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『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』東京都美術館で ゴッホの作品を受け継ぎ、その価値を世に広めたファン・ゴッホ家のコレクションにスポットを当てる

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フィンセント・ファン・ゴッホの展覧会は数あれど、ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた展覧会は日本初。『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』が、9月12日(金)〜12月21日(日)、上野・東京都美術館で開催される。

1853年オランダのズンデルトに生まれたフィンセント・ファン・ゴッホは、画家を目指した27歳から10年間で精力的に絵画を制作し、1890年に37年の短い生涯を終えた。農民の暮らしを描いた初期から、パリに出てからはジャポニスムの影響を受けて明るい色調へ。南フランスのアルルで画風を確立するも精神を病み、サン=レミの療養院に入院しながらも絵を描き続け、オーヴェール=シュル=オワーズで命を断つ。

生前、評価に恵まれなかったファン・ゴッホを支え続けたのは、画商で弟のテオ(テオドルス・ファン・ゴッホ)だった。ファン・ゴッホからテオに送られた手紙を主にまとめた『ゴッホからの手紙』を読むと、土地の様子や作品の構想、画材の援助などが熱を持って綴られ、それに応えるテオの献身ぶりが伝わる。

そのファン・ゴッホの死の半年後、大部分の作品を保管していたテオが亡くなると、代わりに妻のヨー(ヨハンナ・ファン・ゴッホ=ボンゲル)が膨大なコレクションを管理。作品を貸し出し、販売し、膨大な手紙を整理して出版するなど、作品を世に出そうと奔走する。義兄が画家として正当に評価されることにまさに人生を捧げた。さらにテオとヨーの息子フィンセント・ウィレムがフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立。美術館の開館に尽力し、1973年にファン・ゴッホ美術館が開館する。人々の心を絵画で癒し、100年後の人々にも作品が見られることを夢見たファン・ゴッホの思いは、こうして今日へとつながっている。

同展では、そのファン・ゴッホ美術館の所蔵品を中心に、30点を超えるファン・ゴッホの作品、日本初公開となる4通の手紙のほか、ファン・ゴッホとテオがふたりで集めた浮世絵や、後にコレクションに入ったファン・ゴッホと同時代の作家作品も展示。また、ファン・ゴッホのタッチなどを体感できるイマーシブ(没入体験型デジタルアート)コーナーも。ファン・ゴッホの世界にさらに近づく展覧会だ。

<開催概要>
『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』
会期:2025年9月12日(金)~12月21日(日)
会場:東京都美術館
時間:9:30-17:30、金曜は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜(9月15日、9月22日、10月13日、11月3日、11月24日を除く)、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
料金:一般 2,300円、大学1,300円(9月中の平日は大学無料)、 65歳以上1,600円
※土日、祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制。当日空きがあれば入場可
チケット情報:https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%9B%E5%B1%95
公式サイト: https://gogh2025-26.jp/

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