も有能な諜報員キャスリンだった。ミッションのタイムリミットは1週間。妻が国家を裏切った容疑をかけられ、ジョージは結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みになるという究極の試練に直面する。
公開された特別映像「S・ソダーバーグ&豪華スパイキャストがプレミアに降臨!」編では、ニューヨークで行われたプレミアの様子がスタイリッシュに映し出され、ブランシェット、ファスベンダーのほか、レゲ=ジャン・ペイジやナオミ・ハリスらが、大歓迎を受けた様子が切り取られている。
併せて、ソダーバーグ監督のコメントも到着。『ブラックバッグ』の製作秘話として、企画段階では本作の舞台はアメリカだったと明かした。「アメリカの諜報機関を舞台にしたドラマや映画があまりにも多い」(ソダーバーグ監督)という理由で、企画段階で監督は「舞台をアメリカからイギリスに移す」という大きな変更を決断したという。
脚本家のデヴィット・コープはその決断力がソダーバーグの最も優れた点だと信頼を寄せ、提案を受け入れたという。「ロンドンは映画的な都市だと思う」(ソダーバーグ監督)というように、本作では主要な登場人物は全員、イギリス政府通信本部(GCHQ)の一部門で、テクノロジーを駆使した諜報活動に重点を置くNCSCに所属し、パートナーのMI5やMI6(後者はジェームズ・ボンドの所属先として有名)は、人から情報を収集する組織として描かれている。
また、本作の見どころとして深く愛し合っているふたりが、この事態にどう対処するかということをあげた監督は「世の中の争いの大半は、誰かが裏切られたと感じること、あるいは信頼が破壊されることから生じます。この状況では、ふたりの主人公は免罪符を持っているようなものでしょう。なぜなら全部の情報を共有する義務がないばかりか、場合によっては共有を禁じられているからです」と語る。スパイという職業がゆえに、お互いが時に謎めいた存在である夫婦の“裏切り”という概念がどう描かれているのか、期待が高まる。
<作品情報>
『ブラックバッグ』
9月26日(金)公開
公式サイト:
https://www.universalpictures.jp/micro/black_bag
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