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映画/カルチャーに“革命”を起こした伝説のシリーズ最新作が公開!

映画
PR 第1回 2025年9月5日
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映画だけでなく、アニメーション、ゲーム、さらにはテクノロジー全般に多大な影響を与え、現在の映像界、コンピュータ登場以降のカルチャーの方向を決定づけた超人気シリーズの最新作『トロン:アレス』が今秋、解禁になる。本シリーズはこれまでデジタル世界を描き続けてきたが、最新作ではついにデジタル世界が“現実”の世界とぶつかり合う!

映画が永遠に変わった瞬間、そこには『トロン』がいた!

映画の長い歴史の中には“映画のあり方を大きく変えた”瞬間がいくつか存在する。それまで無音だった映画に初めて音がついた瞬間、それまで白黒だった映画がカラーになった瞬間……そんな“映画が変わった瞬間”のひとつが1982年7月に訪れた。映画『トロン』の登場だ。

スティーブン・リズバーガーが監督を、ジェフ・ブリッジスが主演を務めた『トロン』は、世界で初めてコンピューターグラフィックスを本格的に導入した映画作品だ。

凄腕のプログラマーでありながら、同僚にワナをかけられ、ゲームセンターの店主をしている主人公ケヴィン・フリンは、自身の真の業績を世に証明するため、ソフト会社に忍び込むが、特殊なシステム“トロン・プログラム”によってコンピュータの内部に転送されてしまう。

『トロン』 ディズニープラスで配信中 © 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

公開時(1982年)は任天堂の初代ファミリーコンピュータも発売されていない時代。映画『トロン』は当時、若者たちを熱狂させていたビデオゲームやパーソナルコンピュータの“内部”を擬人化して描き、大きな注目を集めた。さらに映画館の大スクリーンに広がるCG映像は当時の観客にとって“未知の光景”そのもの。模型やミニチュアを使った特殊撮影でもアニメーションでもない、CGによる新たな世界……『トロン』が映画の世界を大きく変えたのだ。

『トロン』 ディズニープラスで配信中 © 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

その後、デジタル技術は飛躍的に進化し、『ターミネーター2』(91)では液体金属の殺人マシンが描かれ、1993年には『ジュラシック・パーク』でスクリーンにリアルな恐竜が出現した。1995年に全編フルCGの長編アニメーション映画『トイ・ストーリー』が公開され、1999年の『マトリックス』ではデジタル技術を駆使した斬新な映像が映画ファンに衝撃を与えた。どの作品もルーツをたどれば『トロン』にたどり着く。

そして翌年、それまでのデジタル技術をさらに洗練させ、息をのむ世界を描いた作品が登場した。『トロン: レガシー』だ。

物語の舞台は『トロン』のあとの時代で、ケヴィンの息子サムが物質電子変換装置によってコンピュータ内部の世界に送りこまれる。そこに広がっているのは、オスカーに輝く視覚効果の雄デジタル・ドメイン社が描き出したデジタル世界。黒を基調としたスーツやライドにネオンを思わせる鮮やかなラインが施された美しいビジュアルと躍動感のあるアクションは観客を魅了した。時を経ても、新たな時代を切り開くのは『トロン』なのだ。

『トロン:レガシー』 ディズニープラスで配信中 © 2025 Disney

そして、映画のラストでは主人公サムと、コンピュータ内部で生きるクオラが共に現実の世界に戻った。人間がデジタル世界に行くように、コンピュータ内部の者たちも現実に行くことができる。この新たな展開の先には何が待つのか? その答えがついに明らかになる。

『トロン:レガシー』 ディズニープラスで配信中 © 2025 Disney

新作の舞台は「現実」。過去の知識が通用しない戦いが始まる

デジタル技術は驚異的な速度で発展を遂げており、近年は人工知能(AI)の進化がめざましい。

コンピュータの世界で高度な知能を持つAI、アレスが開発された。軍事目的で開発されたアレスは高度な情報収集能力と攻撃力を持ち、人間よりも遥かに速く、効果的に戦略を立て、行動する。さらにアレスは現実の世界に実体化された“人型AI”で、倒れても何度でも再生が可能だ。ギリシャ神話で戦を司る神と同じ名を持つアレスに敵う人間は現実に存在しないだろう。

