子どもたちの笑顔があふれた夏休みの特別な一日! 参加費無料&事前申込不要のジョガスポ夏祭りに行ってみた!!
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ジョガスポ夏祭りで子どもたちをアテンドする太田宏介 撮影:大崎聡
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すべて見る夏休み真っ只中の8月3日、神奈川県寒川町のMASAインドアテニス&ビーチリゾートに子どもたちの笑顔があふれた。同所で無料のサッカースクールを開校し、全国各地で参加無料のサッカー教室も運営するジョガスポーツカレッジが、参加費無料&事前申込不要の夏祭りを開催したのだ。
ジョガスポとは、すべての子どもに平等にスポーツ触れる機会を提供する唯一無二のスポーツカレッジのこと。ジョガスポの代表を務めるのは清水エスパルスやFC東京、FC町田ゼルビアなどで活躍し、日本代表としてもプレーした太田宏介。太田は「ジョガスポ夏祭り2025」開催にあたりスポンサー集めに走り、子どもたちが喜ぶイベントを考え、準備した。イベント当日、受付やアトラクションの準備、さらには電源コードで参加者がつまづかないように自らガムテープを貼り、この日の最高気温が真夏日が予想されたのを受けて急遽子ども用プールを用意するなど準備に余念がなかった。
11時にお祭りがスタート。受付はスマホを持っている保護者はLINEで友達登録するだけ。屋外ではお祭り屋台の定番であるスーパーボールすくいにヨーヨー釣り、ジョガスポの布製キーホルダーの塗り絵コーナーが並んでいた。もちろんどれも無料である。
MASAインドアテニス&ビーチリゾート内のテストコートでは、子どもたちが輪投げやミニボーリング、ストラックアウト、ミニフットゴルフを楽しめるブースを設置。参加費無料な上、景品にぬいぐるみも用意。体験コーナーでは太田や共同代表を務める元ビーチサッカー日本代表の原口翔太郎らがホストとなって「おっすごい!」「うまい!」「ナイス!」「惜しい!」「さあ次!」と子どもたちを鼓舞していた。
となりのビーチコートでは子どもたちがドッジボールやビーチサッカーに興じたり、原口自ら指南するビーチサッカー体験ではリフティングからバイシクルシュートも炸裂。子どもたちが大歓声を挙げていた。また場外では元女子サッカー選手・林玲花が開業したにこにこキッチンカーも出店。かき氷、軽食、おにぎりセットを買い求めた親子連れが行列をつくっていた。
13時にはフリースタイルフットボーラーYu-toが圧巻のパフォーマンスショーを実演。Yu-Toが「サッカーボールひとつで見せる競技フリースタイルを見せていきたいと思います。まだまだ知らない人も多いと思いますので、フリースタイルフットボールの技を実演していきます」とあいさつ。基礎となるリフティングをインサイド、アウトサイド、ふくらはぎ、座って、寝転んで足の裏と次々披露。続けてリフティングの回し技アラウンドザワールドを10連続で決めて見せた。すると子どもたちの盛り上がりにYu-Toも乗ってきたのか、エアムーヴの中でも最上位クラスの技のひとつ、3回転する離れ技のパレアラウンドザワールドにもチャレンジ。4回目の挑戦で見事に3回転を成功させて、子どもたちの大歓声を一身に浴びた。パフォーマンス後には子どもたちにフリースタイルフットボールの技を教えていた。
即席のフリースタイル教室を終えたYu-Toは「原口さんのつながりから今回初めて参加させてもらったのですが、すごく気持ちよくパフォーマンスさせてもらいました。イベントはすごくアットホームな感じで、最初から楽しくパフォーマンスできそうな予感がしてました。サッカーをやっている子も多いようなので、ひとつ一つの技に反応やノリもよくて、自分も楽しめました。僕自身、このイベントから刺激を受けてパワーをもらったので、世界大会でもがんばってきたいと思います」と充実の表情を覗かせた。
最後は豪華景品が当たるビンゴ大会。サッカーボールにキーパーグローブ、体組成計、プロテイン、ウォーターガンなどが30個もの豪華景品がズラリ。前夜、ノエビアスタジアム神戸でのヴィッセル神戸30周年記念チャリティーマッチ『LEGENDS MATCH』で大久保嘉人のイエローカードを誘発した近藤岳人がMCを担当。「レッツ、ビンゴ!」の掛け声で大いに盛り上げた。
ビンゴ大会でプログラム終了となると、太田が「今日は参加費はすべて無料にしました。無料にできたのは協賛してくださる企業、地域の人々、いろんな大人たちががんばって、子どもたちの楽しめる場を作ってくれたからです。最後のビンゴ大会もプレゼントを協賛してくれる人がいるという感謝の気持ちを持ってください。サッカーチームや学校、家族などみんな人に支えられて生きているので、感謝の心を忘れずにいてくれたらと思います。ジョガスポの活動も今後とも応援してくれるとうれしいです。本日はありがとうございます」と締めのあいさつをした。
小学2年生と3年生の子どもがジョガスポのサッカースクールに通っている厚木市の夫婦は「夏祭りに参加するのは初めてです。これほどまでに楽しめるものを揃えていただき、無料とは。子どもたちも喜んでいますし、親としても非常に助かります」と喜びの声を聞かせてくれた。ほかにも参加者たちは「ビンゴで景品が当たった!」「フリースタイルの技がカッコよかった」「毎年やってほしい」「サッカースクールに通いたい」と口々に喜びの声を発していた。
最後に『ジョガスポ夏祭り2025』の後片付けをする太田と原口に直撃してみると。
太田「毎回こんな感じでやっています。僕は何よりも地域の子どもたちにこういう場所を提供したいと思っているので、もっと効率的にできればいいですが、バタバタしながらこういう感じでイベントをやっています。
フリースタイルというサッカー選手とはまた違う仕事があって、初めて見た人も魅了してしまう素晴らしい競技。子どもたちが練習しようというキッカケになるし、フリースタイルのプロを目指してもいい。ひとりでも多くの子どもたちのキッカケづくりの手助けができれば、この上なくうれしいですね。
非日常的な感じで、こういうイベントはプライスレスだと思う。子どもたちが楽しんで、あれだけ笑顔でわいわいする姿はお金では買えない幸せがあると思います」
原口「普段なかなか習い事に通えない子にもスポーツの楽しさを継続的に伝えるのがジョガスポの役割だと思うので、引き続きジョガスポらしいイベントを提供していって、地域貢献、社会貢献をしていき、スポーツ界に還元していきたいですね。
まさにここで月謝無料のサッカースクールをやっていますし、これからどんどんさまざまな子たちがスポーツができる環境を届け続けられればと思います。僕自身小さい頃に習い事に通えなかったことと、障がい者の支援を行っているので、笑顔を届けたいというのがモチベーションになっています」
約150人もの親子の参加者たちを笑顔にした太田と原口は、汗を光らせながら飛び切りの笑顔を見せたのだった。
取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
撮影:大崎聡
取材日:8月3日
ジョガスポーツカレッジ公式Instagram
https://www.instagram.com/jogaspo
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