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本気でイベントを成功させたい! しのだ×オニザワ×九歳『うわああぁああ 2025』開催記念 緊急公開対談

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しのだりょうすけ、オニザワマシロ、渡邉九歳トーク & アコースティックイベント 〜鈴木『もーどうする?』〜2025年7月28日 東京・下北沢 演家 (Photo:森山学浩)

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Text:西澤裕郎 Photo:森山学浩

2025年9月25日(木) に鶯谷・東京キネマ倶楽部にて開催される音楽イベント『うわああぁああ 2025』を記念して、しのだりょうすけ(トップシークレットマン)、オニザワマシロ(超☆社会的サンダル)、渡邉九歳(ザ・シスターズハイ)による緊急公開対談「しのだりょうすけ、オニザワマシロ、渡邉九歳トーク & アコースティックイベント 〜鈴木『もーどうする?』〜」が7月28日、東京・下北沢 演家にて開催された。

音楽イベント『うわああぁああ 2025』に出演する3組のバンドのフロントマンが集結した今回のトークイベント。なぜ緊急でこのイベントが企画されたのか、9月25日のイベントが決まったきっかけと経緯に加え、当日のトークテーマもチケット購入時のアンケートフォームにて集められ、さまざまな質問に3人が答えていった。また、アコースティックライブも実施。当日の司会進行を務めた筆者が、その様子をレポートする。

月曜日の夕方。本番前のリハーサルを早々に終えた出演者3人は、すでにお酒を片手に談笑していた。とても和やかな雰囲気だ。ふだんはエッジの効いた勢いあるライブを見せるバンドたちだが、こうしたリラックスした姿を見られるのは貴重だ。そんな光景を笑顔で眺めていると、トップシークレットマンのフロントマン・しのだがバーカウンターへやってきて、スタッフ分のテキーラも注文。乾杯を交わし、一同バイブスを高めた。

開演時間になると、しのだりょうすけ、オニザワマシロ、渡邉九歳が登壇。イベントは動画撮影OKで進行され、終始リラックスしたムードの中でスタートした。まずはひとりずつ自己紹介をして、観客全員で乾杯。オニザワが持参したヘッドドレスを、しのだと渡邉も着用するという貴重なシーンでは、観客がその様子をスマホで撮影する姿も見られた。

まずは、この緊急公開対談がなぜ企画されたのかという質問へ。渡邉がフロントマンを務めるザ・シスターズハイの事務所社長・鈴木隆央が本気でイベントを成功させたいという思い、そして渡邉自身もイベントを成功させるためにグルーヴを高めたかったことから、この企画が生まれたという。なお、イベントタイトルのサブタイトル「〜鈴木『もーどうする?』〜」は、鈴木氏の発言に由来するとのこと。

話題は、3組の馴れ初めへ。しのだが20歳のときに“永遠の17歳”でもある当時18歳のオニザワと出会ったという。一方、渡邉はオニザワの楽曲に惚れ込み、自らSNSで対バンを申し込んだことが関係のきっかけになったという。そんな3人がより親しくなったのは、下北沢のドンキホーテ横の道で飲んだことからだと語られた。

続いて、『うわああぁああ 2025』を企画するに至った経緯へ。もともと、しのだが渡邉・オニザワに加え、PURIKURA MINDの石ツ瞭斗を含めた4人で4マンライブを企画しようとしていたが、ザ・シスターズハイ側がなかなか首を縦に振らず、頓挫してしまったという。改めて、ザ・シスターズハイの提案により今回の3マンが実現に至った経緯が明かされた。

その話の最中、会場の後ろで様子を見ていたPURIKURA MINDの石ツ瞭斗がステージに登壇。オニザワは、石ツと会うたびにこのイベントの話題をどう避けるか気にしていたことを明かし、石ツもそれを感じ取っていたと本音トークが繰り広げられた。石ツは、渡邉から「お前を抜きでやることになった」と連絡を受けたと語り、会場がどよめく場面も。キネマ倶楽部でのライブが石ツの夢であることを知りつつ、3マン開催が決まったことについて、石ツは複雑な心情を吐露。渡邉もそれに応えるように、本イベントを成功させたいという想いを力強く語った。

さらに、3人が出会ったドンキ横での出来事について、石ツが「実は自分もいた」と発言し、「3人の記憶は改ざんされている」と笑いを誘うと、しのだは「当日プリマイも入れましょう」と提案。オニザワも「会場BGMはPURIKURA MINDにしよう」などと盛り上がった。石ツはこのあとバイトがある中、急遽駆けつけてくれたことが明かされ、時間が迫ってタイムアップに。最後に、オニザワのアコースティックギターを借りて「丁寧な暮らし」という楽曲を熱唱。力強く、感情のこもったパフォーマンスに会場からは大きな拍手が贈られた。

