Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Ideal and Reality- 菜々香×白峰ゆり×高橋桃子 インタビュー!!

『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Ideal and Reality- 菜々香×白峰ゆり×高橋桃子 インタビュー!!

ステージ

インタビュー

チケットぴあ

(左から)白峰ゆり×菜々香×高橋桃子 (撮影/藤田亜弓)

続きを読む

フォトギャラリー(4件)

すべて見る

ヒプステ(『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage)の歴史の中で、初の女性キャストのみによる公演となった「-Renegades of Female-」が上演されたのが2024年の7月。それから約1年を経て、中王区が再び始動。新たな女たちの戦いが幕を開ける! 第2弾公演「-Ideal and Reality-」に臨む菜々香、白峰ゆり、高橋桃子が前回の公演の反響や手応えをふり返ると共に最新作への思いを語ってくれた。

――昨年7月に行われた、中王区としての初めての公演をふり返っていかがでしたか?

菜々香 去年、出演が発表されてから本番までの3か月はプレッシャーに押しつぶされそうになりつつも、常に「戦っていかなきゃいけない!」という思いを抱いていました。ようやく初日を迎えて幕が開いた瞬間、何より感じたのはファンのみなさんの「ヒプステ」への愛情で、こんなにも愛されている作品に参加させてもらっているんだ、という幸せを感じました。こんな濃い時間を過ごせるって嬉しいことだなと思いつつ、同時に「続編やりたいな」と思っていました(笑)。

白峰 ものすごく濃密なお稽古をして、いざ初日を迎えて、まず乙統女さま(菜々香)の演説から始まり、私たちはそれを裏で聴いていたんですけど、歓声がすごくて「え? 何が起こった?」って(笑)。乙統女さまと入れ替わりでステージに立ったときにお客さまの顔が見えて、「あぁ、受け入れていただけたのかも」と感じましたし、あの瞬間、舞台に立つことで、私が演じる無花果という役が確立したと思っています。

高橋 私も乙統女さまのパワーにお客さまがワーッ! っと反応するのを、裏で「すごい!」と思いながら聞いていました。でも、自分が出ていった時には、お客さまの反応を気にする余裕は全然なかったです(苦笑)。それでも少しずつ、客席の温度感というか雰囲気が伝わってきて、ライブパートでようやくお客さまの顔が見えて、「あ、笑顔だ……」とホッとしたのを覚えています。それまでプレッシャーもあったし、開幕してからも出番前になると「間違えたらどうしよう」と不安で……。

菜々香 自分に厳し過ぎる(笑)。

白峰 私がリングライトを落とした時、スーッと自然に拾ってくれたことあったよね? すごい余裕だったよ!

高橋 とにかく稽古中からすごく緊張していて。本番を迎えた後も……いや、いまだに緊張はしているんですけれども(苦笑)。

白峰 控室に入ると桃ちゃんがめっちゃへこんでて、「何で?」と思いつつ、桃ちゃんを励ますのが日課でした(笑)。

高橋 そんな日々もありました。

白峰 「大丈夫! 大丈夫だから準備して!」って(笑)。

――稽古、公演を重なる中で、チームとしての絆が深まっていくのを感じる瞬間はありましたか?

白峰 そういう意味では本当にメンバー、カンパニーに恵まれていたなって思います。

高橋 全員、面白くて優しい!

菜々香 ある意味で超体育会系な現場でした(笑)。ひとつの目標にとにかく突き進んでいくという感じ。ひとりひとりがキャラクターに真剣に向き合っていかなきゃいけないという強い思いを持って戦っているのを見て、役柄や物語とも重なって、絆がどんどん深まっていきましたね。

白峰 この3人はもちろん、対立する月の音のメンバーも含めて、みんなが「戦っている」というのを理解し合っているから、お互いにアドバイスを求めたり、ディスカッションしたりすることができて、ネガティブな雰囲気が一切なかったよね? “職人”がいっぱいいるような感じで楽しかったです。

菜々香 それこそ桃ちゃんが悩みながらも、必死にアクション練習をしている姿に刺激を受けたし、それをゆりさんがずっと見守り、支えているのも見ていたし。役としてももちろんだけど、素の自分としてふたりを大好きになる瞬間がたくさんありました。

白峰 お互いのスイッチが入る瞬間がわかるし、それぞれの絶対にあきらめない、めげない打たれ強さも知って信頼感が深まったよね。

高橋 おふたりの存在が本当に刺激でしかなかったです。菜々香さんに関しては歌がもう……。

白峰 ヤバいよね! 初めてのラップ練習で(菜々香の歌声を聴いて)桃ちゃんと顔を見合わせたのが忘れられない(笑)。目だけで「これどうする……?」って。

高橋 ゆりさんも、練習の段階からすごかったですよ。「プロってこういうことなんだ」と思いました。でも、ゆりさん見た目はクールな感じがするじゃないですか?

