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眠れる大器がついに覚醒! 初優勝の琴勝峰がエレベーター力士を卒業!?

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琴勝峰 (C)日本相撲協会

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新会場での『七月場所』で眠れる大器が覚醒した。愛知県体育館からIGホールへ戦いの舞台を移した『七月場所』で琴勝峰が初優勝を遂げたのだ。

190cmの恵まれた体躯と強靭な足腰を擁し、押し相撲も四つ相撲もどちらもこなす万能型の琴勝峰はその才能から将来を嘱望されていた。新入幕となった2020年『七月場所』から3場所連続で勝ち越し、一気に番付を駆け上がっていくかと思われた東前頭3枚目で迎えた『一月場所』だが、2勝13敗と大きく負け越し。続く『三月場所』では途中休場を余儀なくされて幕内から陥落。『五月場所』から十両で5場所過ごすこととなった。2022年『一月場所』十両で優勝し、『三月場所』は返り入幕となったが、2023年『十一月場所』ではまたもや十両落ち。そこで優勝し、すぐさま再入幕したが、幕内下位では勝ち越し、上位に進むと負け越すという典型的なエレベーター力士であった。

前頭15枚目で臨んだ『七月場所』も不安が付きまとった。琴勝峰は場所前に痛めた右太もも裏のケガで十分な稽古を積めなかったのだ。幸先よく3連勝発進した琴勝峰だが、4日目・藤ノ川との取り直しの一番で叩き込みで初黒星を喫すると、5日目・御嶽海に押し出されて連敗。しかし、ここで琴勝峰は踏みとどまった。

6日目・回り込む嘉陽に付いていって押し出すと、8日目・正代を押し出し。10日目に美ノ海を相手に勝ち越しを決めると、11日目には1敗で優勝争いをリードしていた一山本が敗れて、2敗で並んだ。12日目・高安を叩き込み、13日目には横綱・大の里から殊勲の初金星を獲得。14日目・霧島に上手投げを決めて2敗を守り、迎えた千秋楽。3敗で琴勝峰を追う安青錦を突き落として、初優勝を手繰り寄せたのだった。

土俵下の優勝インタビューでは「まだちょっと感情が追いついていない感じだが、うれしい」と率直な心境を口にした琴勝峰だが、今後に向けては「もっと地力をつけてたくさんの方々に応援していただけるような相撲が取れるようにがんばりたい。三役、その先も見据えてやっていきたい」とキッパリ。

殊勲賞・敢闘賞もダブル受賞した琴勝峰が初優勝を契機にこのままエレベーター力士を卒業できるのか。まずは『九月場所』が注目される。『九月場所』は9月14日(日)~28日(日)・両国国技館にて開催。チケットは明日8月9日(土)10時より一般発売。

大相撲九月場所のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2561314