「六本木アートナイト2025」9月26日から3日間開催 国内外約30組のアーティストが参加、韓国にフォーカスしたプログラムも
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ソ・ナンジェ
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すべて見る「都市とアートとミライのお祭り」をテーマに掲げ、2009年に東京・六本木の街を舞台として始まった祭典「六本木アートナイト」。今年で14回目を迎えるアートの祭典は、昨年と同様に9月最後の週末の開催となる。9月26日(金)から28日(日)までの3日間にわたり、六本木の街全体が多様な文化と創造性が交差するエネルギッシュな現場と化す、見逃せない大イベントだ。
なかでも注目のプログラムは、昨年からスタートした「RAN Focus (ラン・フォーカス)」。特定の国・地域に焦点を当て、そこで活躍するアーティストによる作品を披露するこのプログラムが今回フォーカスするのは、産業やエンタテインメント産業で世界をリードする国であり、日本とは国交正常化60周年を迎える「韓国」のアーティストたちだ。

今年、森美術館で開催された『マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート』展でも注目を浴び、2025年にLGグッゲンハイム賞も受賞した映像作家キム・アヨンや、クマの風船の造形物「ベアバルーン」を用いて都市を舞台に親しみやすい作品を展開するイム・ジビン、3Dプログラムとタブレット端末を駆使して新たな彫刻作品を生み出しているカン・ジェウォンなど、気鋭の韓国人アーティストら6組が登場し、多彩な作品を発表する。
同祭典では、例年、美術館や文化施設、大型複合施設、商店街など六本木の全域を舞台として、インスタレーションやパフォーマンス、音楽、映像、トーク、ワークショップ、デジタルアートなど、様々なプログラムが展開されてきた。今年も、国内外から約30組のアーティストが登場し、50以上のプログラムを展開する。

美術館の企画展は入館料が必要だが、施設内のパブリックスペースや商店街などで行われる多くのプログラムの参加や鑑賞は無料(ワークショップのみ、有料のものがある予定)で、自由にアクセスすることができる。
六本木の街の各所を巡ることが、そのままアート体験となる本イベントは、作品群を通じてアートの可能性を社会に問いかけ、訪れる人々に新たな気づきやインスピレーションをもたらすイベントでもある。感性を刺激する出会いと発見に満ちた初秋の六本木で、アートとともに過ごす豊かなひとときを楽しんではいかがだろうか。
<開催概要>
「六本木アートナイト2025」
日時:9月26日(金)18:30〜22:00、9月27日(土)13:00〜22:00、9月28日(日)13:00〜20:00
※プログラムによって展示時間が異なる
開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
料金:無料(一部のプログラム及び美術館企画展は有料)
公式サイト:https://www.roppongiartnight.com/
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