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『ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧』国立新美術館で “色石の魔術師”ブルガリのマスターピース約350点、現代アート作品の展示も

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《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》 ゴールド、アメシスト、ターコイズ、シトリン、ルビー、エメラルド、ダイヤモンド 1969年頃 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション

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色彩豊かなジュエリーの傑作を創出し、色彩を独自の芸術形式へと変容させたことで高い評価を受けてきたローマのハイジュエラー「ブルガリ」。日本におけるブルガリの展覧会としては10年ぶりとなる過去最大規模の展覧会が、9月17日(水)から12月15日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。

展覧会名にある「カレイドス」は、「美しい(カロス)」と「形態 (エイドス)」を意味するギリシャ語に由来する。美と創造性が調和すると同時に、ダイナミックに変化し続ける鮮やかな万華鏡(カレイドスコープ)のような色彩世界を巡る旅へと観る者を誘うこの展覧会名のもと、ブルガリ・ヘリテージ・コレクションと貴重な個人コレクションから選び抜かれた約350点のマスターピースが展観される。

《バングル》ゴールド、プラチナ、ルビー、サファイア、ダイヤモンド 1954-1955年 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション

同展は、色鮮やかな宝石の使用と深く結びついてきたメゾンの歴史をその始まりから現在まで跡づけつつ、「色彩の科学」「色彩の象徴性」「光のパワー」という3つの視点に基づく章を通じて、ブルガリが取り組んできた色彩の革命と、それを支えた優れたクラフツマンシップをつぶさに紐解いていく。貴石のみならず様々な色彩の色石を大胆に用い、「色石の魔術師」とも呼ばれるブルガリの洗練されたデザインと卓越した技巧を間近に鑑賞できるのが同展の大きな見どころのひとつだ。

こうしたジュエリーの展示に、さらに彩りを添えるのは、イタリアのララ・ファヴァレット、日本の森万里子、そして中山晃子という3名の現代アーティスト。色彩についての各々の考察をもとに制作するインスタレーションや空間構成の新作を展開する。

《「ビブ」ネックレス》ゴールド、プラチナ、エメラルド、アメシスト、ターコイズ、ダイヤモンド 1968年 リン・レブソン旧蔵 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション

また会場デザインは、妹島和世と西沢立衛が主宰する日本の建築家ユニット「SANAA」とイタリアのデザインユニット「フォルマファンタズマ」、そしてブルガリが協働して手がけている。

ブルガリ・ヘリテージ・コレクションのクリエーション、アーカイブの貴重な資料、現代アート、映像と没入型のインスタレーション、そして日本とイタリアが協働する会場デザインが融合した同展は、様々な創造性と心を揺さぶる体験によってブルガリの色彩世界を堪能できる「万華鏡」のように美しい展覧会となるに違いない。

<開催情報>
『ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧』

会期:2025年9月17日(水)~12月15日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)
休館日:火曜(9月23日は開館)、9月24日(水)
料金:一般2,300円、大学1,000円、高校500円
美術館ホームページ:https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/bvlgari_kaleidos/

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