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ぴあ 総合TOP > 【JUNNA×May'n /『JUNNA × CrosSing You Tour』対談】プライベートでも交流のあるふたりの関係性とは? 「最初は”負けたくない”気持ちが100%でした(笑)」

【JUNNA×May'n /『JUNNA × CrosSing You Tour』対談】プライベートでも交流のあるふたりの関係性とは? 「最初は”負けたくない”気持ちが100%でした(笑)」

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Text:斉藤貴志

『マクロスΔ』の劇中歌唱ユニット”ワルキューレ”のエースボーカリスト、美雲・ギンヌメールの歌担当からソロデビューし、圧倒的な歌唱力で注目されてきたJUNNA。初の対バンツアー『JUNNA × CrosSing You Tour 2025』が9月13日(土)に、地元の愛知公演からスタートする。ゲストはアニソン界のトップシンガー、May'n。同じ名古屋出身で、『マクロスF』で銀河の妖精、シェリル・ノームの歌を担当していた先輩でもある。ここ数年はプライベートでの交流も深めていたというふたりに、リハーサル後に話を聞いた。

――JUNNAさんがデビューした頃は、May'nさんはすでに大スターだったわけですよね?

JUNNA そうでした。『マクロスΔ』のオーディションのお話が来たとき、アニメの世界をまったく知らない私が受けていいのか、すごく悩んだんです。スタッフさんがまず『マクロス』とは何か説明に来てくれて、最初に観たのが『マクロスF』のライブでMay'nさんが歌っている映像でした。それを観てすぐ、「カッコいい! やります!」となりました(笑)。

May'n うれしいです(笑)。

――May'nさんは『マクロスF』では、『マクロスΔ』でのJUNNAさんと同じような立ち位置でした。後輩として気に掛けていたところはありますか?

May'n 先輩方から続いてきた『マクロス』シリーズで、一番後輩のまま8年くらいいた中で、新しい作品が始まると聞きました。そこでJUNNAちゃんが私と同じように歌だけで関わると知って、会う前から応援したいと思っていたんです。私も『マクロス7』で福山(芳樹)さんやチエ(・カジウラ)さんが築いてくださったもののおかげで、歌シェリルとして存在できたので。JUNNAちゃんと何かできたらいいなと考えていて、初めて一緒に歌えたときはうれしかったです。

May'n

――わりとすぐ共演の機会があったんでしたっけ?

May'n 『Δ』のライブにサプライズで、シェリルとしてコラボさせてもらったのが最初かな?

JUNNA そのリハーサルで初めて、May'nさんとお会いしました。ワルキューレみんなでご挨拶したんですけど、先輩すぎて、私はうわーっ......と縮こまってしまって。でも1曲、美雲とシェリルさんだけで歌ったんです。

May'n 「ダイアモンド クレバス」だね。

JUNNA そのときは「私は絶対負けない!!」みたいな気持ちで歌っていました(笑)。

――挨拶では恐縮していた大先輩に。

May'n よく覚えています。本番当日のリハーサルから、JUNNAちゃんの「負けないぞ」感がすごくて(笑)。その「ダイクレ」は目線を合わせずに歌う演出でしたけど、背中や歌声からバチバチしたものが伝わってきて、この子はすごいなと。まだキャリアも浅くて、挨拶のときは「よろしくお願いします......」みたいな感じだったから、変わりぶりが面白すぎました(笑)。

JUNNA さすがにご挨拶から、戦う空気は出せません(笑)。

May'n 誰かと一緒に歌って、そんなバチバチを感じたことはなかったです。だったら私も、100%で行こうと思いました。

――その後の交流は?

JUNNA 約1年後に(シリーズ歴代作品の)全員が集まる『クロスオーバーライブ』で、またワルキューレとシェリルさんでコラボさせてもらいました。

May'n そうだ。「いけないボーダーライン」を歌ったね。

JUNNA そのあと一緒に歌わせていただいたのは去年の京都で行われたマクロスのイベントだったので、だいぶ開きました。

May'n 『クロスオーバー』のときにLINEを交換したのかな?

