松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎が原作者・魚豊に質問! 劇場アニメ『ひゃくえむ。』スペシャル座談会映像公開
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『ひゃくえむ。』公開記念スペシャル座談会映像 (C)魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』より、原作者・魚豊と、劇中で個性豊かなスプリンターたちの声を務めたダブル主演の松坂桃李&染谷将太、内山昂輝、津田健次郎の5名によるスペシャル座談会映像が公開された。
本作では、陸上競技の世界で「100m」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの情熱と狂気を描く。監督は、長編1作目の『音楽』で「アニメ界のアカデミー賞」と名高い米アニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受けた気鋭のクリエイター・岩井澤健治が務める。
座談会では、魚豊が顔出しNGのため、梅がのった鱧の湯引きの絵を描いたパネルに向かって話すというシュールなやりとりとなった。まず、主人公・トガシ役の松坂が本作を観た感想について魚豊に質問すると、「漫画とは全然違う表現で、走っているシーンもロトスコープなので生々しくリアルになっていてよかった。皆さんの声が入っていて素晴らしかったです」とキャスト陣の演技を賞賛。続けて小宮役の染谷から劇場アニメ化されて驚いたところについて質問を受けると、高校生編の全国大会のシーンの話題に。選手たちがトラックに入り、スタート位置につくまでが3分以上の長回しで描かれる、岩井監督も特にこだわったシーンとのことで、声優陣も「あのカット大好き」「斬新だった」と口を揃える。
財津役の内山からの「劇場アニメ化が決まった今、連載開始当時の自分に声をかけるとしたら?」との問いかけには、「初めは単行本が出ないという話もあったが、そこから映画化になったのは本当にうれしい。皆さまのおかげだなと思います」と読者への感謝の気持ちを語った。最後に海棠役の津田から、生み出す際に特に印象深かったセリフを聞かれると、魚豊は「浅く考えろ。世の中舐めろ。保身に走るな。勝っても攻めろ」という、小宮の高校にやってきた財津のインパクトのあるセリフを挙げた。その流れで各々が自身の好きなセリフを語り合う一幕も見られた。
また魚豊も絶賛する原作漫画とは異なるアニメーションならではの表現方法や、一同納得の注目シーンをはじめ、人の心を掴むセリフについての連載秘話に加え、染谷と魚豊が自慢だと語る意外な共通点など思いがけない縁も明らかになった。
『ひゃくえむ。』公開記念スペシャル座談会映像
<作品情報>
『ひゃくえむ。』
9月19日(金)公開
公式サイト:
https://hyakuemu-anime.com
(C)魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会