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『誕生70周年記念 ミッフィー展』そごう美術館で ミッフィーシリーズの絵本全32作品の魅力を200点以上の原画やスケッチなどで紹介

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『うさこちゃんとたれみみくん』2006年 印刷原稿

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2025年9月13日(土)より、横浜のそごう美術館では『誕生70周年記念 ミッフィー展』を開催する。ミッフィー(うさこちゃん)生誕70周年を記念して、初来日となる『うさこちゃんおとまりにいく』(1988年)、『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』(1996年)の原画をはじめ、ミッフィーシリーズの絵本全32作品 の原画やスケッチなど200点以上が日本で初めて一堂に会す展覧会だ。

作家のディック・ブルーナ(1927-2017)は、オランダ・ユトレヒト生まれ。1953年に初めての絵本『de appel』(りんごぼうや)を発表して以来、120冊以上の絵本を生み出した。全世界で約50の言語に翻訳された作品は、8500万部以上のロングセラーとなっている。

『ちいさなうさこちゃん』(初版)1955年

そんな彼が、1955年に生んだ世界的な人気者が「ミッフィー(うさこちゃん)」である。「ミッフィー(うさこちゃん)」を主人公とした全32作品に及ぶその絵本は、ぬくもりあふれるストーリーや、愛らしい登場人物たち、リズミカルな言葉や、グラフィカルな色、線、構図などが印象的だ。

同展では、1955年に誕生した『ちいさなうさこちゃん』(初版)から2009年の『うさこちゃんのおじいちゃんへのおくりもの』まで、ブルーナが50年以上にわたって描いてきたシリーズ32作品を、原画やスケッチなどで丁寧にたどる。

そのなかでも、初来日となる『うさこちゃんおとまりにいく』(1988年)、『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』(1996年)の2作品に『うさこちゃんとたれみみくん』(2006年)を加えた3作品をクローズアップ。デザイン的な冒険心や遊び心、祖母の死をまっすぐに描いた物語、友人との身体的な違いに向きあうテーマなど、ブルーナがミッフィー絵本に込めたあたたかなメッセージを紹介する。

『うさこちゃんとたれみみくん』2006年 印刷原稿

また『うさこちゃんとうみ』を、ブルーナ本人が、原語のオランダ語で読んでいる映像を、20年ぶりに再公開する。やさしく、ときにユーモラスな声で、原語のオランダ語の物語の響きを味わうことができる。

その他、同展ではディック・ブルーナの若き日の絵画作品や、父の経営する出版社で手がけたペーパーバックの装丁やポスターなど、彼の絵本作家以外の顔についても紹介する。彼のデザイナーとしての優れた感覚が、いかにミッフィー作品に生かされているかがわかるだろう。

Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2025 www.miffy.com

<開催概要>
『誕生70周年記念 ミッフィー展』

会期:2025年9月13日(土)〜11月4日(火) ※会期中無休
会場:そごう美術館
時間:10:00~20:00、9月22日(月)は19:00まで(入館は閉館30分前まで)
料金:一般1,800円、大高1,200円
展覧会公式サイト:https://miffy70.exhibit.jp/

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