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オーストラリアの愛らしい生き物たちをカラフルでユーモラスに表現 ディーン・ボーエンの個展が八王子市夢美術館で開催

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《夜のワライカワセミ》 Nocturnal Kooka 2012年 油彩、板 ギャルリー宮脇蔵

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2025年9月12日(金)より、八王子市夢美術館では、『ディーン・ボーエン オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち』展が開催される。現代オーストラリアを代表するアーティスト、ディーン・ボーエンのユニークな作品の世界を紹介する展覧会だ。

ディーン・ボーエン(1957~)は、メルボルンを拠点とするアーティスト。ロイヤルメルボルン工科大学で版画技術を習得した彼は、フランスの版画工房で研鑽を積み、1994年には母国オーストラリアで最も権威のあるフリマントル版画賞を受賞して、版画家としての名声を得た。その後は版画に限らず、幅広いジャンルで作品を制作し、日本では1994年と1997年に大阪トリエンナーレ版画部門で特別賞を受賞するなど、オーストラリア国内外で活躍中だ。

《鳥の親子》 Adult Bird and Chick 2007年 水彩、紙 作家蔵

ボーエンが生み出す作品は、オーストラリアの広大な大地と空、そこに生きる様々なものたちへの賛歌である。まるで「おっとっと」と言っているような表情で、止まり木の上でバランスをとっている鳥や、月夜に徘徊する犬、熊のぬいぐるみに見えなくもない、まつ毛の長いネコ。そのほかコアラやカワセミ、ウォンバットなどオーストラリアを代表する動物たちが、画面いっぱいに、カラフルでユーモラスに表現されている。オーストラリアの田舎町に生まれ育ち、幼少時から数々の生き物たちを身近に見てきたボーエンならではの作品といえるだろう。 

さらに彼は、なぜか尻尾のある丸々とした車を運転する人や煙突から大きなハートが溢れ出す家など、そこに生きる人間の姿や営みも表現。全体的にオーストラリアの自然の中で、生きる喜びが溢れる、楽しい作品となっている。

《青い鳥》 Blue Bird 2015年 リトグラフ、紙 個人蔵

同展では、そんな彼の版画を中心に、油彩画や彫刻など約110点を紹介。人と自然が共生する、オーストラリアの豊かでのんびりとした生活を、ぜひボーエンの作品を通して感じたい。

<開催情報>
『ディーン・ボーエン -オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち-』

会期:2025年9月12日(金)〜11月3日(月・祝)
会場:八王子市夢美術館
時間:10:00~19:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合開館翌日休)
料金:一般800円、大高・65歳以上400円
八王子市夢美術館公式サイト:https://www.yumebi.com

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