JUNNA そうですね。ワルキューレのメンバーも交換できず、「いいのかな......」となっていたんですけど、当時May'nさんと担当ディレクターさんが同じで、「聞いてきなよ」とすごく言われて。「わかりました」と何とかLINE交換させてもらいました。

――それからプライベートでも連絡を?

JUNNA 自分から連絡できず、ごはんに行きたいけどどうしよう......と、ずっと悩んでいました。そしたら、去年の京都のイベントの2日目の『F』の日の夜公演に、私がゲストで出させていただいて。マクロスのスタッフさんが背中を押してくださって、ようやく「このあと、ごはんに行きませんか?」とお誘いできました。しかも、自分で直接言えなくて(笑)。

May'n ライブが終わって、どうしようかなと思っていたら、「JUNNAちゃんがどうしても今日、May'nさんとごはんに行きたいみたいです」とスタッフさんに言われました(笑)。

JUNNA 直接言ったほうが絶対早いんですけど、言えなくて、スタッフさんに行き来してもらいました(笑)。

May'n それで、みんなで打ち上げ的な感じでごはんに行って。

JUNNA そこからLINEも稼働して、ごはんもプライベートで何回か行かせてもらいました。

――プライベートで会うようになって、印象が変わったりはしました?

JUNNA お話をしていると、ストイックさが私と100倍くらい違うなと。20年を超えて歌い続けられるのは、体作りも含めてたくさんのものを積み重ねてきたからだと、すごく感じます。一方で、大きな作品で関わらせてもらって、私と同じことで悩んでいたんだと共感もありました。

<May'n 『マクロス』の長い歴史の中でも、声優さんと歌手が分かれたキャラを担当する方は少ないので、縁を感じます。

JUNNA 私はこの業界に友達があまりいないんです。中学、高校時代の友達と仲良くしがちで、そこで仕事の悩みを全部共有することは正直できなくて。その悩みをMay'nさんにお話しすると、「私も同じだよ」と言ってくださることがあります。そうやって胸の内を話せる存在は、私の中ですごく大きいです。

――May'nさんはJUNNAさんと『マクロス』での繋がりの他に、名古屋出身で15歳くらいでデビューしたのも同じ。昔の自分を見るような感覚もないですか?

May'n あまりそういうふうに見ていませんけど、振り返ると自分もこうだったと思うことはたくさんあります。だからこそ、悩んでいるなら助けてあげたくなります。私も10年前、20代の頃は負けたくない思いが強くて。自分がたくさんの時間とお金をかけて勉強したもの、手に入れたものは私だけのものという気持ちもすごくありました。今はそれがまったくありません。「これをやるといいよ」みたいに伝えています。

JUNNA キックボクシングを紹介してもらいました。

May'n 誰にでもというわけでなく、JUNNAちゃんはかわいくて、さらに頑張ってほしいと思うので。たい焼きは恵比寿のひいらぎがおいしいのも教えてあげました(笑)。

――かつてはMay'nさんも、初対面のときのJUNNAさんのように、負けん気は強かったわけですね。

May'n もちろんです。今も負けたくない気持ちは全然ありますけど、種類が変わってきました。

――JUNNAさんはMay'nさんの推し曲に「Belief」を挙げて、「自分自身にも、ファンの方にも、誰にも嘘をつかないMay'nさんが歌うからこそ、真実味が増す」とコメントされています。逆に、普段のMay'nさんに「嘘をつかない」ことも感じるんですか?

JUNNA 常に真っすぐに生きている方なんだなと、プライベートでお話しさせていただいても感じます。ファンの方も絶対わかっていて、そういう方が歌うからこそ伝わるものがあって、信じられるんだと私は感じています。

JUNNA Photo:塚越淳一
JUNNA Photo:塚越淳一

――May'nさんはJUNNAさんの音楽やボーカルには、どんな印象がありますか?

