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映画『ラスト・ブレス』深海に吸い込まれるような立体音響予告篇が公開

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『ラスト・ブレス』 (C)LB 2023 Limited

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9月26日(金) より公開される映画『ラスト・ブレス』の新たな予告篇が公開された。

本作は、“地球上で最も危険を伴う職業”のひとつと呼ばれている飽和潜水士の実話を映画化した作品で、原作は本作の監督を務めるアレックス・パーキンソン監督が2019年に発表した同名のドキュメンタリー映画。究極の悪夢というべきシチュエーションにひとり取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描くサバイバルスリラーだ。

キャストは、オスカー常連のウディ・ハレルソンをはじめ、MCU新作への出演を控えるシム・リウ、イギリスの若手俳優フィン・コールの3人が深海で過酷な作業に挑む“飽和潜水士”を演じている。

公開されたのは、バイノーラルミックスによって深海の生々しい音を360°再現した「“極限潜水”立体音響予告篇」。水深91メートルの暗く孤独な海底に、水や呼吸音が生々しく響き渡る映像だ。飽和潜水士たちは海底に張り巡らされたパイプラインや通信ケーブルの補修作業を行うため、この孤独な世界に身を投げる。

今回の立体音響予告篇は、そんな環境における“音”が強調されることで、まるで飽和潜水士の一員になって、実際に暗闇の深海を潜っているかのような恐怖と臨場感を体感することができる映像となっている。映像の制作にあたった、予告篇制作会社バカ・ザ・バッカのディレクター岩崎伊津子は「深海に吸い込まれたように感じるシーンを使いました。そして、命綱、海の底へ落ちていく感覚、呼吸、心臓音から飽和潜水士たちの緊張感を体感していただけると嬉しいです」とコメントしている。

もともと音楽家になりたかったというパーキンソン監督は、深海の描写と同じくらい“音”にこだわったとオフィシャルインタビューで語っている。音に携わるスタッフも一流ばかりで、作曲は、ドキュメンタリー界の巨匠エロール・モリスの諸作品や、SFゲーム『サイバーパンク2077』のサウンドトラックを担当してきたポール・レナード=モーガンが務め、整音技師は『教皇選挙』のサウンドデザインを手掛けたベン・ベアードが担当。ふたりとも、ドキュメンタリー版『ラスト・ブレス』でもパーキンソン監督とタッグを組んでおり、音に対するこだわりはドキュメンタリーが完成した2019年の時点で共有できていたという。

特に彼らがこだわったのは、潜水士たちの呼吸音と、クリスの命綱が切れるシーン。緊迫した状況下で、潜水士たちの呼吸が次第に荒くなり、そこに水を掻き分ける音も重なっていく。観客を不安にさせる様々な音がどんどんと積み重なっていき、観客が「何か起こる!」と思った瞬間、突然プツンと命綱と音が切れる。そして、クリスが深海へと投げ出されると同時に、観客も映画館の中で静寂へと身を沈める体験をすることになる。

■岩崎伊津子(バカ・ザ・バッカ)コメント
立体音響予告を制作するにあたり、本編を見る際、セリフと音楽の音を無くし、効果音だけをヘッドホンを通して聴きました。そのなかで深海に吸い込まれたように感じるシーンを使いました。そして、命綱、海の底へ落ちていく感覚、呼吸、心臓音から飽和潜水士たちの緊張感を体感していただけると嬉しいです。

『ラスト・ブレス』“極限潜水”立体音響予告篇

<作品情報>
『ラスト・ブレス』

9月26日(金) 公開

公式サイト:
https://lastbreath.jp/

(C)LB 2023 Limited