白峰 怖いよねぇ(笑)

高橋 でもメチャクチャ優しくてフランクで、茶目っ気もあって。おかげで私もすんなりとなじむことができました。

白峰 いや、私は桃ちゃんが菜々香さんにビシッと突っ込んでるところ、何回か見てるからね(笑)。

高橋 それをイヤな顔せずに受け止めてくれるから、甘えちゃうんですよね。

前回を超える最良、最高のステージを目指して

――前回の公演の経験を活かしつつ、今回の中王区公演第2弾「-Ideal and Reality-」に関して、どのような作品にできればと考えていますか?

菜々香 もちろんキャラクターの解像度や理解度、表現度はもっともっと上げないと! と思っていますが、前作をご覧になっているお客さまもたくさんいらっしゃると思うので、期待度はさらに上がっていると思います。そこを越えて、みなさんが「中王区、めっちゃ推せるわ!」というところまで持っていかないといけない。新しいキャラクターも増えて、タイトルからして「理想と現実」ですからね。絶対に何か起きそうで楽しみですし、お客さまの気持ちをもっと深いところまで持っていけるように頑張りたいです。

白峰 役に対して「もっと!」という気持ちは常にあります。もう血液から無花果になるくらいに理解を深めて、表現したいと思います。前回は「中王区を受け入れていただけるか?」というドキドキがありましたけど、本当にたくさん愛していただいた前回の公演を経て、自分たちがつくったものをさらに越えていくという新たな戦いになると思います。

高橋 前回はまだ合歓ちゃんも新人という立場で、ある意味、私自身の未熟さや拙さとリンクしていた部分もあって、「上手にやろう」とかじゃなく「とにかく真剣に!」という気持ちで何とか乗り切りました。でも今回は合歓ちゃんも成長していくので、私もきちんと成長した姿を見せないと世間は許してくれないなって……。

菜々香 「世間」までいく(笑)?

白峰 名言いただきました! 本当に自分に厳しいなぁ…。

高橋 自信をもって本番を迎えられるように稽古を頑張って、自分でもきちんと納得できるところまで高めていきたいなと思っています!

白峰 無花果としては、前回は「まだ出会ったばかりだから合歓に絶対に甘さを出すな」と言われていましたが、今回はもう少し関係が深まって合歓に対する優しさを見せられたらと期待しています。

菜々香 私はずっと歌をやってきて、ゆりさんは宝塚、桃ちゃんはアイドルとそれぞれが違うバックグラウンドを持っているところが、この3人ならではの中王区の強みであり魅力だと思います。それぞれの良さを持ち寄り、織り交ぜながら中王区をつくっていけるのがすごく楽しいですし、前回に続いて女の底力を見せたいです!

取材・文/黒豆直樹
撮影/藤田亜弓

ヘアメイク/三輪千夏、柿本穂乃香、日高のぞみ
スタイリング/MASAYA
衣装協力/
菜々香(La lune、IÜ)
高橋桃子(AIHIRONO)

<公演情報>
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Ideal and Reality-

日程:9月4日(木)〜23日(火・祝)
会場:品川プリンスホテル クラブeX

[原作] EVIL LINE RECORDS
[演出] 植木 豪
[脚本] 亀田真二郎
[音楽監督] KEN THE 390
[テーマソング] 井手コウジ
[出演]
東方天 乙統女:菜々香
勘解由小路 無花果:白峰 ゆり
碧棺 合歓:高橋 桃子

邪答院 仄仄:太田 夢莉
天都己 一香:田野 優花
天都己 一愛:涼邑 芹

三条院 蒼乃風:鈴木 友梨耶
東雲 朧:鈴木 南那佳

CHU-OH DANCE BATTLE“C.D.B”
MIKU 平野 茜子 権田 菜々子 Rin akarin 平井 琴望 岩上 美優

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/hypnosismic-stage-iar/

★『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Ideal and Reality-
Blu-ray 2026年1月28日(水)発売決定!
公演主題歌も各種音楽配信サービスにて配信中!

フォトギャラリー(4件)

すべて見る