May'n  最初に歌声を聴いたときから、14歳だなんてまったく思わなくて、いまだにすごく大人っぽいなと。あと、自分でJUNNAちゃんの曲を歌ってみて気づいたんですけど、音がめっちゃ高いんです。でも、高い感じで歌ってなくて。

――JUNNAさんの歌声は低めなイメージがあります。

May'n 私も低い声が素敵という印象でした。でも、今回の対バンでも『マクロス』のカバー企画でも原キーで歌うと、ハイトーンだったんだと気づかされます。JUNNAちゃんはこれを余裕で低く聴かせていたのかと。地声でバーンと行く力がすごいです。

JUNNA ありがとうございます。

May'n あと、今回のセットリストもロックな感じで攻めると思うので楽しみですが、実はブルースなノリのJUNNAちゃんもめちゃめちゃ好きです。個人的には、もっとファンクとかを増やしたライブも観たくて。天性のジャジーなリズム感は私にはないもの。それがすごくいいなと、いつも思っています。

――推し曲に「曖昧な2人」を挙げたコメントでも、そういうことを書かれていました。

May'n ブルース感が特に出ているのが、あの曲だと思います。他の曲もリズム感がとにかく大人っぽくて。ロックをダーッと歌うのもカッコいいけど、ロックとひと言で括れないジャジーを私は感じていて、すごく独特な歌です。

――JUNNAさんはONE OK ROCKなどロック系をよく聴かれるそうですが、ブルースなどにも触れてきたんですか?

JUNNA 最近だとヒゲダン(Official髭男dism)さんが好きで、その中でもファンクな曲をいいなと思うので、もともとそういうテイストが好きだったのかもしれません。聴くのはロックが多いですけど、J-POPではいきものがかりさんとか、真っすぐな音楽が好きです。

May'n J-POPであんなにフォールする人は少ないけど。

JUNNA どうやって身に付けたのか、自分でもわかりません。

May'n 私はどちらかというと、語尾をスパッと切ったり、上げたりしていて、フォールはあまりやってこなくて。そこがJUNNAちゃんはカッコいいです。

JUNNA 美雲として歌うとき、そういう印象が強かったと思うんです。ディレクターさんにも「美雲はその歌い方で」と、初期にずっと言われていました。

May'n 自然に出てきた歌い方なの? 自分からやってみたの?

JUNNA 自分でやってみて、1回出たものが「これだ!」みたいになりました。そしたら「語尾をそう歌って」と言われることが多くなって、自分の中に染み付いたのかもしれません。

May'n そういうことなんだね。

JUNNA さっき出たハイトーンに関しても、美雲として歌うときはファルセットを使わず、出せるものなら全部地声という勢いでした。バラードだと変わりますけど、強い系の曲は「美雲ならそう歌うでしょう」と。最初の2~3年でそういうベースを作ったのが大きくて、JUNNAとして歌うときにも出ているんだと思います。

――May'nさんの推し曲には、あと「コノユビトマレ」が挙がっていました。

May'n ライブでのパフォーマンスが特にシビれる曲です。毎回楽しみにしています。私のイメージだと、JUNNAちゃんの王道なスタイルなのかなと。

――「内なる強さみたいにサビを重くいく」とコメントされています。

May'n 一番盛り上げるのがサビなので、Aメロ、Bメロより高いキーになるのが普通の構成ですけど、この曲ではそんなに高くなくて。歌もドシッといくのがいいなと思います。

JUNNA 「コノユビ」をもらったときは、新しい感じの曲が来たなと思いました。それまでの曲は歌謡曲っぽくて、こんなにゾワゾワ恐怖を感じたことはなかったので。歌うのは難しそうな印象がありましたけど、キーはそんなに高くなくて、私が一番出しやすい音域なんです。だからこそ表現の幅も広げられると、レコーディングで意識して歌いました。

――JUNNAさんはMay'nさんの20年にわたる音楽活動をどう見ていました?

JUNNA 本当にいろいろなジャンルを歌われていて、最初はカッコいい曲が多い印象がありました。ワンマンライブに行かせていただくと、みんなで踊る曲もポップな曲もあって、歌詞にはMay'nさんらしさが詰まっていて。どの曲でも、ひと節聴いただけで「May'nさんだ!」となるのが、すごいなと思っています。

――推し曲には「May'n☆Space」も挙げていました。

May'n めっちゃうれしかったです。うちの部員(ファン)たちも「部員みたいなセレクト」と思ったんじゃないかな(笑)。

JUNNA この曲はMay'nさん自身を歌っていると思うんです。ごはんに行かせていただいて、お話を聞いても、本当に好きなことを突き詰められていて。私は途中でポイッと捨てちゃうタイプなんです(笑)。

May'n そうなの?