そんな中、人間の制御を離れたAIたちが暴走をはじめ、現実世界に侵食してくる。AIの知識量と進化の速度は人間を遥かに凌駕しており、彼らは現実世界を攻撃しながら、さらに学習を重ねて強くなっていく。

そしてアレスもまた、現実世界で人間に触れ、変化しつつあった。人間はデジタル世界の暴走を止めることができるのか? 変化していくアレスは人間の味方なのか? それとも破滅を呼び込む脅威なのか?

これまでの『トロン』シリーズは基本的に“デジタル世界”が舞台だった。登場するキャラクターはコンピュータの部品やシステムを擬人化したもので、日々、コンピュータや携帯電話に触れている観客は、物語の行末が予測できた。

しかし、本作ではデジタル世界が暴走し、現実の世界に侵食してくるため、その展開は完全に予測不可能だ。さらに現在のコンピュータは人間がコツコツと設計・入力したプログラムだけでなく、驚異的な速度で学習し、進化していくAIが大きな位置を占めている。おそらく、これまでの知識や作戦はまったく通用しないだろう。

逆の言い方をすると過去の『トロン』を観ていなくても、『トロン:アレス』を存分に楽しむことができそうだ。これから始まるのは過去の識が通用しない、誰もが予測不可能な戦いだ。現実とデジタル世界を行き来する本作の結末は、観る者すべてを驚かせることになるだろう。

映画にはまだ“驚き”がある! 『トロン:アレス』の映像世界

『トロン』シリーズの映像は、CGの初導入など技術面が注目されることが多いが、そのどれもが“驚き”に満ちているのが最大のポイントだ。

映画『トロン』に登場したライトサイクルは、オートバイのような乗り物だが、走った後には帯状の軌跡が残り、相手のマシンの走路を妨害する。そのデザインは世界中の観客を魅了し、海外のディズニーランドではライトサイクルに乗って疾走するアトラクション「トロン・ライトサイクル・パワー・ラン」が登場。

スクリーンでその世界を目撃して驚き、そのデザインと世界観に魅了され、現実の世界でも真似したり、実現したくなる。『トロン』シリーズはそうやって、長年にわたって現実世界を“侵食”してきた。黒を基調とした物体にネオンのような光るラインがデザインされた家電やデジタル機器を目にしたことのある人は多いのではないだろうか? これらのデザインはどこからやってきた? そんな時に浮かぶのはもちろん“あの映画”たちだ。

最新作『トロン:アレス』では、その驚きのデザインとアクションがさらに進化を遂げる。巨大なゲートのような物体が宙を舞う“レコグナイザー”は本作ではさらに進化して現実の世界に登場。さらに大きくなり、そのデザインも複雑化、単にターゲットを監視して追い詰めるだけでなく、アッと驚く方法で攻撃もする。他にも空を飛ぶ新マシンなども出現。現実の世界では不可能な動きや攻撃で現実世界の人間たちを追い詰めていく。

また、現実のビルや建物、自動車と『トロン』ならではのデザインが時に融合、時に対立しながらアクションシーンが描かれるのも注目ポイントだ。デジタル技術を駆使した映画が全盛の2025年にあっても『トロン』のアクションはやはり新しく、驚きに満ちている。

デジタル世界と現実の衝突、実体化した最強の人型AI兵士の存在など、『トロン:アレス』は“ありそうで実はなかった”設定や映像が満載だ。次から次に押し寄せる驚異の映像に遭遇し、観客にきっと思うはずだ。「映画にはまだ“驚き”がある!」と。

『トロン:アレス』

10月10日(金) 日米同時公開 (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.