18位・横浜FMがダブルで2連勝か? 暫定1位・町田が中2日を跳ね除け9連勝か?
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ディーン・デイビッド(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE
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すべて見る互いに大事なゲームとなる。『明治安田J1リーグ』第27節、18位に沈む横浜F・マリノスと暫定首位のFC町田ゼルビアが対峙する。横浜FMは6勝6分14敗・勝点24、町田は15勝4分8敗・勝点49。町田が1試合消化数が多いとはいえ、倍以上の勝点を積み重ねている。しかも、直近5試合で3勝1分1敗の横浜FMに対して、町田は現在8連勝。だが、しかし、それでも、町田有利とはならない。この酷暑の中、町田は中2日の強行軍を強いられるのだ。
横浜FMの前節は8月16日・清水エスパルス戦。今夏加入したCFディーン・デイビッドとCB角田涼太朗が初先発し、いきなり結果を残した。16分右WGヤン・マテウスのスルーパスから左SB加藤蓮がダイレクトでグラウンダーのクロスを放つと、ゴール前の角田が右足を合わせて先制。29分にはボランチ渡辺皓太のパスにD・ディビッドが抜け出してGKとの1対1を冷静に沈めて追加点を叩き出したのだ。
71分Y・マテウスのシュートはポストに嫌われるも、80分渡辺と交代で入ったジャン・クルードのスルーパスに抜け出した谷村海那がGKの股下を射抜くシュートをズバリ。加入3戦目、先発からベンチに回った谷村が自身2点目を奪った。90分に1点返されたが、横浜FMとしては新戦力3人のゴールで実り多い3-1となった。
試合後、 大島秀夫監督は「最後まで粘り強く、チームとして我慢強く戦えたことが3つの得点につながった。これがひとつのベースと言うか、スタート」と手応えを語りつつ、新戦力の3人を「ツノ(角田)は攻守ともにチームの力になってくれたし、得点も奪ってくれた。彼にとっていいスタートが切れたのでは。ディーンについては、何よりも結果で示してくれたと思う。彼の良さである動き出しとフィニッシュの精度の高さを、デビュー戦で出せたのはチームとして大きい。海那もいろんな思いがあったとは思うが、その思いを乗せたゴール。いい競争が生まれてチームが前に進んでいる状況かなと思う」と評価した。
アンデルソン・ロペス、エウベルに続いて、8月22日にY・マテウスのチーム離脱が発表されたが、清水戦でベンチ入りしたユーリ・アラウージョとともに20日にジュビロ磐田からジョルディ・クルークス、ベガルタ仙台からオナイウ情滋が加入した。今後どうシフトチェンジしていくか、大島監督の手腕が問われる。
一方、町田は8月20日の第30節・ガンバ大阪戦に先発ふたりを替えて臨んだ。戦線復帰した菊池流帆がCBに戻り、出場停止の相馬勇紀に替わって脳震とうから復帰した西村拓真が2列目に入ったのだ。17分にCB昌子源が古巣から先制ヘッドを決めたが、後半はG大阪ペース。61分に試合を振り出しに戻され、その後一気に逆転を狙うG大阪に苦しむも、町田は相手のミスを逃さなかった。78分GKがファンブルしたボールを左WB林幸多郎が押し込むと、90分には西村がPKに成功。3-1で暫定首位に浮上した。
5月の第19節では、横浜FMが3-0の勝利。6分CKから昌子のヘディングで町田が先制したかと思いきやVAR、オンフィールドレビューの結果ノーゴールに。すると23・27分と左SH遠野大弥が立て続けにゴールを決めて、横浜FMが2-0。その後も町田が攻勢を仕掛けるも、1点が遠い。逆に横浜FMは試合終了間際に途中出場の井上健太がオウンゴールを誘った。横浜FMは今季初の連勝を手繰り寄せ、相手の2.5倍ものシュートを放った町田は悔しい黒星を喫したのだった。
果たして、横浜FMがダブルでリーグ2連勝を飾るのか、それとも、町田が中2日の強行軍を跳ね除け9連勝をマークするのか。『明治安田J1』第27節・横浜FM×町田は8月23日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。当日は「TRICOLORE GALAXY NIGHT Series」として開催。ナイトゲーム名物演出「トリコロールギャラクシー」が、この日限りのスペシャルバージョンで実施。特殊効果花火と高出力レーザーに加えて、トリコロール色のスカイランタンが舞う。西ゲート前に射的や輪投げ、スーパーボールすくい、ポップコーンなどの縁日ブースも登場する。試合の模様はDAZNにてライブ配信。チケットはチケットF・マリノス(Jリーグチケット)で発売中。
チケットF・マリノス(Jリーグチケット)
https://www.jleague-ticket.jp/
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