JUNNA もちろん歌は大好きで、ずっと続けていますけど、それ以外の趣味とかはすぐ飽きてしまって。そこをMay'nさんは、常に楽しみながら”好き”を続けてますよね。

――たい焼きとか中日ドラゴンズとか。

JUNNA それくらい熱い思いを持っているから、お仕事にも繋がるんだと思います。私にはそれが難しくて。流行りものとか何でも1回は興味を持つものの、そこから何も続きません。でも、「May'n☆Space」を聴くと、私も好きなものをちゃんと好きと言えるようになろうと、勇気をもらえます。

May'n でも、キックボクシングは続いているよね?

JUNNA そうなんです。1年くらい前に連れていってもらってから通い続けています。運動もそれまでは半年も続いたことがなくて、ピラティスは3カ月くらいで「ああ、疲れた」と終わりました(笑)。キックボクシングはめっちゃ楽しくて飽きない感じです。

――May'nさんは活動を20年続けつつ、JUNNAさんのような若手シンガーから刺激を受けることもありますか?

May'n もちろんです。すべてのみなさんから刺激をいただいていて、そういう意味では先輩も後輩も関係ありません。カッコいいアーティストさんを見て、私も頑張ろうとなるので。JUNNAちゃんも『マクロス』では後輩ですけど、あまりそう思ったことはなくて、年がちょっと離れたアーティスト友達というか。教えてあげたいこともありますけど、友達同士の会話で「体力がつくから、やってみたら?」みたいなノリでしかないんです。

May'n
May'n

――上からではないと。

May'n お互いにもっと歌が楽しくなったらいいね、というだけです。ソロアーティストってチームの仲間はいますけど、ステージではセンターにひとりで立つ感覚があって。たぶんみんな孤独感を抱えながら活動していると思います。寂しさを感じたとき、同じような思いの人がいることが何より心強いんです。

――長い道をひとりで走るのは苦しいけど、横を見て同じように走っている人がいたら頑張れる、というような?

May'n そうですね。他のアーティストはそういう存在で、LiSAちゃんとも仲良いですけど、JUNNAちゃんも同じように隣を走っている感覚です。共に頑張っていけたらいいなと、いつも思っています。

――お互いのライブも観ているんですね。

May'n ライブハウスも『マクロス』のライブも観させてもらっていますし、アコースティックライブの『純喫茶』もされていて。それぞれのステージで、それぞれのスタイルを見せられるのは、いろいろな歌い方ができるから。ライブハウスだとズドーンというパワーを感じて、ファンのみなさんの体力もすごいなと思います(笑)。

JUNNA 私もMay'nさんのいろいろなライブを観させていただいています。去年のクリスマスライブも、今年5月のパシフィコ横浜のシェリルさんの日とMay'nさんの日の2デイズも。ひとつひとつのライブに懸ける思いや「こういうもの見せたい」という意図が、ちゃんと伝わるんです。私はそこが曖昧になってしまう瞬間があって。やっぱりライブは伝えたい思いから作ることが一番だと思います。お客さんもその思いを受け取りたくてライブにいくと思うので。私は5月の2デイズで両日とも大泣きしました(笑)。

May'n 私も2日とも来てくれたのがうれしかったです。

JUNNA 2日間、1曲も被らずライブをやるなんて、私はありえないと思っていて。しかも1日目はこう見せたい、2日目はこう見せたいというものがちゃんと明確にあるのは、どれだけ難しいことか、アーティストとしてわかります。逆に私には見えない努力もきっとたくさんされてきて、このライブなんだなと思うと、いちファンとしても泣けるし、尊敬からもウワーッとなって感情が溢れました。歌でももちろん、MCでもちゃんと言葉が伝わります。私のライブのMCでは、変なことしか喋れなくて(笑)。食べ物の話をずーっとしていたり。

May'n 確かに食べ物の話はいつもしているね(笑)。

JUNNA 意味がわからないことばかり話して、MCだけで1時間になってしまって(笑)、長すぎてみんなが疲れ果てて、公演時間も延びたことがありました。それはやめようと思うくらい、May'nさんはひとつひとつ、ここでこれを伝えたい、というものがあります。楽曲もどういう思いで選んだのかがわかるので、のめり込んで聴くことができる。もちろん曲だけで伝わることもたくさんあるのですが、お話を聴いたうえだと気持ちがまた変わってくるので、毎回胸を打たれながら観ています。

――そうしたライブごとのテーマ性は、May'nさんは明確に意識していて?