再び3人に戻り、イベント名についての話題へ。渡邉は「3組の共通点を考えたけど、特になかった。だから心の叫びをタイトルにした」と明かし、オニザワは「『なにもかもが最悪』『ギリ平和』を含む3案の中から、投票で『うわああぁああ 2025』に決定した」とその経緯を説明。「意味がありそうでなさそう、なさそうでありそう」という、絶妙なタイトルへの思いも語られた。

そして、イベントの出演順もこの場で決定することに。当初はじゃんけんで決める予定だったが、渡邉が「俺がトリをやります」と宣言。しのだから「自分で言ったからにはダサいステージだったら全力で叩くから(笑)」とプレッシャーをかけられながらも、堂々と務めることに。しのだとオニザワのじゃんけんの結果、トップバッターはトップシークレットマン、2番手が超☆社会的サンダルに決定。会場からは大きな拍手が沸き起こった。

さらに、ヘッドドレス姿の音楽制作会社ATフィールドの青木勉が登壇。3組の魅力やイベントの意義について、「百戦錬磨のこの3組が集まるだけでミラクル。シーンのど真ん中ではないオルタナティブが、どのように世界をひっくり返していくかが最大の見どころだ」と語り、「これは絶対見逃せないイベント」と熱弁をふるった。

また、トップシークレットマンのスタッフであり、北浦和のタイ料理店「UAMFAN THAI」のオーナー・THE安藤の出店も紹介。参加者は安藤のタイ料理(パッタイ、ガパオなど)を試食し、ステージ上で大絶賛。そのまましのだのアコースティックコーナーへ移り、「ひとみちゃん」を演奏。アコギを人前で弾くのは数年ぶりというレアなパフォーマンスとなった。約15分の休憩中には、安藤のブースが大繁盛。店の外にまで行列ができる盛況ぶりを受け、『うわああぁああ 2025』での出店も決定。会場は大きく沸いた。

イベント後半は、観客から募った質問に3人が答えるコーナーへ。音楽制作からラーメン、夢の話まで幅広いテーマでトークが展開された。埼玉出身のしのだ、新潟出身の渡邉、東京出身のオニザワが地元ネタで盛り上がる場面も。さらにオニザワが、上京をテーマに初めて制作した楽曲「東京」をアコースティックで披露。観客はその歌声に聴き入った。

質問コーナー後半では、「しのだくん、数年前のライブで『来年は俺の左キンタマが脱退します!』と宣言していましたが、実際脱退されましたか?」といったディープな質問にも真剣に答え、会場は笑いに包まれた。最後に渡邉がアコースティックで「pink pink vibration」を披露。リズミカルなバンドバージョンとは違い、じっくり聴かせるアレンジに観客たちは耳を傾けた。

締めくくりに、9月25日開催の『うわああぁああ 2025』への意気込みを3人が語り、客席のソファに横並びで座ると、渡邉のアコースティックギターの伴奏で3人はJITTERIN’JINNの「夏祭り」を歌唱。約2時間半にわたるイベントは、あたたかい空気に包まれて幕を閉じた。

この日の対談とアコースティックイベントを経て、確実に3人のグルーヴは強まったに違いない。観客との一体感も濃密だった。急遽駆けつけた石ツ瞭斗も含め、彼らがライバルであり、仲間であり、友であり、音楽で繋がっていることが目にみえるイベントとなった。音楽シーンのど真ん中ではないオルタナティブから生まれるグルーヴが、東京キネマ倶楽部でどう爆発するのか。ますます期待が高まる一夜となった。

<イベント情報>
『うわああぁああ 2025』開催記念 緊急公開対談企画
しのだりょうすけ、オニザワマシロ、渡邉九歳トーク & アコースティックイベント
〜鈴木「もーどうする?」 〜

2025年7月28日 東京・下北沢 演家
出演:しのだりょうすけ(トップシークレットマン) / オニザマワシロ(超☆社会的サンダル) / 渡邉九歳(ザ・シスターズハイ)
出店:タイキッチン ウアムファン(タイ料理/THE 安藤)

<ライブ情報>
『うわああぁああ 2025』

2025年9月25日(木) 鶯谷・東京キネマ倶楽部
開場 18:00 / 開演 19:00
出演:ザ・シスターズハイ、超☆社会的サンダル、トップシークレットマン
前売:3,800円
チケット発売中:
https://w.pia.jp/t/uwaaaaaa2025/

■ザ・シスターズハイ 公式サイト:
https://thesistershigh.ryzm.jp/

■超☆社会的サンダル 公式サイト:
https://sandr-public.com/

■トップシークレットマン 公式サイト:
https://topsecretman.com/

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