映画『ヒックとドラゴン』製作秘話やキャスティングの裏側を監督が語る特別映像公開
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『ヒックとドラゴン』 (C)2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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9月5日(金)に公開される映画『ヒックとドラゴン』より、特別映像が公開された。
本作は、『シュレック』『ボス・ベイビー』『野生の島のロズ』など、数々の世界的人気作を生み出してきたドリームワークス・アニメーションが手掛けた映画『ヒックとドラゴン』の実写版。バイキングの少年ヒックと彼が出会ったドラゴンのトゥースとの友情と大冒険を描く。
公開されたのは、本作の監督ディーン・デュボアがオファーを受けた際の心境や、キャスティングについて語る映像のほか、ヒック役のメイソン・テムズとアスティ役のニコ・パーカーがキャスティング決定に感激する様子などが収められた特別映像。

10年間にわたりアニメーション映画『ヒックとドラゴン』シリーズの監督を務めてきたデュボアは「『ヒックとドラゴン』に再び戻る決心をした。実写映画として撮る機会に恵まれたんだ。何よりあの世界に戻れてうれしいよ」と、実写版として現実世界に誕生した本作のセットの中で、再び本シリーズの世界に足を踏み入れることができた喜びを率直に語っている。
アニメーターとしてキャリアをスタートさせたデュボア監督は、制作に入る前に自ら絵コンテを用意して撮影に挑んでおり、本映像では過去シリーズ制作時の監督の姿が映し出される。「登場人物たちやあの世界観が恋しくてね。メッセージ性のあるところが好きなんだ。冒険や驚きが物語に詰まってる」「少年がドラゴンと心を通い合わせる。誰もがその内容に共感できるんだ」と、10年間育て上げたシリーズとの別れが恋しかったことや、いかにシリーズに共感し魅力があるかを語る。

古代からバイキングとドラゴンとの戦いが続くバーク島を舞台に、バイキングの息子ヒックと、ドラゴンの中でももっとも凶暴とされるナイト・フューリーのトゥースが、互いの種族や立場の壁を超えて絆を深め、成長していく姿がエモーショナルに描かれる本作。バイキングの族長を父親に持つヒックが、守り継がれてきたバイキングの伝統と自身の中で芽生えつつある新たな価値観の中で葛藤する姿も丁寧に描かれている。「自分のリズムで歩くことは私の人生の教訓でもある。大切にしていきたい」と監督も、多様性を尊重するという作品の持つ力強いメッセージ性に深く共感する。
実写化にあたり、象徴的なキャラクターを演じる俳優たちのキャスティングは重要だ。アニメーションのキャラクターをそのままコピーしたような人物ではなく、各個人に備わった本能的なものやスクリーン上での相性に重点を置き、多くの候補者に会って配役を決めていったという。そして、ヒック役のメイソン・テムズ、アスティ役のニコ・パーカーといった活気に溢れたキャストが抜擢。映像では、監督から役を打診されたふたりが感激のあまり満面の笑みを浮かべ、喜びを身体全体で表現する姿が収められている。監督は「ニコとメイソンのふたりは来た瞬間からキャラクターに命を吹き込んでくれた。ヒックとアスティはふたりにしか任せられなかった」と、唯一無二のキャスティングであったことを明かしている。

また、本作においてアニメーション映画から続投のストイック役のジェラルド・バトラーのキャスティングは外せない。「ストイックといえばジェラルドだ。アニメからそのまま抜け出したようで見ていてワクワクする」と、監督はストイック役を演じたジェラルドがアニメーションのみならず、実写化においてもハマり役であると賛辞を贈っている。

最後に監督は「『ヒックとドラゴン』を愛する皆さんに我々が作った作品を楽しんでもらいたい。敬意を込めて作ったんだ。この壮大な冒険を描けることに毎日感謝したよ」と、愛の詰まったコメントを寄せた。
『ヒックとドラゴン』特別映像
<作品情報>
『ヒックとドラゴン』
9月5日(金) 公開
公式サイト:
https://hic-dragon-movie.jp/
(C)2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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