May'n 今回は何を伝えるか、いつも考えています。でも、10年前は私もMC中に「巻け! 巻け!」というサインを出されていました。永遠にたい焼きの話をしてしまったり(笑)。

――おふたりは最近でも、カナダでのフェスで「射手座☆午後九時Don’t be late」をデュエットされましたが、対バンをやるうえでシンガーとしての相性は良いと思いますか?

May'n ここまで思い切りぶつかってきてくれる人はいませんから(笑)。私も10年以上前に先輩と歌わせていただいたときに、変に「先輩を立てなきゃ」と思ったことは一度もありません。ずっと「負けたくないです。思いきりやらせていただきます」という思いで歌っていました。今は逆の立場になって、JUNNAちゃんが気を使わずに「負けたくない」と来てくれるのは、すごく楽しく感じます。

May'n

JUNNA 最初は「負けたくない」が100%でしたけど(笑)、今は「楽しい」と50%ずつくらいになりました。自分の気持ちの中でいいバランスになってきました。

――対バンだと、ワンマンともフェスとも心持ちは違いますか?

May'n もちろんワンマンとは違います。どうしたらJUNNAちゃんのファンの方にも楽しんでもらえるか考えながら、セットリストを作りました。初めてでも乗りやすい曲も入れています。

JUNNA May'nさんはライブ映えする楽曲がたくさんあって、毎回「これは来るかな」とドキドキしています。今回もMay'nさんパートのセットリストはあえて聞かないようにして、当日ステージ袖で観るのを楽しみにしています。私は前々から、May'nさんと絶対バチバチで歌い合えると思っていた曲があって、今回コラボさせていただきます。

――ふたりで歌うコラボ曲はどう決めたんですか?

May'n JUNNAちゃんに「絶対やりたいです」と言ってもらった曲と、あとは自然に「これだよね」と決まった感じです。そこまでやり取りした覚えはなくて。

――意外な曲もありますか?

May'n あの激しい曲は意外なのかな?

JUNNA まさか......だと思います。今までもワルキューレの楽曲を私のソロで歌ったことはありますけど、その曲はひとりでは歌えないと思っていて。5人でやり合う代表曲で、May'nさんとの対バンが決まったとき、SNSで数人の方が「歌ってほしい」とコメントされているのを見かけました。

May'n へー!

JUNNA だから、来てくださった方の数人は「キターッ!」となるかもしれません(笑)。

May'n JUNNAちゃんが「一緒に歌いましょう」と言ってくれた曲はすごく難しくて、本番までに死ぬ気で練習しなければと思っています。楽曲の難しさもありますけど、思いの強さをすごく感じて、心がついていかない瞬間があるというか。その曲を愛している方も目の前にたくさんいると思うので、みんなの熱量にも負けないように、カバーでもパフォーマーとして思い切り仕上げていきたいです。

――May'nさんの曲も一緒に歌うんですよね?

JUNNA はい。

May'n 新しいJUNNAちゃんが出たと思えた曲がありました。リハ前にJUNNAちゃんのバンドさんでのカバー音源を聴いたときは、JUNNAちゃん節になっていると思ったんです。でも、今日のリハで一緒に歌ったら全然変わっていて。たぶん、私の解釈とファンのみんなと育ててきた思いを、感じてくれたのかな。あまり聴かないJUNNAちゃんの歌い回しがあって。歌のコミュ力が上がっているんだと思います。

JUNNA 本当ですか?

May'n それはうれしかったです。もともと「すごく人見知り」と言っていましたけど、熱く喋ると意外と喜怒哀楽を出して、「ムカつくことがあるんです!」みたいなことも言うんです(笑)。怒りがあるのも人間として当たり前。そういうところをもっと歌にも出して、心がジェットコースターみたいな曲も聴いてみたいと、ずっと言っていました。

JUNNA 今日のリハまではコラボ曲もひとりで歌っていたんですけど、May'nさんと一緒に歌う中で感じるものがあって、どんどん変わりました。ひとりでガーッと行くだけではないのがコラボ。May'nさんが先に歌って、急に私節が出ても変なので、曲の意図を汲み取っていくのも大事。歌い方や表現の仕方を変えて歌い継ぎました。

JUNNA Photo:塚越淳一

May'n いろいろなアーティストとコラボさせてもらうと、自分がブレるから相手の声をモニターで返さない方も結構います。私は相手の声を聴いて、こう来るならこう歌おう、というライブをしたいんです。一緒に変化し合えるアーティストだと、コラボが楽しいと思っていて。今回のJUNNAちゃんには、それをすごく感じます。

JUNNA うれしいです。

May'n 今までも何度か一緒に歌いましたけど、今回は歌でも会話しているようなところが、一番見てもらえると思います。これは私たちがこの数年、ごはんに行ったり、LINEしたり、「マジムカつくね」と言い合ったりした日々が(笑)、自然と音楽に活かされている気がします。JUNNAちゃんと歌う意味がちゃんとあるライブになりそうです。

JUNNA あと、今まではワルキューレや美雲とシェリルさんのコラボだったので、それがまったくない状態は初めてなんです。そこも自分の中では大きくて。

May'n 美雲だと結構違うの?

JUNNA 歌い方の違いはないと思いますけど、気の持ちようが全然違います。美雲ならやっぱり「負けない」100%で歌うんだろうなと(笑)。

――JUNNAさんは『マクロス』から、May'nさんの背中を追い掛けてきたところもありますか?

JUNNA もちろんです。最初はその背中が遠すぎて「あーっ......」となっていて。年齢も離れていますし、交流もなくて、大先輩すぎて恐縮していました。今もその気持ちはもちろんありますけど、ごはんに行くようになってから、May'nさんも私と同じことを考えていてうれしいと、勝手に近く感じるようにもなりました。それは今度のライブで、絶対に歌の中にも出ると思います。

May'n 追い掛けてもらえるのは、自分の自信にもなります。私が変な感じだったら、対バンに声を掛けてくれないと思うので。真摯に音楽をやって、毎日を真っすぐ生きてきたからこそ、かわいいJUNNAちゃんに懐いてもらえるので(笑)、そこは自分を褒めたいです。



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【応募方法】
①ぴあ音楽編集部・Xから応募
・ぴあ音楽編集部(@OngakuPia)のXアカウントをフォロー。
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【応募締め切り】
2025年9月26日(金) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には9月29日(月) 以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。

②ぴあ音楽編集部・Instagramから応募
・ぴあ音楽編集部のInstagram(music__pia)フォロワー限定。
・該当投稿のコメント欄にお好きな絵文字をお送りください。

【応募締め切り】
2025年9月26日(金) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には9月29日(月) 以降、InstagramアカウントよりDMにてご連絡いたします。発送先等の情報を頂くために、問合せメールをご連絡します。ご自身のメールアドレスや住所などの個人情報をDMに記載しないようにご注意ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
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※応募するInstagramアカウントを公開状態にしてください。
※日本国内に在住し、郵便物・宅配物の受け取りが可能であることをご確認ください。
※このキャンペーンにInstagram(META社)の関連はございません。

<ライブ情報>
『JUNNA × CrosSing You Tour 2025』

9月13日(土) 愛知・COMTEC PORTBASE ※バンド編成
開場 17:15 / 開演 18:00
出演:JUNNA、May'n

9月19日(金) 東京・豊洲PIT ※バンド編成
開場 18:15 / 開演 19:00
出演:JUNNA、ASCA

10月14日(火) 大阪・バナナホール ※アコースティック編成
開場 18:30 / 開演 19:00
出演:JUNNA、福山芳樹

【チケット情報】
スタンディング・全席指定:9,350円(税込/ドリンク代別)
https://w.pia.jp/t/junna-tour25/

関連リンク

JUNNA 公式サイト
https://junnarockyou.com/

May'n 公式サイト
https://mayn.jp/

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